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【回答解説付き】AKQゲームテスト

AKQゲームの理解度を測るテストです。全50問あります。
紙とペンを用意してぜひ解いてみてください。

反響があったので簡単な解説を後半につけました。問題文が全く理解できない人などは先に回答を見てもよいかと思われます。

前提条件

OOP(アウトオブポジション)は常に「K」を持ちます。
IP(インポジション)は常に「A」または「Q」を持ちます。
「A」はナッツでショーダウン時必ずポットを獲得します。
「Q」はショーダウン時必ずポットを落とします。
すべてリバーでのシングルストリートAKQゲームです。

問1 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

・OOPは「K」を(①___%)チェックします
・IPは「A」を100%sizeで(②___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を100%sizeで(③___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(④___%)コールし、
(⑤___%)フォールドします。

問2 【Pot:100】【ES:50】【SPR0.5】 【Betsize:50%only】

・OOPは「K」を(⑥___%)チェックします
・IPは「A」を50%sizeで(⑦___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を50%sizeで(⑧___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(⑨___%)コールし、
(⑩___%)フォールドします。

問3 【Pot:100】【ES:200】【SPR2】 【Betsize:200%only】

・OOPは「K」を(⑪___%)チェックします
・IPは「A」を200%sizeで(⑫___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を200%sizeで(⑬___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(⑭___%)コールし、
(⑮___%)フォールドします。

問4 【Pot:100】【ES:200】【SPR2】 【Betsize:100%/200%】

・OOPは「K」を(⑯___%)チェックします
・IPは「A」を100%sizeで(⑰___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を100%sizeで(⑱___%)の頻度でベットします
・IPは「A」を200%sizeで(⑲___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を200%sizeで(⑳___%)の頻度でベットします
・OOPは100%sizeのIPベットに対して「K」を(㉑___%)コールし、(㉒___%)フォールドします。
・OOPは200%sizeのIPベットに対して「K」を(㉓___%)コールし、(㉔___%)フォールドします。

問5 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

※特殊条件付き:IPは「Q」を常にベットせずチェックでショーダウンすることが分かっているとします。IPのベットは常に「A」でのみ行われます。

・OOPは「K」を(㉕___%)チェックし、(㉖___%)の頻度で100%sizeのベットをします。
・OOPにベットされた場合にIPは「A」を(㉗___%)でコールします。
・OOPにベットされた場合にIPは「Q」を(㉘___%)でコールします。
・チェックで回ってきた場合、IPは「A」を100%sizeで(㉙___%)の頻度でベットします
・チェックで回ってきた場合、IPは「Q」を100%sizeで(㉚___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(㉛___%)コールし、
(㉜___%)フォールドします。

問6 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

※特殊条件付き:IPはOOPがチェックした場合に「Q」を60%の頻度で100%sizeのベットをしてくることが分かっているとします。

・OOPは「K」を(㉝___%)チェックし、(㉞___%)の頻度で100%sizeのベットをします。
・OOPにベットされた場合にIPは「A」を(㉟___%)でコールします。
・OOPにベットされた場合にIPは「Q」を(㊱___%)でコールします。
・チェックで回ってきた場合、IPは「A」を100%sizeで(㊲___%)の頻度でベットします
・チェックで回ってきた場合、IPは「Q」を100%sizeで60%の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(㊳___%)コールし、
(㊴___%)フォールドします。

問7 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

※特殊条件付き:IPはOOPがチェックした場合に「Q」を40%の頻度で100%sizeのベットをしてくることが分かっているとします。

・OOPは「K」を(㊵___%)チェックし、(㊶___%)の頻度で100%sizeのベットをします。
・OOPにベットされた場合にIPは「A」を(㊷___%)でコールします。
・OOPにベットされた場合にIPは「Q」を(㊸___%)でコールします。
・チェックで回ってきた場合、IPは「A」を100%sizeで(㊹___%)の頻度でベットします
・チェックで回ってきた場合、IPは「Q」を100%sizeで40%の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(㊺___%)コールし、
(㊻___%)フォールドします。

問8 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

・正しくプレイするとOOPのEVは(㊼___)です
・正しくプレイするとIPのEVは(㊽___)です
・OOPの「K」が50%よりも多くフォールドする場合、「Q」のベット頻度は(㊾___)します。※「増加」または「減少」
・OOPの「K」が50%よりも多くコールする場合、「Q」のベット頻度は(㊿___)します。※「増加」または「減少」















回答

問1 
①100%
②100%
③50%
④50%
⑤50%

問2
⑥100%
⑦100%
⑧33.3% (33%や1/3でも可)
⑨66.6% (66%や2/3でも可)
⑩33.3% (33%や1/3でも可)

問3
⑪100%
⑫100%
⑬66.6% (66%や2/3でも可)
⑭33.3% (33%や1/3でも可)
⑮66.6% (66%や2/3でも可)

問4
⑯100%
⑰0%
⑱0%
⑲100%
⑳66.6% (66%や2/3でも可)
㉑50% ※もし発生したのであれば適正頻度でコールする
㉒50% ※もし発生したのであれば適正頻度でコールする
㉓33.3% (33%や1/3でも可)
㉔66.6% (66%や2/3でも可)

問5
㉕100%
㉖0%
㉗100%
㉘0%
㉙100%
㉚0% ※追記:50%でも正解とします
㉛0%
㉜100%

問6
㉝100%
㉞0%
㉟100%
㊱0%
㊲100%
㊳100%
㊴0%

問7
㊵100%
㊶0%
㊷100%
㊸0%
㊹100%
㊺0%
㊻100%

問8
㊼25
㊽75
㊾増加
㊿減少

全問正解できましたでしょうか?
是非何点取れたかをコメント欄で教えてください!!

もし反響があれば解説編も追記するかもしれません。おつかれさまでした。





解説 

AKQゲームが全く分からない人へ

AKQゲームが何なのか全くわからない人はなんらか予習をしてから解説を読まれることをお勧めします。初歩的な解説についてはあまりにも長くなってしまうためこのNoteでは省略させていただきます。

私が思うAKQゲームについて(コラム)

AKQゲームと一言に言っても実はいくつかの種類に分けることができます。
そのなかでシングルストリートAKQゲームは最も原始的なAKQゲームといってもよいでしょう。
このゲームの前提として、必ずOOPは「K」を持ち、IPは「A」または「Q」を持ちます。
OOP、IPともに「A」「K」「Q」を持つ、相互AKQゲームというものもあるのですが、今回のものはそれとは異なり、
OOPは純粋なブラフキャッチャーである「K」を持ち、
IPはナッツの「A」と、まったくショーダウンバリューのない、エアーである「Q」を持ちます。
これらは、ナッツエアーvsブラフキャッチャーとも言い換えることができますね。
AKQゲームなどの実際のポーカーではないが、実際のポーカーに活用するために要素を削っていってより原始的なゲームにしたものを「トイゲーム」と呼びます。

さてなぜ我々ポーカープレイヤーはこの「トイゲーム」を学習し、そしてそれらを重要視するのでしょうか?

私が考えるに、大きく理由は2つあります。
一つはポーカーにおいて「計算」または「数字」が重要であるということ
そしてそれらは実際のゲームから学習することが難しい
ということです。

なので私たちは実際に行うポーカーから余計な要素を排除し、なんらかの学びを得ることを目的に「トイゲーム」を扱います。

しかしこのトイゲームにも落とし穴があります。
トイゲームは何らかの学びを得ることを最優先にしているために、実際に私たちが行っているポーカーからたくさんの要素を落としすぎてしまっています。そのため実際のポーカーの中でそのまま活用できると言い切れる場面が多いとは限らないのです。

しかし全く活用ができないわけではありません。
前提条件や、要素をしっかり把握すればいつ使うことができて、いつ使うことができないのかが分かるはずです。

トイゲームだけで実際のポーカーを語ることは残念ながらできず、
「トイゲームベース」に合わせて「ソルバーベース」の学習をしていくことが求められますが、それでも「トイゲームベース」の学習は時間効率もよく、あなたのポーカーをよりよいものにしてくれるでしょう。

ただし、このシングルストリートAKQで言えば、「Q」は全くのショーダウンバリューのないエアーブラフですし、「A」も純然たるナッツです。
そしてレンジがそれらで二分されています。
残念ながら実際のゲームで純粋にこの状況になるということはほぼないでしょう。
AKQゲームを学んだから、「これをしておけばいい」など学習の先に思考放棄するのではなく、いつ使えるのか?どう使っていくのかなどを考えながら「トイゲーム」には接していくことをお勧めします。

合わせて持っておきたい視点として、
この状況に置かれたOOPの「K」はIP側の「A」のナッツを抑えることができません。「A」は確実にナッツでありこちらのすべてを貫通してきます。ずるいです。許せません。
ですので、OOPの「K」の目的は、リバーにおいての「A」を止めることではなく、「Q」のなんらかの大暴れをけん制することです。
ナッツを保持しているIPに対してこちらはブラフキャッチャーしか持ち合わせていませんから、ターンまでで構築しているポットの一定割合はIP側に持っていかれます。これは避けることができません。
この感覚が抜けているプレイヤーが多いかと思いますのでぜひ忘れないようにしてください。

各問の解説

たくさんの反響をいただいたので各問の解説をします。
そのまえにまずヒントとしてこの画像を見てみてください

ヒント用画像

「うんうん」とうなずいている人も、「なんだこれ」状態でいまいちピンとこない方もいるかと思いますが、これはポーカーをするうえで必要となってくる数字をまとめた表になっています。
実際にこれらがどうやって計算されているかを知っておいた方がより実践に活用できるかと思いますが、暗記することで概ね解決するものでもありますので説明を省略します。

簡単に左から用語や意味を説明していきます

「Bet size」 → これは実際に行われた、または行おうとしているベットサイズです。
「Bettor」 → ベットする側を指します
「Bettor α」 → ベットする側がブラフをする場合最低限降ろさなくてはいけない値
「Value」 → ベット全体を「1」とした場合のバリューの比率
「Bluff」 → ベット全体を「1」とした場合のブラフの比率
「Caller」 → コールする側
「Caller α」 → コールした場合にどれだけ勝っている必要があるか
「MDF」 → 相手のベットに対して最低限コールしたい目安

となります。今回のAKQテストで使う数字は赤丸の部分です
今回は使用していませんが青丸の部分も覚えておくとよりよいでしょう

今回のテストで特に見たいところ

合わせてシングルストリートAKQゲームにおいてはいくつかの原則があります。これを覚えておくことで格段に問題が解きやすくなることでしょう。

・OOPの「K」は常にチェックする
・IPの「A」は常にベットする

仮にOOPの「K」がベットしたとしてもIPの「A」と「Q」がアクションを間違えることはありません。なぜならばIP側は常に「A」が勝っていて、「Q」が負けていることを分かっているからです。
そしてIP側の「A」はナッツであり、ナッツをチェックバックすることはありません

これらの前提のもとにこのシングルストリートAKQゲームは動いています。

これを踏まえながら各問の解説をしていきます。

問1 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

・OOPは「K」を(①___%)チェックします
・IPは「A」を100%sizeで(②___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を100%sizeで(③___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(④___%)コールし、
(⑤___%)フォールドします。

ベーシックなシングルストリートAKQゲームとなります。

前提条件からOOPの「K」はすべてをチェックします。
そしてIPの「A」はナッツのため100%ベットを行います。

焦点となるのは「Q」のアクションです。どのように「Q」はアクションを決定しているのでしょうか?

「Q」のアクション決定は、このシングルストリートAKQゲームにおいては「サイズ」と「Aのコンボ数」によって決まります。
「Q」がベットする目的は、OOPの「K」に楽をさせないことです。
仮にIPが「A」のみでベットを行えば、OOP側の「K」は当然にすべてフォールドすることができ、プレイが楽になってしまいます。
ですので、「Aのコンボ数」を考えながら、「ベットサイズ」ごと対応した「比」で適切に「Q」を仕込むことで相手の「K」を最大限に苦しめることがIP側の目的となります。

今回のケースはベットサイズが100%サイズですから、この欄を参照して「Q」をどれだけ打ったらいいのか見ていきましょう。
「Q」は当然ブラフですから、青丸のバリューブラフ比を見ると、
100%サイズベットの場合、バリュー67%に対してブラフを33%入れたいということが分かります。
これがOOPの「K」が一番困るバリューブラフ比です。

もしこのとき「Q」の量が足りないと、「K」は楽をすることができ、すべての「K」をフォールドすることでこちらの利益を減らしてきますし、逆に多い場合はすべての「K」がキャッチしにきてやはり利益を減らされてしまいます。ブラフ過多、バリュー過多の状態であればキャッチャーである「K」は追い込まれず、「コール」または「フォールド」のどちらかが得なアクションとして存在することとなり、それを選択してきます。

なのでこのAKQゲームで真に大切なのは「Q」の扱いであり、そして「K」の扱いになります。「A」は考えることなく常にベットができるので当たり前ですね。

さて「Q」をどれだけ打ったらいいか?に話を戻しましょう。
AとQの比を67:33にしたいわけですがこのままだと計算がしにくいですね。そのため67:33を2:1と読み換えてみましょう。

「A」は常に打ちますから1とすると相方は0.5となり1:0.5となります。
ですので「Q」が50%の頻度で打つことで2:1が完成します。
ですので「Q」のベット頻度は50%になります。

この時に気を付けたいことはバリューブラフ比の67:33を意識するあまりに、Qの33%しかベットに回さないと誤認してしまうことです。
あくまで67:33は最終的なバリューブラフ比であり、エアー側はナッツのコンボ数によって全体のうちどれだけをブラフするかを決定していることに注意しましょう。

そして適正なバリューブラフ比をもってベットされたOOPの「K」はとてつもなく苦しい状況に追い込まれてしまっています。
もはや楽をすることはできず、出来るだけIPに追加の利益を与えないことを考えなくてはいけません。
OOPはすでに利益を出すことが目的とはなっておらず、
残されたわずかな期待値を守ることが目的で、
逆を言えばIPはさらに追加で利益を奪取することが目的です。

OOPの「K」はすでに無差別な状態に追い込まれています。
仮にすべてをフォールドしたとしても、逆にすべてをコールしたとしても
この瞬間の期待値は変わりません。

しかし我々は定められた一定の割合でコールします。
なぜでしょうか?
それは、定められた一定の割合でコールしていないことが相手にばれた場合、それらをそれ以降のプレイでIPに悪用される可能性があります。

仮にKが降りすぎればIPの「Q」はハチャメチャにブラフしてきますし、
コールしすぎればIPの「Q」はブラフすることをやめ「A」のみでベットしてくるかもしれません。分かりにくいようにやや「Q」の比率を落としてくるのかもしれません。

このように仮に無差別になって、「インディファレント」と呼ばれる混合戦略の状態でコールしてもフォールドしてもいいよという状態であったとしても、それは常にどちらを選んでもいいというわけではなく、

今この瞬間だけにおいては、仮に相手が適切な頻度でプレイをしているならば利益不利益は無いが、それらは悪用され得る

という理解がよりよいでしょう。

この画像の「MDF」という列が今回のAKQゲームにおける「K」のブラフキャッチ頻度になります。
これ以上に「K」がフォールドしてしまうと、IPの「Q」は常にブラフをすることが利益的になるために諦めてチェックバックすることはなく、常にベットをしてきます。

そしてIP「Q」のベット頻度ですが、実際のポーカーでは青丸を見るべきなのですが、このゲームにおいては「Bettorα」を参照することができます。

改めて問1について解説をします

・OOPは「K」を(①___%)チェックします
・IPは「A」を100%sizeで(②___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を100%sizeで(③___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(④___%)コールし、
(⑤___%)フォールドします。

①OOPの「K」はベットすることはありません。100%チェックします
②IPナッツはチェックすることはないので100%の頻度でベットします
③バリューブラフ比から「Q」は50%頻度でベットします
④OOP「K」はIPベットが適切な場合、100%sizeに対してMDFの50%頻度でディフェンスします
⑤それ以外の50%をフォールドします

となります。以降の問題については重要点のみ解説していきます。

問2 【Pot:100】【ES:50】【SPR0.5】 【Betsize:50%only】

・OOPは「K」を(⑥___%)チェックします
・IPは「A」を50%sizeで(⑦___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を50%sizeで(⑧___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(⑨___%)コールし、
(⑩___%)フォールドします。

⑥OOP「K」はベットサイズを問わずベットすることはありません。100%チェックします
⑦IPナッツは常にベットしますので100%頻度でベットします
⑧「Q」はベットサイズによって参照する比が変わります。3:1なので33%の頻度でベットします
⑨OOP「K」の50%ベットに対するMDFは67%です。67%コールします。
⑩残りの33%をフォールドします

問3 【Pot:100】【ES:200】【SPR2】 【Betsize:200%only】

・OOPは「K」を(⑪___%)チェックします
・IPは「A」を200%sizeで(⑫___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を200%sizeで(⑬___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(⑭___%)コールし、
(⑮___%)フォールドします。

⑪OOP「K」はベットサイズを問わずベットすることはありません。100%チェックします
⑫IPナッツは常にベットしますので100%頻度でベットします
⑬「Q」はベットサイズによって参照する比が変わります。3:2なので67%の頻度でベットします
⑭OOP「K」の200%ベットに対するMDFは33%です。33%コールします。
⑮残りの67%をフォールドします

問4 【Pot:100】【ES:200】【SPR2】 【Betsize:100%/200%】

・OOPは「K」を(⑯___%)チェックします
・IPは「A」を100%sizeで(⑰___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を100%sizeで(⑱___%)の頻度でベットします
・IPは「A」を200%sizeで(⑲___%)の頻度でベットします
・IPは「Q」を200%sizeで(⑳___%)の頻度でベットします
・OOPは100%sizeのIPベットに対して「K」を(㉑___%)コールし、(㉒___%)フォールドします。
・OOPは200%sizeのIPベットに対して「K」を(㉓___%)コールし、(㉔___%)フォールドします。

※ベットサイズが複数ある場合、完全なキャッチャーである「K」に対しては可能な限り大きいサイズを使用し「Q」のベット頻度を高めます。
「Q」のチェックバック時のみがOOP「K」の利益の源泉であるためその発生率を減らすためです。

OOP「K」側目線では打たれたベットは適正比率である場合には適正頻度でコールします

⑯OOP「K」はベットサイズを問わずベットすることはありません。100%チェックします
⑰IPはサイズを選択できるため100%サイズにナッツを使用することはありません。0%となります。 ※このゲームの場合であることに注意
⑱ナッツが無いので当然「Q」を入れることはできません
⑲問3通り100%の頻度でベットします
⑳問3通り67%をブラフとして使用します。残りをチェックします。
㉑発生した場合100%サイズへのMDFである50%でキャッチします
㉒残りの50%をフォールドします
㉓問3通り33%をコールします
㉔残りの67%をフォールドします


問5 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】


※特殊条件付き:IPは「Q」を常にベットせずチェックでショーダウンすることが分かっているとします。IPのベットは常に「A」でのみ行われます。

・OOPは「K」を(㉕___%)チェックし、(㉖___%)の頻度で100%sizeのベットをします。
・OOPにベットされた場合にIPは「A」を(㉗___%)でコールします。
・OOPにベットされた場合にIPは「Q」を(㉘___%)でコールします。
・チェックで回ってきた場合、IPは「A」を100%sizeで(㉙___%)の頻度でベットします
・チェックで回ってきた場合、IPは「Q」を100%sizeで(㉚___%)の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(㉛___%)コールし、
(㉜___%)フォールドします。

㉕Kはベットしませんので常にチェックします。
㉖ベットしないので0%
㉗IPはベットされた場合、ナッツの「A」でのみコールします。100%
㉘「Q」は確実に負けていますのでコールしません。0%
㉙ナッツは常にベットします。100%
㉚特殊条件でベットしないとしているので0%。 ※ただし読み違えで適正頻度の50%と記載したのであれば正答とします
㉛相手のベットにはナッツである「A」しか存在しないのでコールする意味がありません。0%
㉜すべてをフォールドします。100%


問6 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

※特殊条件付き:IPはOOPがチェックした場合に「Q」を60%の頻度で100%sizeのベットをしてくることが分かっているとします。

・OOPは「K」を(㉝___%)チェックし、(㉞___%)の頻度で100%sizeのベットをします。
・OOPにベットされた場合にIPは「A」を(㉟___%)でコールします。
・OOPにベットされた場合にIPは「Q」を(㊱___%)でコールします。
・チェックで回ってきた場合、IPは「A」を100%sizeで(㊲___%)の頻度でベットします
・チェックで回ってきた場合、IPは「Q」を100%sizeで60%の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(㊳___%)コールし、
(㊴___%)フォールドします。

㉝Kはベットしませんので常にチェックします。
㉞ベットしないので0%
㉟IPはベットされた場合、ナッツの「A」でのみコールします。100%
㊱「Q」は確実に負けていますのでコールしません。0%
㊲ナッツは常にベットします。100%
㊳相手のベットにはナッツである「A」が含まれてはいますが、「Q」が規定より多く入っておりブラフ過多の状態です。キャッチがフォールドよりも利益的になるので100%コールします
㊴フォールドすることよりもキャッチすることが利益的なのでフォールドしません。0%

問7 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

※特殊条件付き:IPはOOPがチェックした場合に「Q」を40%の頻度で100%sizeのベットをしてくることが分かっているとします。

・OOPは「K」を(㊵___%)チェックし、(㊶___%)の頻度で100%sizeのベットをします。
・OOPにベットされた場合にIPは「A」を(㊷___%)でコールします。
・OOPにベットされた場合にIPは「Q」を(㊸___%)でコールします。
・チェックで回ってきた場合、IPは「A」を100%sizeで(㊹___%)の頻度でベットします
・チェックで回ってきた場合、IPは「Q」を100%sizeで40%の頻度でベットします
・OOPはIPのベットに対して「K」を(㊺___%)コールし、
(㊻___%)フォールドします。

㊵Kはベットしませんので常にチェックします。
㊶ベットしないので0%
㊷IPはベットされた場合、ナッツの「A」でのみコールします。100%
㊸「Q」は確実に負けていますのでコールしません。0%
㊹ナッツは常にベットします。100%
㊳「Q」が規定より少なくバリュー過多な状態です。キャッチよりもフォールドが利益的になるので100%フォールドします。そのためコール頻度は0%
㊴相手のベットはバリュー過多のためコールは不利益です。100%フォールドします。

問8 【Pot:100】【ES:100】【SPR1】 【Betsize:100%only】

・正しくプレイするとOOPのEVは(㊼___)です
・正しくプレイするとIPのEVは(㊽___)です
・OOPの「K」が50%よりも多くフォールドする場合、「Q」のベット頻度は(㊾___)します。※「増加」または「減少」
・OOPの「K」が50%よりも多くコールする場合、「Q」のベット頻度は(㊿___)します。※「増加」または「減少」

リバーに進入した時点で、ターンまでで構築したポットのシェア率は
OOP25:75IPです

【考え方】
OOP「K」目線で考えることでやや分かりやすいです。
・IPにベットされた時点でOOP「K」に利益はありませんので「0」
 →IPは「A」のすべてと「Q」の半分でベットしてくるので全体の75%が
  OOP目線では利益「0」です
・IPが「Q」の50%をチェックバックした時にはポットを獲得できます。「100」
 →「Q」がチェックバックするのは「Q」の50%で、全体からみると25%です。

上記から
IPからベットされる全体の75%ではEV0
残りのチェックバックされる25%でEV100
となります。よってOOPのEVは25と分かります。

ですので解はお互いが正しくプレイした場合
㊼OOPのEVは25
㊽IPのEVは75です

お互いにこれを下限としてさらに利益を増やせるかどうかを争っています。

㊾Kが降りすぎると分かっている場合IPは「Q」のブラフを増やすことで利益を増加できます。
㊿Kがコールしすぎると分かっている場合、「Q」のブラフを減らす、又は0にすることで利益を増やすことができます。










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