訪問看護ステーションで働く新卒理学療法士の話し vol.4〜新卒といったら担当変更されましたの巻〜
新卒と言ったその瞬間から態度が変わってしまった。
担当者変更はよくあることかもしれない。
今回は、契約解除となってしまった・・・。
僕ら理学療法士の業界では「臨床何年目ですか?」という質問が良くおこなわれる。
臨床◯年目=偉いor偉くない(すごいorすごくない)
の基準になっているようにも思う。
これは、僕ら理学療法士だけでなく、訪問看護・訪問リハを受けられる利用者さんから向けられる眼差しでもある。
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新卒のA君
先輩の引き継ぎで、担当になった利用者さん。
担当になってから、約1ヶ月。
週2回の利用だ。
前担当者からの引き継ぎの利用者さんの為、メニューを大幅に変えることなく、目標設定や課題設定を会話の中から汲み取りながら、関係性の構築に精を出していた。
Aくんは、新卒で訪問看護ステーションに入職したセラピストだ。
10月で約半年が終わろうとしていた。
ある日、Aくんは体調不良で仕事を休んだ。
その利用者さんのところには、代打で先輩が行ってくれたようだ。
次週、利用者さん宅にあがったAくん。
先週はすいませんでした。と謝罪を入れ、訪問スタートだ。
『おまえ、そんなことやって、なんの意味があるんだ?』
『それは、ほんとうなのか?』
『信用ならんから、前回きた先輩に聞いておけ!』
など、今までと違う返答をされることに、Aくんは少し戸惑った。
その週の2回目の訪問日も、関係性は改善せず、疑いの眼差しや質問を多く受けたAくん。
事業所に戻る。
事業所には、利用者さんからの契約解除の依頼が来ていたという。
上司が話しを聴くことで、なんとか、再度担当を変更することでおさまったようだ。
理由は『新卒なんかを、よこすんじゃねぇ』ということだったそうだ。
先週代打でいった先輩がAくんの話しになった時に「新卒」という言葉を出したらしい…。
ー*ー*ー*ー
Q1:あなたが新卒セラピストだった場合、どうしますか?
Q2:あなたが新卒を抱える事業所の管理者であった場合どうしますか?
一緒に考えてくれる人、募集しています。
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