牛のためのリゾート牧場!?いでぼくの魅力について迫る!
静岡県富士宮市に「牛のためのリゾート牧場」という一見変わったコンセプトの牧場がある。果たして「牛のため」とはどういうことなのか?今回はその牧場と運営する株式会社いでぼく(以下:いでぼく)についての魅力について語る。
富士山の麓にある「COW RESORT IDEBOK」
訪問したのは2023年4月5日㈬。横浜から東名高速を下り約2時間。新東名の新富士料金所から西富士道路に入りそのまま国道139号北上していく。国道71号線に入って林の中を抜けていくといきなり富士山の景色が広がった先にその牧場はある。
「牛のためのリゾート牧場」コンセプト
ここは「牛のためのリゾート牧場」がコンセプトになっている。「人のため」ではなく「牛のため」。つまり、牛が悠々自適に歩き回れる牧場なのである。しかも、ここは富士山の麓。天気は快晴とはいかなかたがそれでも富士山の景色は絶景の一言。
牛への恩返しを実現した牧場
なぜ、このような牧場ができたのか。それはここを運営するいでぼくグループの代表である井出行俊氏の想いからであった。2014年に初めて行俊氏に会った時、「私は牛のおかげでこれまで生きてこれた。だからいつか牛の恩返しがしたい。牛が悠々自適に過ごせる牧場を作りたい」と言っていたことを有言実行したのがこの牧場である。
放牧されている牛を見るだけでも癒されるが、牧場の隣にはカフェがありピザや牛乳、またクレープやソフトクリームも食べることができる。(土日祝日はご当地グルメの富士宮やきそばも販売)
チーズ工房ではチーズ作り体験もでき、またビニールハウスのバーベキュー場も併設されているので天気が悪くてもバーベキューが楽しめる。さらには、キャンピングカー用の停留所もあるので、観光客も楽しむことができる。
創業の地「いでぼくミルクハウス」
いでぼくの魅力は「COW RESORT IDEBOK」だけではない。市内方面へ車で戻ること約10分の場所にいでぼくグループ創業の地である「いでぼくミルクハウス」がある。
ここでしか食べられない「いでぼくのジェラート」
ミルクハウスは土日祝日になると大行列になる程の人気。その理由は「ジェラート」。いでぼくでは東名高速のSAや商業施設にIDEBOKUショップを出店しているが、ジェラートはこの本店でしか食べられない“プレミアムアイテム”なのである。
※今回は春らしくいちごのジェラートを購入。
美味しさの秘密は「徹底した衛生管理」
いでぼくミルクハウスに来て驚くのが隣に牛舎があるのにまったく臭くないことである。どうしても牧場は家畜の糞尿などで牧場独特の臭いがするが、いでぼくは徹底した衛生管理によって常に綺麗な状態にしているため全くその臭いがしない。それが牛にとってもストレスフリーであり良質な生乳を生産できている秘訣なのである。
牛を見ながらその生乳で作ったジェラートを食べる。これほど五感を楽しめるシチュエーションはそうはないだろう。
ミルクハウスの隣にはピザやパンを販売する「大地」もある。平日はランチプレートがあり、何よりいでぼくのミルクをふんだんに使ったパンのサンドイッチは絶品。またジャージー牛乳を30%使用し飯盒で炊き上げた「まかないパン」も大人気。
1回で2種類の牧場が楽しめる「いでぼく」
富士宮市には富士宮浅間神社やB級グルメで有名な「富士宮やきそば」の人気店も沢山ある。しかし、これだけ自然の景観とこだわりの食材を楽しめる場所はそうはない。しかも一度の訪問で2つの牧場を楽しめるいでぼくグループ。是非、富士宮へ訪問の際は寄ってみて欲しい。
※いでぼくの情報
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