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2024年を振り返る
思えばこの諏訪大社御神籤のとおりだったようにも思える。いや、この言葉を胸に、諦めずにいたことが大事だった。
四年前に小諸の会社と縁ができたときは、これが最後のご奉公だろう、と。でも「君のいる場所はここではない」との天の声。そして様々な方々の支えがあり、秋には花咲きみのる行く末が楽しみな、新たな、そしてワクワクできる場所に行き着いた。
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春先の大雪でこのあたりは倒木による停電被害が発生。サステナブルな生活の為の電源確保が課題となった。年末にほぼ完成した増築部分に、予備電源が接続可能となる仕掛けを入れたが、まだまだ足りない。
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孫をこどもげきに連れていく夢が実現した。好評だったようで、その後「おやまじいじ」となついてくれることが増えた。年始にはもう一人孫が増える。信濃町の文学座アトリエで両手がふさがる日が来ることが次の夢かな。
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仕事上のハイライトはやはりこれだろう。私塾「甲子園育英会」で席を並べ、共に灘中に合格。中高の硬式庭球部でもチームメイトだった有沢君は、今では「人的資本界隈での寵児」と言っても過言ではない。彼の基調講演を受け、私がモデレーターを務めた第99回監査役全国会議のパネルディスカッションは、一橋大学院の円谷教授のシャープなコメントと有沢君の豊富な実務経験により、手ごたえのある結果となった。
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「小さな食堂 山ひこ」さんのおかげで、当地ならではの体験ができている。特に農業体験を通して、今の農政が抱える問題や、環境と天候の問題など、様々な問題意識を喚起していただけている。前述の大雪だって、能登の災害だって、この列島に暮らしている限りは自然の猛威に対してどうしなやかに(今時に言えばレジリエントに)対処していくかといった知恵が求められる。太陽光発電を導入しようと考えたが、もう少し技術の進化・進歩を待ってみようと決めた。テクノロジーだけでは難しい。人の輪、或いは和。公助に頼る前に、自助と共助という、身近にできることから始めてみる。そんなことに気づいた。
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くう太が家族に加わって1年半以上。こんなに小さいのに存在感抜群。もうすぐ甥っ子が生まれるよ。さあどうなるかな。
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あくまで相対的に、ではあるものの、地球環境に優しく生きる。冬場の暖房を薪で賄う。薪割もまだ機械に頼らず斧で割る。これは趣味であり実益。増築を機に、雑然としていた作業場を少しずつ整え始めた。自己満足だが、気分がいい。年明けには手前に積んである材を玉切りする予定。
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そして、明日、1/1付けでモノグサ株式会社の常勤監査役に就任する。1月半ばには監査役協会会計監査実務部会(第1G)で「サステナブル経営と監査役の役割」と題して発表予定。仲間と議論を重ね、実務に生かす。実務の経験をもとにまた議論を重ねる。その繰り返し。
コーポレートガバナンスの進化にいかに関わるか。この一年の経験を活かし、来年もまた新たな挑戦を楽しむ一年としたい。