今週（5/8～5/12）のイベントチェックと相場戦略（無料記事）
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■ イベント確認と投資戦略（5/8~5/12）
▪現状分析と相場の方向性
-現状分析
最新の求人件数、雇用統計など引き続き強い経済指標となっている。
1年にわたり利上げを行ってきているが、経済の過熱は収まっていない。
FOMCでも最後の利上げと言われていたが、パウエル議長も、今後も状況次第で利上げを行うことを発表している。
JPモルガンがFRCを救済し、FOMCにおいてもパウエル議長は「地銀問題は収束する」と発言しているが、今回のSVBに始まる銀行破綻の原因とも言える、大口預金の流出リスク、つまり大口預金を持っている地銀の株価暴落は止まらない。
今のところ預金流出のニュースは確認されていないが、このリスクは今後散見される可能性があると感じる。急激かつ大規模な利上げの累積は、金利４％を超えるアップル預金といった商品も生み出しており、多くの人々がより良い金利を求めて現在の銀行からお金を移すということで、預金流出が起きる可能性が高まるかもしれない。
-今後の方向性
マーケットは年内利下げを期待しているようだが、個人的にはあり得ない話だと考える。
この雇用の強さでは利下げしようがない。
また、銀行不安に関しても、銀行の個別経営の責任での破綻というスタンスをFOMCは取っており、銀行が潰れることはFRBの責任ではないという考えが見える。
この状況を踏まえると、相場はそうなると高い利率で水平飛行し、今後も銀行不安のニュースがチラチラ出てくるという環境ではないかと考える。
・海外スケジュール
CPIの発表があるが、もう相場がそこで大きく動くとは思えない。
要人発言やニュースにアンテナを立てておきたい。
・日本
-円高に振れる。原油価格も下落。
連休中、ドル安円高に動き、原油価格も下落となった。
-決算シーズン本格化
集中的に決算発表が固め打ちで行われる。
個別企業の業績で相場が動くと考える。
-日本のスケジュール
とんでもない量の決算！
※投資の最終判断は自己責任でお願いします。
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