モーリーは本当に正しいのか?
まずみなさんのリバーオールインに直面した時の第一感はどうか?
気持ちよく「コッ!」とはいかないケースなのかもしれない。
実際僕も一呼吸おいて結果的には「降りることはないな」とコールした。
KQとセイムのAQがあること、Adを抑えていることが判断をコールに寄せる要因となった。
相手は「JJ」を持っていてポットを落としたわけで、こういうケースは珍しくはない。だがふとこのハンドに惹かれるものがあり、
「もしかしたら…もしかしたら降りれるのかもしれない。まぁあとで検討するか」と思いなんとなくTwitter(x)に投稿した。
少しだけ反響があったのでハンドレビューっぽいなにかをしてみたいと思う。
なんのことはない4BPだ。
僕がBTNからオープンして、相手が3Betし、こちらが4Bet。そしてコールである。
特にこちらのハンドも相手のハンドにも違和感はない。
本来はプリフロップ、ターンリバーと精査していく必要があるとは思うが、今回のことで少し学びがあるとすればリバーなので、基本的にリバーまではある程度適切にすすんだとして、リバーを検討してみることにする。
ざっくりとした設定と流れは以下の通り
FLOP 実践ではチェックチェックでターンへ進展
ターン 相手から75%sizeのPROBEベットを打たれてコール
相手のJJは高頻度で75%前後のPROBEベット
相手のJJは高頻度で75%sizeのPROBEを打ち、そしてこちらのAQoはすべてを守る。この時点ではまず降りない。
さて問題のリバーを見ていこう
リバーのカードは「7d」
当然狂ったようにOOPはオールインしてくる
仮にこの通り進んだとした場合AQoは降りることはない。
しかし、そうではないケースも想定していくことがこのゲームの面白さでもある。
いまの僕は100回この場面に遭遇したら100回コールする。
だたそれは今の時点でのことであって、もしかしたらこのハンドが降りる未来もあったのかもしれない。すべてを降りないとしても、もしかしたらもしかしたら100回中数回くらいは降りれるようになってそれが成績を上げるのかもしれない。そんな期待をもってTwitterに投稿した。
まずみなさんはモーリーリンドバーグというプレイヤー?をご存じだろうか?
僕がTwitterを始めたころ、ところかしこで「モーリー」というワードが飛び交っていた。当然Twitterを始めたばかりの僕は「モーリー」を知らない。
しかしこの画像だけを先に発見し、当初の僕は「モーリー」はすごいやつなんだ。と思っていた。当然今だってモーリーは雲の上の存在だ。
もし今回付いたリプがクソリプであれば僕はポーカー界で認められたことになる。ぜひモーリーを咎めてこれをクソリプ化したい。
AQが降りなければ僕の勝利!
モーリーリンドバーグ…勝負の時だ。
リバーの進入は均衡。リバーのSBオールインを可変していってどこでAQが降りるかを特定すればどっちが正しいかはっきりするだろう。
見てろよモーリーリンドバーグ
言い分はわかる。ブラフが無いって言いたいんだろ?
トップペアグットキッカーであるKQ以上のハンドしかAIしてこなかった設定を見てみることにする
SBのオールインにブラフが全く存在しなくてもAQのAd持ちはコールしている。
これは自手のAQ目線から見て、AQよりも弱いKQが入っていることと、同じAQがチョップになるため、ブラフは無いが相手のバリューの一部に勝っていて、実際にはKQの部分がブラフ部分と言ってもいいような現象になっているためAQの一部はコールすることができる。
またAdを持っていることで、相手はAQdd ATdd A8dd A5ddを持ちえない。
そのためAd持ちは自手目線少しだけ状況が良くなっている。
なのでもしこのケースに陥った場合、今までブラフがないからという理由で降りていたとしても、相手がKQをまず入れてくると思うのであれば、ブラフが全くないとしても少しだけでも今まで以上にコールを検討することができるかもしれない。
さてではKQすらない場合はどうだろう。
ブラフもないし、KQもない場合はどうなってしまうのか?
はい。AQはまったくコールできませんでした。
きっとモーリーが言いたかったことはKQも入ってないから降りろ。
ブラフやそれに相当するハンドは完全に0コンボだといいたかったのかもしれない。であればモーリーリンドバーグは正しい。
しかしながら、KQがこのケースにおいて最重要になってくるということに気が付かせてくれたモーリーには感謝の意を示したい。
ありがとうモーリー。
でも執筆中に一つだけ気が付いてしまったことがある。
テンパイってなんだよ。和了な!やっぱクソリプじゃねぇか!!
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