名選手=名指導者では無い。
自分は今、経営者でもあるけど指導者でもあります。
ちなみに自分は、全くもって名選手ではありませんでした。
かと言ってまだまだ全然、名指導者でもありません。
指導者って指導してる限りずーっと勉強し続けなければならないって思ってます。
亡くった時に初めて周りから評価されるもんなんかなって思ってます。(先日の野村監督の様に)
ふと気づいたら、ゴルフと野球で今は常時、200人ぐらいを日々指導させて頂いてます。
もちろん、あぁ打ちなさい、こう打ちなさいともいいますがそれよりもそこへの準備の大切さや、もっと自信を持ってプレーする様に等々…
を伝えたいって思ってます。
野球は、8歳から28歳までやって来たけど、レギュラーでいつも試合に出てたのは、小学6年生の時と社会人野球の2年目の時だけでした。
後は、ずーっと控え選手でした。
いざ自分が出で行く場面を想像して、準備をし続けてました。
下手くそ過ぎたけど野球が大好きで自分の中でそれなりのレベルで28歳まで本当に未練がない‼️ってまでやり切れた事は自分の誇りです。
逆に言うと野球をスッキリ終えた後のなんか物足りない感じから、ゴルフでもう一回、自分を鍛えてプロを目指そうと…
最初はガムシャラに球を打ってましたが、止まってる球なんだからと思って理屈、理論を勉強し始めました。
勉強して行くうちに自分自身の為にティーチングプロ資格を取ろうってなり、世間のゴルファーの方はそんな事、わからずにただ球を打つ感覚だけを磨こうとしてゴルフをされてるなぁ… ってなって…
じゃあこんな練習施設があればいいなぁって言う発想から34歳で脱サラして自分のゴルフスクールを立ち上げました。
10年前にはまだ150叩いてるゴルファーでした。
今でもレッスンプロの中では下手くそな方だけど、勉強は、めっちゃしてます。
それと小さい頃からゴルフをやって来た訳じゃないから、アマチュアゴルファーの方の気持ちはめちゃくちゃわかります。
今でも自分のゴルフにめっちゃ腹が立ってしまいます。
でも明日が人生最後のゴルフじゃないんやから… って思ってて前よりは一喜一憂しなくなりました。
だとすると、日々取り組まなければならない事が何なのかが明確にわかってきます。
逆に指導者は、それを伝えてあげる事が指導なんやと思います。
ゴルファーとしての自分の今はその日々取り組まなければならない事に淡々と取り組む事と、反復練習を毎日毎日繰り返してやって身体に染み込ませてます。
でも日々、身体の感覚は違います。
その感覚の違いにまだ気付くまでにはなれてません。
ここまで準備しなければならないの?ってぐらい徹底した準備をしなければならないし、そうやって行くうちに自信が生まれて来ます。
よく指導者の方で、
何度も言ってるねんけど、やろうとしない。
とかって行って生徒側のせいにする指導者は、指導の仕方、伝え方が下手やし、あぁ打ちなさい、こう打ちなさいばっかりの指導者やし、そういう指導は、指導者側の自己満足やと思います。
究極の指導って指導しない事だと思います。
しいて言うならずーっと観察して、自分が言う一言でいいイメージに変わる事が指導なんかな?って。
お金を払ってスクールに来て下さってるお客さんは、あぁ打ちなさい、こう打ちなさいって言われる方が習ってる気分にはなられるから、そこは、経営者であり指導者だから自分の中で難しい所です。
少年野球では、中途半端に野球やってた人があぁ打ちなさい、こう打ちなさい言い過ぎやし、そもそも論、ゴルフでも皆、目先の結果にとらわれすぎです。
少年野球なんかは、もっとキャッチボールをちゃんと教えて欲しいなぁ…
今やるべきことをやってたら後から結果はついてくると思います。
指導者が目先の結果にとらわれたダメやと思います。
でアマチュアの方は辛抱強く、我慢して練習する事が皆出来ないんですよね…
だからいつまで経ってもアマチュアなんやと思います。
そこを我慢させるのが指導者なんやと思います。
指導者は、あぁ打ちなさいこう打ちなさいを指導するよりもっとそういった事を指導出来る指導者にならないと… って思います。
皆、目先の結果にとらわれ気持ちよくなりたいんですから…
野村監督の言葉で、
一流は非難
二流は称賛
三流は無視
お金を払って習いに来てる方や少年野球ではそうは行かないけど、究極やけど、指導者ってほんまにその通りやなって思います。
経営の事を考えると、お客さんを称賛して気持ちよく帰ってもらう方がいいです。
ただ、指導者側からすると二流だから称賛するんだよっては言えないけど、そんな気持ちです(笑)
だから相手に合わせて1つ褒めて、3つ指摘が1番無難なんかな?って思います。
経営者と指導者が=だともの凄く難しいです。
自分は、日々そんな中で葛藤してます。