エンドース契約のメリット/デメリットについて【一部有料記事】
みなさまごきげんよう。
8弦ギタリストのMASAToooN!です。
今回の記事は連載中のソロ活動者向けTipsとは別としての単発記事を書きました。
なぜなら以前より
「どうやったらブランドとエンドース契約できるの?」
「エンドース契約ってタダで楽器をもらえるんでしょ!!いいなー!」
という話を各所から度々いただくからです。
結論からお伝えすると
契約するための確実な方法は本当に知らん!!!!!
そして、そんな一方的に得する美味しい話は世の中にない!!!
という所が正直なところです😇
※質問すること自体は全然ウェルカムですよ✨
私は下記のブランドとエンドース契約を結んでいます。
GOC Guitars
Hotone Audio
Grover Allman
FISHMAN
また、専属アーティストやサポートアーティスト、公式アーティストなどエンドース契約とは別の形で関わらせて頂いているブランドもあります。
私が関わらせて頂いているブランドの詳しい情報はこちら⤵
このように関わり方は様々なので、今回の記事ではあくまで「エンドース契約」についてのメリットとデメリット、有料部分では実際に自分が契約に至ったまでの経緯や方法を紹介します!
私のnoteでは「魔法使い」としてのキラキラしたMASAToooN!ではなく、完全に「ソロ奏者」として思ったことや感じたことの主観も含めたTipsを残していきます。
正直泥臭いかもしれません。いや、間違いなくそうです。
◆メリット◆
①機材面でサポートを受けることができる
あなたもメリットとしてまず最初に思いついたのがこれではないでしょうか?
これは大正解で、私もアーティスト側にとって1番大きなメリットだと感じています。
ただし必ず無償で提供してくれるわけではありません。
あくまで1例ですが、貸出だったり購入する際に割引になるなどサポートの範囲はブランドによりけりです。
なのでこの辺りの条件は契約前によく確認することをオススメします。
とはいえ、どのような条件でもやはり音楽機材は初期投資から継続するための費用もかかるので大変ありがたいものです。
弦交換定期的なメンテナンス代やメンテナンスをするための道具、故障した時のパーツ交換etc…そう思うと楽器はある意味サブスクに近いですよね。
そして、当たり前のことですが「こちら側が無条件で得をする条件でサービスの提供の受けているわけではない」ことも重要です。
その辺りの詳しい話は後述の「どうやったら契約できるの?」で紹介していきます。
②自分の活動の証明になる
エンドース契約は「音楽家として活動している」というひとつの証明になります。
当然ですが、アーティストとしてある一定以上の活動をしているからこそ契約することができます。
なので、演奏などのご依頼をする際にひとつの判断基準として見ている方も多いようです。
そう思うと自分の肩書きのひとつとしても有効な契約だと思います。
そして、そこから自分のことを知ってくれる方も多いので自分の活動が広がるきっかけに繋がることも多いです。
自分がブランドの宣伝するだけでなく、自分にとっての宣伝にもなるので、お互いにとってメリットを感じられる所も良い点だと思います。
③好きなブランドに貢献できる
自分の活動がブランドの製品が広がるきっかけになるということはやはり嬉しいものです。
SNSやYoutubeでそういった報告を頂いたり見かける度に嬉しい気持ちになります。
みなさま、この場を借りてありがとう!🦋💓
なので好きなブランドに貢献することに嬉しさを感じる方にとっては非常に良い話だと思います。
ただし逆の視点から見ると、後述のデメリット面もあるため、エンドース契約を組む際は「このブランドのために貢献したいかどうか」も視野に入れて契約することをオススメします。
◆デメリット◆
①使える機材が制限される可能性がある
ブランドによっては「うちの機材以外使わないでね!!」というところもあるそうです。
また、「必ずライブや動画でうちの機材を使って!」というところもあります。
これもブランドによって制約は異なるので契約前に必ず規約は目を通すようにしましょう。
なので、「エンドース?!?!やったーー!!契約するぜ!!」と安易に飛びつくと後で思わぬ制約がまとわりつく可能性があるのです。
ちなみにGOC Guitarsはその辺り緩いです。
1番気に入ってるギターは言わずもがなMS-1なので他社のギターを使うことはあまりありませんが、気兼ねなく使っても良いという環境は嬉しいですね。
②自分の発信の信頼度に影響が出る
エンドース契約をしたら知名度も上がるし良いことばかりじゃないの?と思うかもしれませんがそれは大きな間違いです。
つまるところ「いいこと書いてるけどどうせ宣伝でしょ?」と思われてしまうリスクがあります。
なので、自分にとっての契約条件だけでなく「そのブランドの製品を心から周りに進められるか」も必ず重視することをオススメします。
製品だけじゃなく、そのブランドが行っている購入した方へのアフターサポートやブランドの風土もよく確認した方がよいでしょう。
ちなみに、言うまでもなく私はどのブランドからも「報酬を出すから製品のいい所だけを発信してよ!」というような案件は全てお断りしています。
良いものだからこそ、実際に使ってみた上で誰かに勧める。
たとえ案件であってもそのシンプルなベクトルは変わりません。
③ブランドが不祥事を起こすと巻き込まれる可能性がある
活動を通してオススメしている以上、契約しているアーティスト側にも飛び火する可能性は大きいです。
特に新興ブランドはエンドース契約をしているアーティストも少ないため、契約しているアーティストへの影響は大きいです。
もし炎上した場合は、②のように自分の信頼度にも大きく影響します。
…はい、何を隠そう契約しているGOC Guitarsが3年前に不祥事を起こして炎上した時は私もめちゃくちゃ巻き添えをくらいました😇
その影響で、あることない事というか全てない事ですが書かれたり、中にはメールなどで直接送られてきたりと散々でした😇
けれど、宣伝している以上、アーティスト側にも道義的責任があります。
それは自分の知名度や信頼を使った宣伝行為だからです。
「MASAToooN!が使っているからそのブランドの製品を買いました!」
1人でもそういう方が存在する以上、それだけ契約することや、案件で人にオススメするということには責任があります。
なので、そういったリスクがあることも含めて契約することを強くオススメします。
ちなみに、少し話は脱線しますが、何故それでも私がGOC Guitarsと契約を続けたか少しお話しましょう。
正直なところ、ほとんどの方はそこで見切りをつけるという選択をすることでしょう。
私もその一件で契約解消も考えることはできましたし、今後の私への影響を考慮してかその選択をGOC Guitars側からも提案されました。
けれど、そこで私の方から契約継続の意志を申し出たことには明確な理由があります。
それは少人数のスタッフ達による復旧に当たっての誠実な対応と、僕の手元に送られてきているギターの確かなクオリティ。
それだけで、このブランドはたとえ長い時間がかかったとしても必ず今回の件から反省して改善し、素晴らしいブランドに一緒に成長していけると確信するのには充分だったからです。
そこからは立ち直しに関して意見を出し合ったり、これからどうやって二度と同じ事を起こさないかについて日夜協議し、時には私からも提言させて頂きました。
これらはいわば、彼らの未来に対しての投資です。
そして彼らは私に対しても全力で活動を宣伝してくれるという、未来への投資をしてくれています。
ただひたすら恩恵を受け取るだけでなく、自ら差し出すことも契約なのです。
なので私はこの分岐点でエンドース契約を続けるという選択をしたわけですが、その選択が正しかったと彼らは数年後に「結果」で証明しました。
今では製品クオリティも大きく上がり、アメリカ本土やアジア諸国だけでなく、日本でもお店に置いて頂いたり愛用者が増えてきているブランドに成長したからです。
各国のディーラーショップ⤵
私は、エンドース契約とは「ギブ」「テイク」の一方的な関係ではなく、「ブランドと一緒に成長していく」事だと思います。
人も企業(ブランド)も生き物です。
一緒に成長を楽しめることがエンドース契約の醍醐味かもしれませんね🦋✨
ちなみに今回の記事の内容に関しては、GOC Guitars Japanに許可を頂いた上で執筆しています。NGは一切受け付けず過去も含めて思ったことを赤裸々に全部書くからね!!!と言ってあります笑
…ちなみに言わずもがな逆も然りです。
自分が不祥事を起こすとブランド側に多大なる迷惑をかける可能性があるので、発信する内容だけでなく日々の行動も気を配る必要があります。私も気をつけます😇
◆どうやったら契約できるの?◆
これは大まかにわけて方法が2つあります。
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