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「おいとこ三津浜邸」に宿泊してみた。 モニター体験レポート!

相変わらず多拠点生活っぽいことをしながら、日々…夫婦二人で転々と過ごしているわけですが、昨年末まで和歌山県に滞在していてようやく松山の自宅に戻ってきました。

しかし、数日ほどゆっくりしたのち、年末年始を実家に移動して1週間ほど過ごし、再び松山に戻って新しくオープンするというゲストシェアハウスのモニター体験に出かけました。

その名も…「おいとこ三津浜邸
https://www.facebook.com/oitoco.mitsuhama/


いったい、どんな場所だったのか…簡単ではありますが滞在レポートを残しておきます。

※今回は夫婦二人での滞在になります


松山市内から三津浜へ移動

「おいとこ三津浜邸」はその名の通り、三津浜の港近くにありまして、なかでも古民家のリノベーションなどが活発な「三津エリア」でオープンされています。

今回は松山市駅から電車で向かい、三津駅で降りてそこからは徒歩で現地に行きました。

ちなみに…電車はJRではなく「伊予鉄道」なのでお間違いなく。。

三津駅からは徒歩で10〜15分くらいでしょうか。


1日目:「おいとこ三津浜邸」に到着!

入り口にあるインターホンを鳴らすと、すぐにオーナーさんが出迎えてくれます。
ゲストシェアハウスということですが、コンセプトは「親戚の家」と言われていた通り、そのまま「ただいまー」と言いたくなるようなアットホームな雰囲気が伝わる空間で癒やされます。


入り口を入ってすぐに大きなラウンジのような空間があります。

ここは多目的に使えるようで、ちょっとしたお茶会、勉強会、イベント…などいろいろ使えそうで、時間貸しもされているとのこと。


そして、そのまま我々が滞在する部屋まで案内をして頂きました。

空間が大きくて部屋が多いので、迷路を進んでいるような気がするほど。
途中で中庭を通るのですが、とっても素敵な空間です!


壁のいろいろな箇所に昭和を感じさせるプリントが貼ってあって、なんだかちょうど良いアクセントになってました。


そして、奥の突き当りまで行き…昔ながらの急な階段を登った先に部屋があります。


ドアを開けた瞬間…、


「あ〜、なんて素敵な空間なんだろう」


思わずそう声を出してしまいました。

ホテルや旅館とは違う、この感じ。。

まさに「親戚の家」、いや「実家に帰ってきたような…」そんな安心感です。

また、宿泊に限らず…倉庫を借りることも可能なようで、郵便物の転送や住所利用なども提供されていて多拠点生活などにもうれしい仕組みだと思いました。


建物をいろいろ案内して頂いたあとに、少しくつろいでから最初のラウンジでお茶を頂きました。

出てきたお茶の入れ物がめっちゃオシャレだったので、思わず撮影してしまったのがコレ。


全体的にそうなんですが、装飾や照明など…どれもこれも凝っていて素敵なんです。
ちょうどラジオ放送が流れていたので、ふと見ると…ラジカセまでオシャレ。

上部はレコードも聞けるプレイヤーになってました。


いろいろと話が弾み、気がつくと夕方近くに。
そこで、オーナーさんが

「七草粥のセットがあるけど食べる?」


ということで、ササッとお粥を作ってくれました。

正直言って、七草粥は知っていたけど本当に1月7日に食べるのは初めてだったのでうれしい。


そのあと、近くで尺八・琴・三味線の新春ライブがあるということで、嫁さん含めて出かけることに。
残念ながら、私はオンラインの打ち合わせがあったので、そのまま仕事モードに突入しました。

ちなみに、高速WiFiが完備されているのでネットの通信環境は快適でした。


2日目:水餃子パーティを開催!

三津エリアは夜になるとめちゃくちゃ静かになるので、ぐっすり眠ることができました。そのため、朝起きた時に「よー寝たぁー」という感じで久しぶりに普段の疲れを睡眠で解消できた気がします。

すぐ近くに「ラ・ムー」という激安スーパーがあるので、食材の買い出しに嫁さんと出かけることにしました。
実は、「おいとこ三津浜邸」で今日のお昼に嫁さんが本場中国の水餃子を作るイベントをやることになってまして、その食材を調達する必要があったのです。


外に出て、すぐ横にある醤油さんの前を通ったら、めっちゃ可愛い猫たちがこっちを見てたので思わず撮影!!

朝からこんなに癒やされるなんて…、最高。


ルンルン気分で買い出しを終えて、嫁さんが早速…水餃子の仕込みを始めました。
水餃子の中に入れる餡づくりと、皮も手作りするので小麦粉と水を調整して生地を寝かせておきます。そして、お昼頃に参加者と一緒にまずは水餃子の皮を作っていきます。


実は水餃子のイベントは旅先の各地で実施してまして、この皮作りを一緒に体験するのが一番盛り上がるのです。

生地の塊から小さな球状の玉をたくさん作り、そこからめん棒でうすく伸ばしながら皮を作っていきます。


みんな嫁さんの話を真剣に聞きながら、夢中で皮を作られてました。

皮ができたら、餡を詰めて餃子風に閉じていきます。そのあと沸かしたお湯に入れて茹でていきます。


そして、出来上がった水餃子がこちら!

日本だとスープなどに入れて食べることが多いですが、中国では茹でたものをそのままポン酢などにつけて食べます。
皮を手作りすると、モチモチの食感になり弾力もあるので茹でるときに穴が空きにくく旨味をしっかり閉じ込めてくれます。そのため、噛んだときに「ジュワ〜」とスープのような肉汁と一緒に食べられるので美味しいわけです。

あまりの美味しさに、たくさん作った水餃子はすぐ無くなりました。


さらに、晩ごはんもリピートで水餃子を作ることになり、余った餡をオーナーさんがアレンジレシピでおかずに変化させてくれました。

これって、もう…どこかのお店に出てくる定食メニューですよね。


美味しいご飯を食べたあとは、ちょうど同じタイミングでモニター宿泊されていた「水引(みずひき)」と呼ばれる伝統工芸のアクセサリーを作られている先生と一緒にミニワークショップを体験しました。

■光峰の水引ものづくり
https://www.instagram.com/yumika.mitsumine/


今回作るのはこんな感じのストラップです。


「水引」に関しては一切何も知らなかったのですが、とっても丁寧に教えて頂きました。
まず最初に、いろんな色の帯紐から3色を選ぶところから始めます。

3色とも違う色を選んでもいいし、2色を同じ色にしても良いとのこと。


色を選んだら適度な長さに切って、いざ…結んでいきます。

が…、これが難しい。。
初めてだと、なおさら頭がこんがらがって大変なことになります。


そこで、すかさず先生が手取り足取りめっちゃ優しく教えてくれます。

手先の器用な嫁さんが苦戦しているわけなので、もちろん私のやつは…もはや先生が結んでくれたと言っても過言ではないかも。。


ちなみに、3色の紐は結ぶときの組み合わせだけでも印象がだいぶ違います。下の写真は同じ3色ですが、外側が金色なのか黒色なのかで随分と違うのが分かると思います。

さらには立体的な球状の造形や、花のような形状も作れるそうで…なかなか奥の深い世界を体験できたと思います。


3日目:三津の街並みを散策!

あっという間に、もう3日目です。  速い。。

今日はオーナーさんが三津をガイドするツアーを作ってくれたので、街をゆっくりと散歩しました。
三津エリアは、夏の風物詩とも言える花火大会のときにチラッと来るだけだったのでとてもうれしいー!


歩いているとすぐ目に飛び込んできたのが、壁に描かれた「絵」です。

なんか、こういうの良いですよね。

よく見ると、街のあちこちに描かれているのが分かります。
商店街のシャッターにも素敵な絵がありました。


メインの通りは、ひたすら一直線にまっすぐ伸びた道になってるのが印象的です(奥の突き当りまで行くと三津駅の前に出ます)。


古い街並みがたくさん残っていて、建物も味があって素敵なんです。


途中で、突如現れた井戸。

1635年頃に作られた井戸のようで、かつては生活用水としてみんな使っていたそうです。


こちらは、大正時代に建てられた「旧濱田医院」。

今は改装して、いくつかのテナントが入居しているのが面白い。


中に入ると、かつて受付だったところが見れます。


2階に上がると、アクセサリーの工房として入居されている方がいました。

Atelier 朔
https://www.instagram.com/atelier.saku/

他にも、いくつかショップやアトリエとして使われている方がいて、近いうちにカフェもできるそうです。これは楽しい。。

旧濱田医院
https://mitsu-hamada.com/map.html


小腹が空いてきたところで、三津の名物とも言える「三津浜焼き」を食べに行きました。


おばちゃん1人で切り盛りされているようで、次から次へとお客さんが入ってくるのでかなり大変そうで心配。。


注文したのは一番人気の「そば台付 肉玉入」というやつ。

予想以上にボリュームがあるので、1つ食べきるだけでお腹いっぱいになります。嫁さんは半分くらいでギブアップしていたので、代わりに私が食べたから1.5人分の量を胃の中に入れてしまった…。

それでもめちゃくちゃ美味しいので、なんとか最後まで食べれました。

いずみ
https://jyz7y.crayonsite.com/


お腹いっぱいになったところで、今度はゆっくりできるスポットに連れて行ってもらいました。
そこは、なんとマンガ喫茶のような私設図書館でした。


なにが凄いって、昭和初期の少年ジャンプやサンデーなどがあること!


コレなんか「あしたのジョー」が連載されている頃のやつ!

定価が90円だったことも驚きです。

最近のマンガ喫茶やネットカフェでは間違いなく読めないような、貴重なマンガがあちこちに置いてあって素敵すぎる。
しかも全部無料で読めます(年間1000円で借りることも可能)。

ここは定期的に訪れたくなる場所ですね。

ピクチャーブックライブラリーくらら
https://www.facebook.com/pic.book.lib.clara


そんなわけで、あちこち散策しまくった1日になりました。

同じ松山市内なのに、なんだか県外へ観光旅行に来ているような不思議な感覚を体験しました。本当に、驚きと発見に満ちていて楽しかったー。


最終日

ついに、自宅へ帰る日が来てしまいました。。
正直言って、許されるならもっと滞在したいし、こんなに寂しい気持ちになるとは思ってなかった。。

そんな気持ちを隠すように、今日は私の知り合いがここへ来てくれることになっており、せっかくなので水餃子を作ろうか…ということになりました。


そこで、お昼に間に合うように皮作りが再び始まります。

オーナーさんの息子さんも一緒に手伝ってくれてます。
手先がとっても器用で、この数日だけでものすごく上手に皮作りができるようになっていて驚きました。


お昼ごはんを食べたあとに、昨日の続きということで…三津にあるスイーツのお店に連れて行ってくれました。

ただし、今どきのお店ではなく、三津の古い街並みらしい古民家を改装した「旧鈴木邸」という場所です。

掘りごたつに入りながら、窓から見える庭園を眺めつつ美味しい「ぜんざい」を頂きました。

なんて幸せな時間なんだろうー。

ここを住居としても使われているスタッフの方と楽しい雑談もさせてもらいながら、2階が宿泊施設になっているとのことで見学もさせてもらうことに。


こちらもまた雰囲気が最高です。

いくつかの部屋があり、昔の書物がビッシリと本棚に並んでいるのが印象的でした。かつてはもっと本があったそうですが処分されているそうです。

部屋のいたるところにある、昔ながらの装飾やふすまに描かれている絵画などがいずれも素敵です。

旧鈴木邸
https://9suzukitei.amebaownd.com/


帰りに、近くの神社で「餅まき」をやるという情報を入手!

「餅まき」と聞いただけで、嫁さんは狂喜乱舞するくらい大好きな行事なので、これは行かないと!…ということで、やってきました。

時間ぴったりに「餅まき」が始まり、私は空中でダイレクトキャッチを2回決めてお餅をゲット!
嫁さんは、地面に落ちたお餅をせっせと集めて4つほどゲット!

新年早々、縁起の良いものを頂けて良かったぁ。

ちなみに、松山市で開催する「餅まき」はみんな殺気立っていて怖いくらいなのですが、三津の人たちは穏やかでとても安心してお餅をゲットできたのは意外でした。地域によってこんなに違うなんて。


まとめ

さて、そんなこんなで、今回のモニター体験は終了しました。

改めて…これほど貴重で有意義な時間を過ごせたことに感謝です。本当にこんな機会を頂いてありがとう…と言いたい!

以前よりも三津が好きになってしまったのは言うまでもなく、今後もちょくちょく三津へ散歩をしに来ようかなと思います。その際は「おいとこ三津浜邸」にも顔を出して雑談でもしようかなと。


おいとこ三津浜邸
https://www.facebook.com/oitoco.mitsuhama/


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