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TOEICであなたの大切な時間をムダに使ってはいませんか?
以前にも書いたけれど、テスト問題が解けることと英会話が上達することはまったく別物です。
同じ英語を勉強しているからって、その延長線上に英語の読み書き、会話がオールマイティーにできるようになるんだろうと漠然と錯覚している人って多いんですよね。
英語が話せるようなになりたいのに、TOEICなんかに取り組んでも全く意味がありません。
そもそもTOEICって日本の組織が米国ETS(TOEFL®テスト開発元)に依頼してできた日本発祥のテスト。
建前はビジネス英語に必要な英語テストということらしいですが、実際の北米、欧州で何年も仕事もしてきたけれどそんなテスト出来たところでビジネスに全く必要ないです。
テスト大好き、資格大好き日本にピッタリハマった、企業のビジネスとしては、中毒性があってこれはすごい儲かるビジネスモデルだと思います。
だって、やり始めたら満点取るまでリピートし続けるテストオタクも多いし、日本の多くの企業がTOEICの結果を重視し採用している現状、顧客が途切れない。
ビジネスを仕掛ける側からしたらこんな良いビジネスないですよ。
受験する本人たちは、せっせと頑張って時間とお金をカモられていることにさえ気づいていないわけですし・・・
そもそもTOEICが認知されているのは英語が話せない日本と東アジアくらいなもんで、世界じゃほとんど知名度すらない。
990点取ったところで英語オタクの間でマウント取り合って自己満足したいだけの価値しかない。
もし英語ネイティブに「オレ、TOEIC満点なんだぜ!」と自慢しても、
「何だそれ?それなのに英語もロクにしゃべれてねーじゃん」って、一笑されるのがオチです。
入社の履歴書出願で「資格としてTOEICの点数が必要」いう人もいますが、
そもそも英語が話せる人材ほしいのに会社がTOEICに頼って英語力判断すること自体、間違っているんですよ。
大企業なら人事が採用するのでしょうが、その人事担当者が英語力が無いから、自分らで判断できないから第三者機関のTOEICのテスト結果の点数という数字に頼らざるおえないわけです。
また、テスト結果だけで「英語ができる人材」ということで採用され、いざ部署に配属されてみるとまったく使えない人材が多いってこともよく聞きます。
英語力あると思って採用したが、実際は英語も仕事もできず何のための英語採用なのか本末転倒。現にかつて自分も会社員時代そんな人も見てきました。
今なら翻訳アプリもあるので、仕事できるヤツがアプリ使えばそれ済んでしまいます。
そもそも「英語」って言葉なわけで、コミュニケーションツールです。
英語のための英語の勉強って言語学者にでもなりたいのならまだしも、
いい大人が金払ってシコシコ英語のお勉強に時間を費やし、カモられて喜んでいるってどうなのよ?
満点取るための時間を何年か何十年かして振り返ってみたときに、テスト勉強した中身の思い出なんか何一つ残ってなんかいないわけでしょ?
「あのときのあの問題を解けるようになって感慨深かったな」とは絶対にならない。
英語学習がもうテスト攻略が目的になっている時点で、本来のツールとしての「英語」はどっかいっちゃているんだよね。
英語をやるのなら、英語を話せるようになるための英語、一択しかない。
いまの日本の狭い生活圏内で一生を終わらすって、すごく人生もったいないってことに気づいたほうがいいです。
20代である程度英語ができるようになって、いろいろ経験積めれば、
それまでの人生シャフルして30代以降の人生を変えることは可能です。
そのためにもやるなら英語は早く始めるべきです。
リスクとって海外経験できるのは20代なわけで、30歳になってふと我に返ったようにワーホリ行き出しても遅すぎです。
もしあなたが英語に興味持って、現在勉強しているのなら、将来を見据えた英語の勉強になっているのか?何のための英語学習なのか?
今一度考えてはみてはいかがでしょうか?