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期待値を確認すること

今週二つの経験を思い出しました。

 新卒研修の時にプレゼン研修があって架空の企業に提案プレゼンするというお題が出ました。しかし、その背景設定と提案依頼内容の情報が非常に少なく、何をどう提案すればいいのかよくわからないというものでした。
実はそれは、プレゼン以前に、相手は何を聞きたいのか、きちんと意識合わせとヒヤリングを相手にすべきという、そこからのプレゼン研修でした。人事にアポをとり、ヒヤリングする、それをきちんとやった人とやらなかった人のプレゼンは雲泥の差でした。

 今の部署に異動する際、初めて会った2つラインが上の上司の方に「俺はお前をほとんど知らない。異動を認める前に、何故俺がお前の異動を認めるべきか、プレゼンしてくれ」と言われました。その場が終わり別れたあとに、即座に1つラインが上の上司になる方に連絡し、2つラインが上の上司がどんな方なのか、部署としてどんな人材が求めているのか確認しました。
 後で聞いたのは、2つラインが上の上司が、1つラインが上の上司に、「あいつが、誰でもどんな形でもいいから、何を期待してるのか、どんな内容がいいか、相談や期待値を確認してきたら合格」といわれてたとのこと。勝負は本番前にすでに終わってました。

 「期待してる意図がわからない」「期待値がわからない」「相手が求めてる内容が毎回ブレてる」そんなことは後でいうことはできる。「なんだよ、聞いてた話と違うじゃないか」と相手のせいにするのも簡単。でも大切なのは、事前にすり合わせておくこと、確認しておくこと。人生の本当の大事な場面でそんなこと言っても、もう後戻りできない。

 段取りは重要。事前準備でほぼ決まる。それができるかどうか。仕事が慣れてきた今もそのスタンスを続けられるかどうか。それって、その人の信頼に大きく関わってくる、と、思うのです。

 この話を思い出したのは、今週そういう「信頼をなくすかもしれない場面に直面したこと」、「期待値を確認してみたら自分が思っていたものとは違う、”自分への期待”に気づいたこと」が立て続けにあったからでした。

 やっぱりチャンスは突然やってくるのです。そのためには事前準備と信頼の積み重ねが重要。そして他人との期待値のすり合わせはとっても重要だと思うのです。

 このブログも非常に気づきが多いのでぜひ。


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