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食農体験テーマパーク!?酪農王国オラッチェの魅力に迫る!

静岡県函南町に「酪農王国」という名前の食農体験ができるテーマパークがある。それは果たしてどのような場所でどういう経験ができるのか。今回は酪農王国オラッチェの魅力について語る。

山を越えて田園風景の中に現れるテーマパーク

訪問したのは2023年4月6日㈭。宿泊地の伊東市から熱海市内までは海岸線沿いを北上。しかし、そこから一気に急勾配の坂を始める。山を登り続け熱海函南線と合流しトンネルを抜けて山を下ると田園風景の中に「酪農王国オラッチェ」はあった。※この日はあいにくの天気で特に雲が低い。

酪農王国オラッチェの外観(静岡県田方郡函南町丹那349-1)

酪農王国オラッチェとは?

そもそも酪農王国オラッチェとは何なのか?
この函南町丹那地域は140年以上におよぶ酪農の豊かな歴史と乳文化があり、酪農王国オラッチェは地域振興・環境保全を目指す有機農業発展のために構想され、1997年9月23日に第三セクターとしてオープンしたとのこと。

では早速王国内へ。今回、ご対応いただいたのは酪農王国オラッチェを運営する酪農王国㈱代表取締役の西村悟氏。家族での訪問ということもあり、搾りたて生乳で作ったソフトクリームをいただく。美味しくないわけがない!

売店で販売しているソフトクリーム

動物と身近で触れ合えることができる牧場

ソフトクリームを食べた後に向かったのが動物との触れ合いゾーン。ここでは羊やウサギ、ポニー、牛にエサをあげることができる(エサは1カゴ100円)。ポニーが食べる瞬間の顔はなかなかインパクトがある・・・

食べる瞬間のポニー

また、ここではなんと牛乳の乳搾り体験も可能(乳搾り体験:500円)。せっかくなので娘も初挑戦。最初は怖がっていたが飼育員が手伝ってくれて何とか生乳を絞ることができた。娘は他にも羊やウサギにもエサをあげながら動物たちと触れ合った。食と命の大切さを少しでも学んでくれてたらありがたい。

牛の乳搾り体験

色んな体験ができるのがオラッチェの醍醐味

今回は動物達との触れ合いだけだったが、他にも「季節の野菜の収穫体験」ができる。また、王国内には工房もあるので、「バターづくり体験」や「アイスクリーム作り」、さらには木の実や木の枝を使った「ジオラマ・タペストリー作り」もできる。

夏~秋の時期には酪農王国オラッチェの名物イベントとして「とうもろこし畑の巨大迷路」も開催。高さ2m以上の約40,000本のとうもろこしによる迷路が5,000㎡の畑に出現するらしい。これは絶対に行くしかない!

体験だけでなく「食べる」も楽しめる

王国内には、バーベキュー場やレストランも併設されているので、地元の野菜やお肉を味わうこともできる。また、入り口にある売店には静岡県東部で親しまれている「丹那牛乳」をはじめ、乳製品や地元の野菜・特産品も購入できる。

楽しめるのは子どもだけかと思う人も多いかもしれない。大人に人気なのが王国内のビール工房で作られたクラフトビール「風の谷のビール」。熱海や箱根の観光地にも供給されているクラフトビールを現地でバーベキューしながら飲むのは最高に違いない!

オラッチェのビール工房で作られた「風の谷のビール」

食の大切さと命の尊さを実感できる食農体験テーマパーク

世の中ではSDGsへの取り組みが注目され、農林漁業分野ではフードロスの削減が盛んに謳われている。その中で、色んな食農体験ができる酪農王国オラッチェへ観光客だけでなく、修学旅行や遠足で子供達が訪れている。自然や動物と触れ合いながら食農教育を経験してみてはいかが?

酪農王国オラッチェ内(HPより)

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仲野真人
「農林漁業を夢のある食産業へ創造する」というミッションを実現するために活動を続けております!何卒よろしくお願い申し上げますm(_ _)m