7歳の娘がサンタに手紙を送りたいと言っている。
この記事はUMITRON Advent Calendar 2024 23日目の記事です。
養殖×Techをテーマにしたスタートアップ「ウミトロン」でハードウェア開発をメインに担当しているオグラです。2児の父親で、昨日の出来事を記事にしてみようと思います。
プロローグ
11月29日にStarlinkとUMITRON CELLを接続して遠隔養殖実証調査を無事開始できたりして、今年もいい年だったなぁとコーヒーを飲んでいた休日の朝。7歳の娘が「ねえパパ、サンタさんにお願いするプレゼントを書いた手紙を渡したいんだけど」と。
なるほど。まだ娘はサンタさんを信じている。サンタさんから手紙の返信が来たら嬉しいんだろうなと思い、「世の中にそんなサービスあるだろ」とGoogleさんに聞いてみる。
調べてみると、5~6つほどのサンタクロースに手紙を出すと返信が来るサービスが存在する。(ここでは会社のブログなので他社サービスの紹介は控えます)
しかしながら娘よ、今日は12月22日。どのサービスも締切がかなり前に過ぎているのよ。その計画性のなさは父親譲りか。
でも、そんな状況でもなんとかしたいのが親心。そして昨今のAI、IoT、DX化が叫ばれる中、そのど真ん中で開発をしている我々ウミトロン。
「サンタさんへの手紙もDX化したらいいんじゃないか?」とひらめき、サンタさんLINE BOTを作ってみることにした。
サンタさんLINE BOTを作ってみる
本記事では詳細な説明は割愛しますが、全体構成はこんな感じです。
Line Messaging API
LINEメッセージをサーバーに飛ばすために、LINE公式チャンネルを作成し、LINE Messaging APIを使います。最近、公式チャンネルを作らないとLINE Messaging APIが使えなくなった仕様らしいです。アイコンはDALL-Eを使って、娘が好きそうなデザインで作成。
ngrok
ngrokはローカルPCで動いているネットワークを外部公開できる便利なサービス。LINE Messaging APIとサーバー間の通信にはngrokを使用し、LINE Messaging APIの設定画面にngrokから発行されるURLをWebhookとして設定してデータを送信します。
ChatGPT API
説明不要なGPT先生。公私ともどもお世話になっていますが、娘の夢を壊してほしくなかったので、一言物申す親心。
完成したサンタさんLINE BOT
やりとりがこちら。
初めのご挨拶
メッセージのことを「手紙」と言ったり、少し言葉が怪しい部分もありますが、まぁ及第点。プレゼントについて聞き出す流れは良い感じ。
欲しいプレゼント伝えてみた
今回のシステムは画像には対応していないのに、無邪気に手紙の写真を送る娘。どのようなプロダクトでもユーザーがどう使うかを想像するのは大事。
使ってみた改善点
これまでそれっぽく回答してくれていましたが、今回のシステムは過去のやり取りを無視して会話する仕様のため、1つやり取りをすると前の内容を忘れるという無限ループに陥りました。一旦ここでユーザーテスト終了。幸い娘は気づいていなかった様子。
最後に
なんとかユーザー様(娘)には満足いただけたようで、来年には犬を我が家に迎え、サンタさんからもらったリュックサックに犬を入れてお出かけすると意気揚々の娘様でございました。
今回の記事とはあまり関係ありませんでしたが、ウミトロンは、「持続可能な水産養殖を地球に実装する」というミッション実現に向けて、日々プロダクト開発・展開にチーム一丸となって邁進しています。
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