【定点観測10/8】日本経済・全国企業倒産集計が出ました!
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10/8に
・全国企業倒産集計 2024年度 上半期報
が発表されたのでまとめます。
<2024 年上半期報 概況・主要ポイント>
1. 倒産件数は4990 件(前年同期4208 件、+18.6%増)
・6半期連続増加。2年連続で全業種、全地域が前年同期上回る。
・半期ベースでみると、2021 年度下半期(2978件)以降、6 半期連続の増加
2. 負債総額は1 兆3294 億9200 万円(前年同期1 兆5868 億3600 万円、16.2%減
・負債が100 億円超の大型倒産が10 件から3 件に減少したことも影響し、上半期としては2 年連続で前年同期を下回った
3.サービス業の倒産が最多。
・全業種が前年同期を上回る。
・『サービス業』(前年同期1022件→1312 件、28.4%増)が2000 年度以降で最多。
・仕入れ価格の高騰や物価高が要因となり、食品関連分野の倒産が目立った
・飲食店の倒産が過去最多ペースで増加
4.全地域が過去10年で最多
・『関東』(前年同期1552 件→1759 件、13.3%増)。次いで、『近畿』(同1033 件→1259 件、21.9%増)
5.「ゼロゼロ(コロナ)融資後倒産」は360 件発生し、上半期で過去最多を更新
6.「人手不足倒産」は163 件発生し、上半期としては初の150 件超え
7.「後継者難倒産」は239 件発生し、前年同期から減少したものの高水準で推移
8.「物価高倒産」は472 件発生し、過去最多を大幅に更新
▪ 倒産主因別
販売不振が大多数
▪ 規模別
中小零細企業の倒産が増加
▪ その他、まとめ
不適切な会計処理の末、経営破綻に追い込まれる『粉飾倒産』なども急増。
物価高対策に政府支援をあてにするのは無理があるだろう。
価格競争力、経営力の根本的な底上げ、パートナー企業とのネットワークの増強での後継者探しなども必要だろう。
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