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オイル屋にオイルを売る発想。僕はこうして、売りました。
よく言われているけれど、世の中どこもレッドオーシャン。
がら空きの市場なんて、ほとんどない。
でも、そのレッドオーシャンは、実は一面全てが真っ赤っかではなくって、よくみると、少しまだら模様だったりする。
レッドオーシャンの中にある、ブルーオーシャンを見つけられるかどうかが、これからの商売を持続させていく上で、とても重要だと思う。
そんな気付きがあった、僕自身の体験を書いてみたいと思います。
僕は、ガソリンスタンドに、定期的に、200Lのドラム缶のオイルを販売している。
ガソリンスタンドといえば、出光とか、ENEOSとか、自社ブランドでのオイルを持っていて、基本、そのオイルを使用するのがルールになっているから、普通は「売れっこない」って思うよね。
僕もそう思ってた。
でも、問屋さんから新しい規格のオイルを紹介された際に、何気ない雑談の中で、新しい規格のオイルの話をしたところ、意外にも食いついてきた。
「どうしたんですか?」逆に聞いてしまったw
話によると、自社ブランドのオイルを使わなければいけないのだけれど、自社ブランドはブランドがついているため、仕入れ価格が高いらしい。
逆に、僕の取り扱っている汎用オイルの方が、断然安いのだそうだ。
そこで話がとんとんで決まり、納めさせて頂けたっていう話です。
この話のポイントは、「もうそこに市場はないよね」っていうところでも、丁寧に見ていけば、市場は存在しているってところ。
パッと見、ノーチャンスでも、よくよく見ていけば、そうでもない。
この丁寧な観察ができるかどうかが、これから特に大切になってくると思う。
かくいう僕の会社も、自動車部品を全般に取り扱っているけれど、たまにオートバックスとか、イエローハットとかで買ったものをお客さんにお届けしています。
部品屋だけど、電装関係の部品の品ぞろえは、少し弱いんです。
もし、車の電装関係の部品に強い会社があれば、自動車部品屋の僕の会社に、自動車部品が売れると思う。
いや、マジで誰か、売ってくださいw
どんな会社・業界でも、得意、不得意は絶対にある。
そこが市場。
一見、レッドオーシャンだらけのところから、まだらに見えるブルーオーシャンを見つけていけるかどうか。
僕の場合は、ラッキーパンチだったけど、非常に大きな気付きをもらえたなーって思います。
なので結論、『丁寧に市場を観察していこう!』というお話でした。
この体験が、読んでくださる方の参考に、少しでもなれたら嬉しいです。
今日も一緒に頑張っていきましょう!
応援しています。
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