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留学やワーホリ、1年後の英語力は出発する時点ですでに決まっています
残酷ですが、これは事実です。
これから期待を胸に初めて海外に出て英語を身につけようとしているのに、「決まっている」なんて・・・
また、英語が得意で相当準備して勉強してきた人にとっては、おそらく現地での過ごし方次第ではかなり、飛躍する可能性はあります。
しかし、
何もせず海外行ってから頑張ろうと、日本では渡航準備や滞在経費を稼ぐためにバイトばかりして、ほとんど勉強しないという人には、
ただ海外行ったところでたいして何も変わらず帰国するはずです。
これまでの経験からいろいろな人を見てきましたが、ほぼ結果はみんな一緒です。
海外に出てみたいという気持ちが先走って、焦って早く行きたがるのもわかりますが、物事には順序ってもんがあります。
長期の現地の滞在経費だって安くないはずです。英語の基礎すら何も備わっていないのに英語の目的ために海外出るって、費用対効果が悪すぎです。
例えば、
ワーホリの場合、たいてい最初は現地の英会話スクールに通う人って多いようですが、
はじめは下のクラスから始まって、だんだんレベルアップして最後は上のクラスに上がって終えるのがフツーは流れですが、
日本人の場合は、最初から最後まで下位クラスのまま。
最後まで通い続けばまだ良い方で、一ヶ月も経たずに授業についていけず来なる人も多いそうです。
そもそもですが、海外に行けばわかると思いますが、海外に行ってまで机に座って勉強する気になんてならないんです。
かと言って、外へ出てしゃべりまくろうと思っても英語は聞き取れないし、しゃべれない。そうなると何もできずストレスが溜まり、
結局はまわりにいる日本人同士つるんで、仲良しグループで過ごすようになって、
海外に居ても日本の延長線上と変わらない環境で過ごしようになってしまうのです。
留学にしても、よくYoutubeに留学の不満やホームステイ先の愚痴を動画でアップしている人がいますが、
まわりに話せる人いないからカメラの向こうの日本人に共感してもらいたいと思ってストレス発散しているんでしょうが、
海外にまで行ってカメラに向かってグチるんじゃなく、せめて今あるボキャブラリーで相手に言い返すのが海外での経験になるわけで、
ビビって対話から逃げて内向きに走るのは筋違いですし、海外に行った意味がありません。
そもそも、留学など海外に出て行くのも、日本で英会話スクールに通うのもどちらも英語の会話量だけ増やせば最短の上達法だろうという考えから、漠然と海外行きを選んでのことだろうと思うけど、
これまで何度も言うように、基礎なくして英語の会話の上澄み部分だけ都合よくやっても英会話の上達はありえません。
たんに英会話の部分だけくり返して上達しようとするっていうのは、
野球に例えると、
バッティングや守備の練習も全くやらずに、ただ試合数だけをこなしてくり返しているのと一緒です。
それって試合の場馴れはするけれど、別に上手くなることもなく試合に勝てるようにはならないわけです。
ネイティブと話すことに緊張感は取れビビらなくなるけれど、話している英語の内容はたいしてかわり映えしないままです。
目標はいくら高くても、それを達成する過程が具体的、論理的でないと結果に結びつきません。
無意味なことを100回やってもダメなもんはダメ。効果が出ないから終いには心が折れて英語も続かず結局は辞めてしまうのです。
みんながやっているからとか、評判が良いとか、そんなの鵜呑みにしないで、自分のアタマで何をすべきか考えて行動することが大事です。
もしあなたがこれから留学やワーホリ行きを考えているなら、きちんと勉強してからでも遅くはないので、今の自分の足元をまずはよく見つめてみることをオススメします。