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2025年で20年目をむかえる動物看護師が次に見ている世界
動物看護師の過去と現在
2025年で動物病院の動物看護師として20年目をむかえる今、ぼく自身は新たな可能性を信じて転職を決意しました。(その理由は後半で)
まずきみは何者か??は、下記の記事で!
今の仕事を振り返るためにちょっと過去にさかのぼってみます。(もう何十年も前か…老いを感じる。)
昔は、今ほど専門性が高くなく求められること、求められる人材とすると『獣医師に言われたことをなんでもこなすことができるのがスーパー動物看護師』と言われていた印象があります。
また『小さな獣医師』というなぞの造語も生まれていたと認識しています。(この小さな獣医師という言葉は、ぼく自身気持ちがいいと感じる言葉でないので、使われているのを見たり聞いたりすると毎回モヤッとします。)
動物看護師の仕事といっても人医療のように分業はされておらず(今は施設により分業されているとことも増えてきましたが)業務内容は多岐に渡り、医療に関係ない名もなき雑用も含めると日々目が回るような量をこなしています。(その割には待遇が低い…。)
そんな中2019年6月に愛玩動物看護師法が制定され、今まで民間の資格しかなかったことが国家資格化され、さらに社会から求められることが増えると同時に職としての責任も高まってきています。
過去では、『獣医師の補助』のイメージが強かったのが、今は『獣医療の補助』として専門職としての知識、技術、経験が求められ誰しもがなれる職業でなくなったことは、個人的にも嬉しいと感じています。
(過去は、資格や専門課程を学ばずになれた職業は、現在は専門課程や条件を満たしていないと国家資格である愛玩動物看護師にはなれない。)
急に心に感じたこのまま働き続ける不安
ぼく自身は、2025年で動物看護師をして20年目をむかえます。入社した当初は今の職業が『男はやっていけない』『国家資格にはならない』そういわれていた時代をずっと歩み続けて来ました。
いつか専門職として社会に職業として認めてもらえる日が来る、国家資格になれば職域が広がり、自らの仕事にさらに責任を持ち、医療を通して動物や飼い主さんを支えることができる日を夢見てきました。
国家資格にはならない男はやっていけないという周りの雑音を耳には入れず。
今は国家資格を取得し、家族も養い専門職として動物病院で命を支えています。(未来はどうなるかはわからないものです。)
国家資格を取得してからもぼく自身は、いつもと変りなく日々の業務をこなし働いていた中で急に『この先動物病院で働き続ける不安』が押し寄せてきました。
それは、今まで仕事をしていてあまり感じたことのない気持ちになぜかなりました。
その理由がなんなのか?いま振り返るとこんな感じなのかな?と自己分析しています。
■年齢の問題で出てくる加齢性変化(若いうちにできたことができなくなるとか。)
■ライフステージの変化で出てくる悩み(このまま家族を養っていけるのか?親の介護ののこととかで今まで通り働けるのか?とか)
■未来への漠然とした不安(今の職場で次になにをみて歩んでいけばいいのか?)
■動物病院の動物看護師として現場一択でやり続けることができるのか?
■今後の動物看護師としてキャリアアップする環境がそもそもあるのか?
■結果を求められ続ける不安
今の年齢(この記事を書いているときは38才)になって20~30代前半の時には感じなかった不安が押し寄せてきたこと。
そんな中『これからどう生きるか?』を考えるようになりました。
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