訪問看護ステーションで働く新卒理学療法士の話 vol.5〜利用者の心を動かすことができないことがネックになっているの巻〜
はい、どうも。
在宅NATIVEセラピストの佐々木です。
僕は、毎月1回、新卒で在宅分野に飛び込んだ理学療法士の話を聴く機会を設けている。
なぜなら、僕が新卒で在宅分野に飛び込んだ時、新卒で在宅分野に飛び込んだ同僚も先輩も居なかったからだ。
困っている人がいれば連絡ください。一緒に話しましょう。
理学療法は先輩が教えてくれた。
しかし、在宅リハビリテーションはどうだったろう…。
だったら僕が成ればいい。そんな感じだ。
ー*ー*ー*ー*ー
さて、新卒在宅セラピスト君は言った。
本当はもっと良くなると思っているんです。
慢性期だから年を取る中でADLが維持できていることはいいことかもしれませんが…。
「良くなる」ってなんだ? 「本当は」ってなんだ?
そんなことを思いながら話を聴く。
継続して運動ができるようになってほしいから、屋外歩行を目標にしてて、訪問では屋外にいけるんですが、自分では行ってくれないんです。
身体機能は問題じゃないと思っていて、気持ちの問題だと思うんです…。
それは誰の目標なんだろう?
継続して運動するための屋外歩行っていうことだろうか?
質問してみた。
『ICFで評価した場合の個人因子で上がったものを教えてくれますか?』
ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)
国際生活機能分類
健康状態や心身機能・活動・参加に対して双方向的な矢印が出ている。
影響しあっているのだ。
新卒在宅セラピスト君は
・・・・・。(答えは返ってこなかった。)
質問を変えてみた。
『その方は、何が好きで、どんな生活を送ってきたの?』
・・・・・。(答えは返ってこなかった。)
ー*ー*ー*ー*ー
単純に、評価不足なんだろうと思う。
答えられないということは、視点がないのだ。
視点を持っていなければ見えない。
知識がないことはないと思う。
ICFを知らないことはないと思う。
だけど使い方を知らないのだと思った。
勝手に問題提起をしておこう。
今回話を聴いたのは、2年目になる新卒在宅セラピスト君だ。
なぜ評価不足になるのか…。
在宅には在宅の評価があるということ。
それを教えられる人材がまだまだ少ない…ということだろう。
みなさんはどう思います?
ぜひコメントなりでディスカッションしましょう。
さ、ここからが今日の本題。
身体機能は特に問題ないんだが、活動範囲が広がらない、参加につながらない、どうしていいかわからない。
残念なケースとして、やることがなくなり、もみもみ屋さんかお散歩屋さんになっていく…。
僕なりに、そんな状態を打開する方法・考え方がある。
以下に、書いていく。
一応、必死で学んだことだし、有料にさせていただきますね。
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