提案すること
先週、2つの経験談を思い出しました。
新卒一年目の冬に、コンサルタントとして、とあるプロジェクトのインフラリーダーを担当していました。
アーキテクチャ構成図を作成し、お客様のPMにもっていきます。
「XXだと思うのですが、どう思われますか。どうしましょうか。」
そのPMは私にこう言いました。
「あなたはコンサルタントなんだから、どうしましょうかではなくて、顧客の私に提案してください」
大学院時代はよく、研究成果をもって、共同研究費用捻出してもらうために大企業にプレゼンをしていました。
そのときに指導してくださった教授が、よくこう言っていました。
「できないことやダメなことを、証明するあるいは提案することほど、無意味なものはない」
「提案する」ということは難しいです。でもそれが価値あることなんだと思います。
もちろん御用聞きも重要です。「提案する情報を収集する」という意味では。
ただ、どこかのタイミングで必ず提案という価値を提供する、それが仕事だと思います。
「XXというメリットがあると考える。だからXXすべきだ」
その時のフレームワークが以前書いた「やったほうがいい」のフレームワークです。
なんでこんなことを書いたかというと、
「提案しているようで提案になっていない」
「提案する姿勢になっていない」
「それは説明にすぎない」
そんなシチュエーションを公私で見たので、ふと上述した2つの経験談を思い出したからでした。
価値ある提案をしていこう、自戒を込めて。
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