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『経営する』って、『何する』こと?跡を継ぐ前に、一度真剣に向き合おう。
家業を継がないことを決めた僕が、今までの跡取りとしての経験から、これから事業承継(中小零細企業)しようと思っている方に向けて、発信しているnoteです。
経営をする人=経営者。
会社を引き継ぐってことは、経営者になるっていうこと。
じゃあ、経営をするって、何をすることだろう。
跡を継ぐ前の今のうちに、一度、真剣に向き合っておいた方がいいと思う。
この答えは、人によって十人十色だから、『これが正解!』なんてものはない。
色々な本を読んだり、身近な経営者に聞いてみたり、それこそ、父親である社長に直接聞いてみてもいいかも。
どちらにしろ、自分なりの『経営』に関しての考え方は、今のうちから常に考えておいた方がいいと思う。
何を大切にしていくのか。
どのようなことを、自分はしていくのか。
そうすることで、自分自身の軸がなんとなく定まってくるはず。
これ、すごく大切。
ここからは、後継者として働いてきた僕の話。
僕自身も、結構真剣にこの問題には向き合ってきた。
『経営する』とは、何することか。
あくまで、僕個人の考え方だけど、結論は、次の2つ。
・会社を継続させること
・会社のもっている『理念』や『信念』を守り抜くこと。
まず最初に僕が考えたのは、「何のために、この会社があるんだろう?」という、そもそもの部分。
もし、この会社に何の意味も価値もなければ、あってもなくても一緒だよなっと。
でも、何十年も存続し、固定のお客さんもいるってことは、この会社が『何かしらの価値』を世の中に提供しているんだろう、ということは分かった。
次に『経営』を辞書で引いてみた。
*経営とは、
『(スル)事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体。』
うーむ。なるほど?
『事業目的達成する』ために、~~~すること。だな、と僕は解釈。
僕にとって一番大切なのは、『何のために』という目的の部分だったので。
これらをぐるぐる考えて、「この会社が世の中に提供している価値を、継続して提供し続けることが大切」ということを思った。
継続して価値を提供し続けるには、継続して利益を生み続けなければいけない。
でないと会社がつぶれて、それ以上価値提供ができなくなってしまう。
とはいえ、どんな手段を用いてもOKと、僕は思わない。
例えば、人をだましてでも利益を取れればOKなのか?
それは違うよね。
会社が価値提供している、その土台となる考え方、『理念』や『信念』に沿った事業活動でなければ、悪いことをしていくら儲かったとしても、継続していく意味がない。
なので、『会社の理念や信念を守り抜く』という要素も、経営をする上で、もっと大切な要素だと思い、付け加えた。
「この行動はOKだけど、この行動はアウトだよね」っていう判断は、やっぱり経営者でなければできないし、そのクオリティーのコントロールこそが、会社の個性になるのかなって思う。
っていうのが、僕の話でした。
こんな感じで、自分自身、一度真剣に『経営するって何?』を深く考えてみるといいと思う。
いろんな先人の体験を本で読むのもいいし、身近な経営者に聞いてみるのもいい。
跡を継ぐ会社の歴史を深く学んでみるのも、きっと新たな発見につながると思います。
色々考えることが多くて大変だけど、頑張っていきましょう!
応援しています。
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