【レペゼン&コムドット 有言実行の真理】
どこかの5人組は数人相手に豪語したことを本当に達成し、ドームを埋めた。
また、どこかの5人組はベテラン相手に「道を開けろ」の一言で、見事時代を掻っ攫った。
夢やら目標やら、その類の何かを発信してそれらを達成することと、特に発信することも無く、淡々と突き進み達成すること。
果たして難しいのはどっちだろう。
そんなことを考えていたら、「夢や目標を口に出せ」と言われる理由が分かった。
有言実行タイプはイタい奴が多い半面、達成してるケースが多い。
その理由も分かった。
発信していれば夢や目標のハードルが一気に下がるのだから、当たり前と言えば当たり前のことだったんだ。
夢や目標は語って、発信した方がいい。
キミにも周りに人間がいるはずだ。
別に隣にいなくても、その仲がどうでも、SNSだけの繋がりだって、そこはどうでもいい。
キミの周りには人間という動物がいて、キミの夢を叶えるためには人間という動物が関係している。
仮に、キミが「日本一の歌手になりたい」という夢を持っていたとしよう。
キミには2つの選択肢がある。
発信するか、しないか。
発信しないキミは1人で戦うしかない。
もちろん歌手活動をしているわけだから、周りの人間はキミのこと「歌手になりたいのかな」くらいで見てくる。
ごもっともだ。キミは歌手になりたい。
ただ、キミがなりたいのは『日本一の歌手』だ。
正直、歌手でご飯を食べていくくらいならボイストレーニングとビジネスを学ぶだけでなんとかなる。
でもキミがなりたいのは日本一だ。
これは並大抵のことじゃ達成できない。
日本一の曲を作り、日本一の歌声で、日本一の売り方で、日本一多くの人間に届ける必要がある。
他にも沢山の必要な要素や条件があって、キミはまさかまさかのたった1人でこれを達成しようとしている。
さすがにバカげていないか?
じゃあどうする。
誰かの力を借りるしかない。
事務所、レコード会社、プロデューサー、先輩歌手、有名人、力を貸してもらうのにうってつけの人がこの世の中にはゴロゴロいる。
ここでハッキリと確認しておこう。
『発信しない』『語らない』『口に出さない』ということは、《協力してもらうチャンスを逃す》ということだ。
もう誰の力も借りずに夢を追うことの無謀さを知っただろう。
それなら次にキミがすることはできるだけ多くの人間に協力してもらうことだ。
やっと『歌手になりたい』くらいは発信できても、そんなんじゃ周りが協力してくれる規模もクオリティも全然足んない。
発信するならもっと大々的にだ。貪欲にだ。
鬼気迫る勢いで、「もう後が無いんです」くらいの迫力を纏ってやっと人の心は動く。
ルフィだってあれだけの熱で夢を掲げてるから仲間が協力してくれて、それでやっと夢を追えているんだ。
漫画でも出来ないことをしようとするその思考回路がボクにはわからない。
日本一の歌手になりたいなら「日本一の歌手になりたい」と日頃発信しておけば、誰かが有名プロデューサーと関わった時、真っ先にキミを思い浮かべる。
キミが繋がったわけじゃないのに、お人好しの彼はキミに紹介してくれる。
キミは夢のために大きく前進した。
キミが発信していれば、その熱に惹かれた誰かはキミのファンになる。
キミは歌声以外にも、新規ファンの新たな入口を手に入れた。
キミはまた、夢のために大きく前進した。
キミが発信して初めて、キミの周りの人間は『キミが何をしたいのか』についてハッキリと知ることができる。
だから協力もできるし、どんな協力をすれば良いのかもわかる。
話をあの2つの5人組に戻そう。
ドームを埋めた5人組は、「ドーム」「ドーム」と言い続けた。
ファンはその為に拡散の協力をして、視聴者の見えないところでは彼らの夢を叶えるための数々の協力と動きがあっただろう。
「道を開けろ」と言い放ったあの5人組は、欲しい登録者数を口に出し、ファンはその数に応じて協力した。
数を設定したが為に大幅にそれを超えていくことはなかったが、達成はした。
「冠番組を持ちたい」「CMに出たい」
過去に口にしたことが現実になったのは、周りの人間が彼らが思っていることについて知るキッカケがあったからだろう。
この2つの5人組が残した功績は、間違いなく彼らの《発信》という行動がもたらしたものだ。
キミが全て理解できた前提でもう一度問おう。
夢やら目標やら、その類の何かを発信してそれらを達成することと、特に発信することも無く、淡々と突き進み達成すること。
果たして難しいのはどっちだろう。
圧倒的に後者だ。
これが、有言実行の真理だと思う。
夢を叶える為にはできるだけ多くの協力が必要で、その為に『発信すること』がどれだけ重要なのかは、もう言わなくても分かると思う。
それでも口が開かなくなったら、キミはその夢を諦めた方がいいよ。
ボクはそうやって18年続けたサッカーを辞めたんだ。
今のボクの夢は《夢を語れる世の中を創ること》。
次は何度だって言える。
言ってやる。
ボクの夢は《夢を語れる世の中を創ること》だ。
Freedom For Dream 〜夢の為の自由〜
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