トレンドの「渋谷の広告」を追った。感動の幕開けだった。
ついさっき、職業柄気になるものをTwitterで見つけた。
「渋谷の広告」である。
なんだこれは。と思わず見入ってしまった。ぱっと見広告というか、幕?それが広告?もはや迷宮入りしかけそうだった。
そもそも、仕上げねばいけない資料などもあるのにTwitterを開いた時点で間違いだった。そして、間違いを重ねる。そう、気付いたときにはこのトレンドを追っていた。もう「渋谷の広告」に気持ちはつかまれていた。ゲームボーイカラーでポケモンに色がついたときと同じくらい高揚していた。
そんなこんなで見つけた「渋谷の広告」の本気のすばらしさをお伝えしようと思います。
アイドリッシュセブンの広告だった
まず気になるのは、そもそも「渋谷の広告」とはなんだというところ。これはトレンドの中身を見て、すぐにわかった。アイドリッシュセブンというスマホゲームの広告だった。
これだけであれば、特に何の変哲もなく「なんかあるんだなぁ、すごいなぁ、黒と白だなぁ」くらいのもの。
ただ、何とも簡単な間違い探しで、みなさん「おいおいおい」と思われていると思う。お気づきの通りで、冒頭に出した写真とこれは様子が違う。加えて、よく見るとこの中にも気になるワードがある。
舞台の幕が上がる。
この数分間、君を夢中にしたい。
危うく、どなたかわからないが、トキメキかける。そんな気になる甘いワード。
ただ、これだけでは何のことを言っているのかはじっちゃんの名に懸けても分からない。
渋谷の広告の全貌 - 衝撃の幕開け -
ただ、トレンドを読み進めていくとようやく冒頭の内容とつながった。
実はこれ、冒頭でチラッと見えたものの一日前の状態のものだったのです。詳しいのは以下。
掲載場所はここのハッピーボードと呼ばれる田園都市線の辺り。
なので、流れとしてはこのようになる。
12/16に「幕が上がる」広告
12/17に「黒く塗りつぶせ。白く染め上げろ。」の幕
ワタシが引き込まれたのが、この幕の状態の「渋谷の広告」。
この流れを見る限り、文字通り「幕が上がる」と予想できる。この時点で既にファンの方々のワクワクは計り知れない。トレンドを見ると、実際に現場に行って写真を撮っている人がいるのも確認できる。
※ちゃんと邪魔にならないようにTwitterの注意喚起を守っているようなツイートも確認されたので、作品に対する強い愛を感じる瞬間。
そして、ファンの期待や高揚感をこれでもかというくらい高めてから、遂に幕を上げます。それがこちら。
はい、感動。
フルでMV流れてるし、この高まったワクワク感からの高クオリティの"特別ポスター"。もうファンの喜ぶところを分かり過ぎな広告。ファンでは無かった私も気になり出すくらいに。
今回の衝撃の幕開けの流れはプロモーションの面(職業的な面)から見てもすごさを感じる。どう考えてもすごいとしか言えない。自身の語彙力に若干の不安がよぎる。
何がすごいのかをまとめみた。
今回のプロモーションは仕組みが秀逸
最もすごいと言えるポイントは
「リアルでもネットでも話題になる、拡散される仕組み」
にあると感じる。しかも、一つの情報で盛り上がるだけでなく、数種類の情報で盛り上がりを作っている点は秀逸。
本例で言えば、UGCを3つの段階それぞれで起こすことに成功している。
・幕無し :何かが起きることを示唆
・UGC :「なんだろう?」「え、なになに?」
・幕有り:何かが隠れていることを示唆
・UGC :「昨日と変わってる!」「何が起きる?」
・幕開け:特別ポスター広告ドン!
・UGC :「わー!」「キャー!」「おもしろい!!」動画含む
似た部分はあるものの、それぞれで異なったUGCが発生している。しかも、段階的に行っているので、誰かが反応して、それにまた誰かが反応してと常に何かしらの話題が巻き起こっている状態。
リアルでも「なんか目立つ」といった雑多でも何となくでも印象に残る広告と言える。写真を撮りに行く人だかりで「盛り上がっている」という印象も持ってもらうことができるし、「みんな使ってるのかな?」「みんな知ってるのかな?」となれば、良質なアテンションを獲得したと言っても過言ではないと思う。
webやインターネットだけなく、現実でも
「あそこが盛り上がっていた」
「人だかりができてた」
「大きいプロモーションしていて面白そう」
という口コミを発生させることができる点でも非常に練られている広告なのだ。
最後に・・・
今回の広告以外にも「#白く染め上げろ」「#黒く塗りつぶせ」のいずれかを含むツイートの合計数が一定ラインを超えれば、プレゼントがもらえるといったキャンペーンも行っていたりするので、話題化にさらにブーストが掛かっている。徹底している。MVやキャンペーンサイトを見ても、とにかくクオリティが高く、ファンが喜ぶことしかない状況。
このキャンペーンと一連の流れを考えた方やチームの方々には、ぜひ話を聞いたみたい気持ちでいっぱいになった満足度の高い取り組みだなと感じます。
本当に感動。
ちなみに、私はzool派です。