【定点観測11/15】日本経済・2024年7~9月期四半期別GDP速報(1次速報値)が発表されました!
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11/15に
2024年7~9月期四半期別GDP速報(1次速報値)
が発表されました。
・国内総生産(GDP)は、日本国内において1年間で新しく生産・提供された財やサービス全ての金額の合計。経済成長率はこのGDPが1年間でどれくらい伸びたかを示す。同指数には名目GDPと実質GDPがあり、名目GDPは金額をそのまま合計したものだが、実質GDPは物価変動による影響を除いて算出される。同指数は同国経済活動の最も総合的な指標であり、経済状況を示している。
・GDPデフレーターは、GDPに含まれる全ての財とサービスの価格の変動を測定している。名目GDP/実質GDP×100で求めることが可能で、日本銀行も重要視するインフレ指標となっている。ただし、GDPデフレーターは国内生産品のみが対象であるため、輸入品価格は反映されていない。指数が上昇すればインフレ圧力の上昇、逆に下がればデフレ圧力が増していることを示す。
▪ 日本 国内総生産 (前四半期比)
予想に一致も前回から鈍化。
▪ 日本 国内総生産 (GDP) 対前年比
予想は上回ったものの前回からの伸びは鈍化。
▪ 日本 国内総生産(GDP)外部需要 対前四半期比
外需は予想を割れて対前四半期比マイナス。
▪ 日本 国内総生産(GDP)個人消費 対前四半期比
大きく伸長。過去2年で最大の伸び。
▪ 日本 国内総生産(GDP)設備投資 対前四半期比
前回から大幅鈍化
▪ GDPデフレーター(前年比)
鈍化傾向。インフレという点で見れば落ち着いてきたことを示している。
▪ まとめ
GDPデフレーターの落ち着きからインフレ懸念は落ち着き、GDP自体も2期連続のプラス成長という点は日本経済がしっかりしてきていることを示す証左になるだろう。設備投資や外需の鈍化という点は見られるが、賃上げを背景とした個人消費の伸びは顕著で良い材料と言える。
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