跡継ぎ息子の僕が、取り組んでよかった3つのこと。その2【事業承継する前に】
跡継ぎ息子の僕が、父の会社に入社後、取り組んでよかったなーと思うことを3つ、ご紹介しています。
3つのよかったなーと思っていることは、
・他業界の考え方を取り入れた(マーケティング含む)
・情報発信(website、情報公開)
・客観的な意見を率直に言う
で、今日はその2つ目、情報発信について書きたいと思います。
この情報発信には、2つあって、①外部への情報発信と、②内部への情報発信です。
①外部への情報発信。
僕の会社のように、昔ながらの小さな中小企業って、外部への情報発信ができてない事って多いんじゃないかなって思います。
特にホームページなどの、デジタルツールを利用した情報発信。
人と人とのコミュニケーションが中心で、それはそれでとてもいいのですが、小さなコミュニティーでの限定的な情報発信しかできていないように思います。
あえて、そのスタイルを選択しているのであれば、問題ありませんが、特に考えなしに情報発信ができていないのであれば、ちょっともったいないかなって思っちゃいます。
なぜなら、知られていないってことは、世の中に存在していないってことと、同じだからです。
かく言う、僕の会社も、外部への情報発信ができていませんでした。
なので、割と最近なのですが、許可をもらって、まずホームページを作ってみました。
僕自身、WEB作成のスキルは全くなく、見よう見まね、自分で勉強しながら、簡単に作れそうなワードプレスのテーマを利用して、なんとか完成。
完全に素人の手作りで「ん?」って感じなのですが、もう開き直って、とりあえず、お客さんにお知らせしています。
現在は、このホームページを使って、会社のキャンペーンを打ったりする形での利用もしています。
地元の競合する会社で、ホームページを積極的に利用しているところは、ほとんどないので、他に先んじてやっていることが将来、何かしらの会社のプラスになるんじゃないかなって思っています。
今後は、SNSなども積極的に利用していければいいなーと思っていますが、地元で顔の見える顧客(ファン)で回している僕の会社のようなところは、不特定多数に発信するというよりも、よりコミュニティーのつながりが強くなるような活用を考えたほうがいいなって感じです。
次に、②内部の情報発信。
会社内での情報って、適切に共有されていますか?
例えば、会議で話し合われた内容って、パートさんにも共有されていますか?
この会社内での情報発信(特に社長や幹部から)って、意外とできていないんじゃないかなって、思います。
なぜなら、昔ながらの中小企業って、「言わなくても分かるだろ!」っていう風潮があるからです。
特に社長が高齢の会社に多いと思います。
この社内での情報共有って、やっぱり大切で、今の時代は、「言わなくっちゃ分からない!」です。
ここを仕組化していかなければ、いけないと思っています。
僕が実際に取り組んでよかったと思うことは、会議の議事録の公開です。
僕が入社する前は、会議の議事録をつけることすらしていませんでした。
あとは、営業報告書の回覧など。
社長や、一部の社員だけの情報で終わっていた情報を、みんなも流れるように意識して取りんでみました。
こういう情報って実は、末端のアルバイトさん達も、意外と知りたがっていたりするんですよね。
それキッカケで、新たな情報が上がってきたり。
また、社長の考えなども、パート、アルバイトさん達にまで伝える事ができて、お互いに、いい感じになっているような気がします。
いや、良い感じのはず!(笑)
以上が、僕が取り組んでよかったなーと思う、情報発信についてでした。
ここで、実際にやろう!と思った時に、ポイントとなることがあります。
それは、『まず自分が継続的に情報発信をする』という事です。
甲斐より始めよ、ではありませんが、何事も、何か新しく始めようとする時には、まずは自分が一番率先して実施しなければいけないと思います。
自分から仕組みを提案した上で、自らが一番情報を発信し、それを継続する。
時には、「どうですか?何か困ってることはないですか?」なんていう、フォローまでする。
そういうことの積み重ねが、これらを継続させて、根付かせる唯一の方法なんじゃないかなって思います。
なので、何かやりたいことがある時には、ぜひ、このことを覚えておいて欲しいです。
ということで、跡取りとしてやってよかったなーと思う事その2、情報発信について、でした。
その3は、また後日書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、今日も頑張っていきましょう!
※音声も、毎日配信しています。
Stand f.m.『社長にならない息子のラジオ』です!