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宿命を受け入れ、天命を知り、運命を切り開く
僕は、社長の息子として、それこそ何十年も過ごしてきました。
父が独立したのが、僕が2歳の時。
そこから、なんじゃかんじゃで、今、父の会社で働いています。
でも、皮肉なもので、僕は父の会社を継ぎません。
そして、たぶん、年内には辞めて、他の仕事をすると思います。
はじめは、父の会社を継いで、将来社長になるつもりでした。
色々と僕の至らなさで、社長は他の方になることになりました。
その当時は、悔しさと寂しさと、なんで?っていう気持ちと、色々な感情があって、受け入れるのが難しかったのですが、『宿命』と『運命』の違いを知り、なんだか少し心安く思ったことを覚えています。
スピリチュアルではありませんよ^^
『宿命』とは、宿る命のことで、生まれたままの自分自身の環境のこと。
日本人であることや、髪の毛が黒い事、今の父と母のもとに生まれたこと、容姿、生まれた場所など、自分ではどうにも変えることができないことのこと。
『運命』は、運ぶ命・選ぶことのできる命のこと。
自分で変えることができます。出会う人や出来事によって、コロコロと変わることができ、未来は白紙。自分の努力や運で、運命は変わっていく。
『天命』は、天との約束。一生かけてやり遂げなければいけないこと。
ただ、天命を知ることを容易ではありません。知るまでに時間がかかるもの。
僕の場合、独立して自分の会社を作った父のもとに生まれたことは、『宿命』。
親は、自分で選ぶことができないから。
でも、父の会社を継ぐということは『運命』で、自分で選択できること。
継ぐ、継がないっていうことを選べるし、全く別の生き方も選べる。
なんとなく、家業を継ぐことが『宿命』のように決まっている感覚があって、周囲からもそんな声を聴いていて、自分で切り開く『運命』のカテゴリーから外してしまっていたのかもって、今は思う。
『天命』はまだ知れていない。
あの孔子ですら、「五十にして、天命を知る」って言っているから、僕も自分の天命をこれからゆっくり、知っていこう。
そのためには、色々と見分を広め、色々なことにチャレンジしていかなければいけない。
チャレンジ。
自分の運命を自分で切り開くってことかな。
頑張っていこう。
もし、今、自分の境遇に悩んでいる人がいたら、一度考えてみてほしいと思います。
その悩みは、『宿命』で、自分で変えることが変えることができないものですか?
それとも、『運命』?
その場所から離れたり、環境を変えたり、誰かの力を借りて脱出できることであれば、それは『運命』。
大変だと思うけど、頑張って『運命』を切り開いていってほしいと思います。
応援しています。
一緒に頑張っていきましょう!
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