「やったほうがいい」のフレームワーク

お客様あるいは社内、なんでもいいのですが「やりましょう」「やったほうがいいです」といった提案のときに、自分が意識しているフレームワークをメモしてみます。

1.やることに価値がある(メリットがある)
2.そもそもやれる(実行可能)
3.やる余地がある(スペースがある)

1.やることに価値がある(メリットがある)
何かをやることに何らかの価値があることを説明します。
この価値が短期なのか、長期なのか、はケースバイケースですが、いずれにせよメリットがなければやりません。
多くの場合、投資対効果で説明することになります。

2.そもそもやれる(実行可能)
どんなにメリットがあっても絵に描いた餅では意味がありません。
あなたでもできます、とそっと背中を押してあげることです。
要は安心感です。
こんなに難しいけどあなたにでもできます、なのか、こんなに簡単になったのであなたでもできます、かはケースバイケースかな。そこはプロダクトライフサイクルを意識してメッセージします。
また時には「みんなやってますよ」といったメッセージと組み合わせることもあります。

3.やる余地がある(スペースがある)
どんなにメリットがあって、どんなにできるとしても、すでにやっているならば意味がありません。ここでまだやる余地がありますよ、と気づきを与えることが求められます。ここが肝だと思っていて、相手を理解し、相手に寄り添って提案することが求められます。

このフレームワークですが、「競合に(自社のビジネスや土俵で)やらせない」フレームワークにも使えると思っています
 1.競合がやっても(競合にとって)意味がないようにする
 2.競合が実行できないようにする
 3.競合がそもそもやる場所がないようにする

もう10年以上前に、ビジネススクール時代に考えたフレームワークですが、今でも自分の中ではこのフレームワークを使って考えています。

今日ふと思い出すことがあったので、メモとして記載しておきます。ご参考になれば幸いです。

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