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【定点観測】日銀の経済・物価情勢の展望(展望レポート)が出ました。|7月31日の発表から
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決算については2024年マガジンに全決算入れていきます。
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7/31に
・日銀展望レポート
が発表されたのでまとめます。
基本的見解
・2024 年度 は、政府の施策がエネルギー価格を押し下げることを主因に下振れている一方、2025 年 度は、こうした施策による押し下げの反動から、幾分上振れている。
・リスクバランスをみると、経済の見通しについては、2025 年度は上振れリスクの方が大きい。
1.我が国の経済・物価の現状
・企業収益は改善しており、業況感は良好な水準を維持
・設備投資は緩やかな増加傾向
・個人消費は底堅く推移
・住宅投資は弱め
・公共投資は横這い
・予想物価上昇率は、緩やかに上昇
2.我が国の経済・物価の中心的な見通し
(1)経済の中心的な見通し
・賃金上昇率は、物価上昇も反映する形で基調的に高まっていく
・雇用者所得は増加を続けると予想
・輸出や生産は、海外経済が緩やかな成長。グローバルな IT 関連財の持ち直しなどから、増加基調
・企業収益は、内外需要が緩やかに増加していくもとで、改善傾向
・設備投資は、緩和的な金融環境が下支えとなるなか、人手不足対応やデジタル関連の投資、成長分野・脱炭素化関連の研 究開発投資、サプライチェーンの強靱化に向けた投資を含め、増加傾向を続ける
(2)物価の中心的な見通し
・、2025 年度および 2026 年度は、概ね2%程度で推移すると予想
3.経済・物価のリスク要因
4.金融政策運営
・経済の見通しについては、2025 年度は上振れ リスクの方が大きい。物価の見通しについては、2024 年度と 2025 年度は上 振れリスクの方が大きい。
・現在の実質金利がきわめて低い水準にあることを踏まえると、以上のような経 済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて、引き続き政策金利 を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる
(参考)
実質GDPを下方修正。
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消費者物価指数は落ち着いていく見通し
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(コメント・個人的感想)
日銀は日本経済が順調に成長していると判断している様がわかる。
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