ミャンマー日記:2日目〜日本人起業家、中原一就さんに出会って〜
【2日目】
ミンガラーバー まさまさだよ。
10:00
ゆめちゃんが迎えに来てくれる。
チェックアウトしに行くと、ちょこんと座ってるゆめちゃん。
ホッとするよね〜。
6年も暮らしてるだなんてほんとすごいな。
ゆめちゃんのお土産屋さんのある。
ボーヂョー・アウンサン・マーケットへ。
ゆめちゃんのお店
タナカっていう化粧品?涼しい日焼け止めを塗ってくれた
僕が帰る前日は月曜日でマーケットが閉まっているからとお土産を先に買う。
***
日本人起業家本田さんの運営する『東京ラブストーリー』へ。
日本食屋さんで、日本の歌が流れている。
彼の話を聴く。
本田さん
最初はJICAでミャンマーへきただけど、自分の店が持ちたくてね。
再度ここへきたんだよ。
撤退しようと思ったらいつでもできるしね!
と、ポップだ。
JICAの話から、少し医療の話になる。
PT(理学療法士)はいるが、OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)はいないそうだ。
JICAでなく、KOICAもあるらしい。韓国版ってことね。
本田さん
めちゃめちゃ金遣いが荒いのよww。
KOICAが来てね、アーチェリー部のためのバカでかい施設をぶったてたの。ミャンマーの教育に、体育がなくてさ。(音楽もない)
で、現状みてみると、そのバカでかい施設を5人ほどしか使っていないわけね。
「なんじゃそれ!」って感じでしょ?
でもね。
こう言われるわけ。
「KOICAはこんなにカネだしてくれたんだぞ?日本も金だしてくれるんだろ?」ってね・・・困っちゃうよ、ほんとw
ちなみに、新しいカリキュラム改定で体育と音楽が始まるんだってさ。
僕
ミャンマー どうですか?
本田さん
ミャンマーは、日本よりいい!
でも、ストレスは日々あるよね。
ま、日本に比べりゃマシだよね…。
詳細を聴く…。
本田さん
通勤1つとっても、日本は嫌だしさ〜。
ミャンマーは人間的な生活できるし…。
人間的な…もう少し深掘りして聞きたいが、別の話題へ…。
食後、トイレへ行くと…
ゆめちゃんが書いたみたい
さて、食事を終えて、本田さんさようなら!
出口にもゆめちゃんの絵が
***
電車に乗って、昨日すぐに帰ってしまった中原かずさんの和菓子屋「せいざ」へ向かう。
「せいざ」を詳しく紹介している記事があった。
あれ?昨日あった桂川さんが書いているじゃん!ww
電車はゆっくりで田舎を走り、窓もなく心地よい。
『どの電車に乗ると良いの?』とゆめちゃん。
心強すぎるっしょ。
ミャンマー語ペラペラゆめちゃん
降りる。
僕
あれ、お金払ったっけ?
ゆめちゃん
ん?無賃乗車だよ!
たまにバレるけど、バレないもん!
と、笑っているww(こんなん書いて大丈夫かな?w)
中原かずさんか運営する和菓子屋「せいざ」に到着。
昨日話せなかったので、どんどん質問してしまう私。
僕
ミャンマー へのきっかけは?
かずさん
医師の林健太郎さん。
国境なき医師団にいらしたが、大きな組織だからこそできないことがあって、自分の目に見える部分を変えていきたいと思っている人がいてさ。
病院で患者を見てるなかで、解決されない問題が多くって、生活を見に行ったらしいの。
そしたら、毎日酒飲んで、体調崩して病院へ戻ってくるみたいな…。
なぜ酒を飲むのか?
仕事がないから。
結果、アル中になっていってしまう。
それをみて、自分で仕事作るような医師になろうって思ったんやって、林さんは…。
そこで、ミャンマーで農業を始めることを検討していた林さんとかずさんが出会う。
その時のかずさん。
社会課題を解決するのが、使命と思って、どの社会課題をターゲットにしようか迷っていて、教育・医療・農業などと書いたルーレットをまわして、たまたま農業でルーレットがとまって…。
『農業の最先端は・・・? 北海道は富良野だ!』と北海道へ飛んだ。
キャリーバッグを引っ張って、『働かせてください』と言い回った。
3軒目でどうにか働かせてもらえることに。
農業の現場と販路を北海道で見た。
その後、千葉県柏市で、道の駅のようなところで働いた。
農協や卸しとはどんなものか実地で学んでいった。
時系列は少しもどるが、なぜ社会課題なのか?
大学の友達がホームレスになった。
大学をやめて、生きるためにバイトをしようとした時、『電話番号を教えてください』って言われた。電話番号は持っていなかった。
『身分を証明できるものは?』って聞かれたが手元になかった。
電話番号…携帯を買おうと思ったら身分を証明できるものを…住民票等の提示が求められる。
住民票を作りに行こうとすると電話番号等を求められた。
結果、友達は働けない状態が続いた。
友達が社会に殺されるんじゃなないか…かずさんは感じた。
これは社会問題だ!
そして、みんな知らないだろう…。
就活で、上記のエピソードを話してもあまり受けが良くなかったという。
もし、サラリーマンになって、自分たちの仕事が楽しければ、普通に生きていけるかもしれない。さらに、社会問題には気づきもしないし悪気もないんだろうなと。
でも、僕の友達は、その社会問題に殺されるところだった。
正義感の強かったかずさんは、だったら僕が解決するし、社会問題が見える化しようと思った。
安倍さん(リディラバ)と出会い、リディラバメンバーに加わったそうだ
リディラバがやっている、ソーシャルイシューを発見する旅について、詳しくは、サイトを見てほしい。
ちなみに、林医師と出会って、動き出した医療×農業は今どうなっているのか?
八角という植物を育てている。
それは、インフルエンザの薬のもとになる。
現状、インフルエンザの薬は輸入で値段が高く、ミャンマー人に行き渡っているわけではない。インフルエンザで苦しむ人も多い。それを元から断ち切れるように、ミャンマーの地で薬(医療)のもとになる植物を育て(農業)、さらにそこに新しい仕事を生み出すまでになっているという。
さらに、それらがよく育つように、日本の業者と土地を借りて、肥料の開発も行う。実績を作るために一緒に実験(農業Labo)している。
***
せいざができるまで
①付き合いの農家(もち米)がいて『買ってくれよ〜』という。
でも、販路がなかった。
②日経企業からよく聴くことがあった。『手土産とか詫びの品がないの?』
③詫びの品?『早く消費して水に流してよ!』ってやつでしょ?
①②③より、和菓子やん!
ってピンときた。
そのアイディアは2年前くらい。
さらに、ある日田舎の女の子と話していた。
親の病気の治療のため、借金をする。
金利は10%だ。
お金を稼ぐために、夜の仕事へ。
でも、いつまでたっても、抜け出すことができなくなっていた。
ミャンマーは大学に行かないと給与の良い就職はできない。
そのためには勉学が必要だが、夕方〜夜働いていては、勉学が進まない。
かずさんは思った。
本人が働きたいのなら別だが、社会のある仕組みによってそうさせられているのなら解決したい。
女の子がついて話せる店を経営してみようか?
単身赴任とか、金の使えるアッパー層向けで。
そのアイデアと上記の和菓子のアイデアをミックスさせた。
昼に和菓子屋・夜はクラブ。
ここまで読んで、もう一度、せいざの記事を読んでほしい。
***
Q:何個事業をやっているの?
僕が聞いた中でも、和菓子屋・日本語学校・農業・社会課題を発見するツアー・技能実習生の育成・ミャンコン(カマコンのミャンマー版)
Q:怖さはないの?
ありますよ。1人だったらできないし…。
例えば、和菓子屋だったら。
「投資家が金出すよ」って言ってくれた。
これは「応援されている」ってこと。
「サービスはじめます!」っていって、「面白いですね!一緒にやりたいです!」これも「応援されてる」ってこと。
サービスを使ってくれた人が「あなたのところで良かったです!」
これも「応援されている」ってこと。
たくさんの人の応援が力になる。まるで元気玉を放つかのように…。その元気玉はみんなの応援で大きくなる。
Q:金銭欲は?
めちゃあります!
金があればあ選択肢がか増やせるでしょ。
僕の応援の力も強くなるし。
Q:今後は?
40歳でマダガスカルに行きたい。動物が好きなんです。世界中の動物がマダガスカルにはいる。
大好きな動物に囲まれながら、人間としても豊かになる、そんなバランスのとれた発展を目指したい。だから、今ミャンマーで頑張っている。
50歳くらいで日本にそれらを還元できると嬉しい。
「知ってる花は踏まない」とか言うじゃない?
社会課題も知っている人が増えれば、解決に向かう一歩になると思っている。だから、社会課題をみんなが知ってる花にしたい。
話を聞き終えてないけど、時間が来たので、失礼させてもらう。
あ!
こんなところに日本人?って番組、2/12放送分にかずさんでてたみたい!
***
今日泊まるのは、日本人ホストの宿。
待ち合わせまで時間がある。
ゆめちゃん
ねぇ、まさまさ!シャンプーしよ!
僕
(「お茶しよ!」みたいに「シャンプーしよ!」って初めて聞いたw)
お、おお・・・いいよ!
頭だけ混浴みたいでドキドキしたw
女性のシャンプー姿とドライヤー姿なんてみないっしょ!
写真を撮ると『とらないで!』とキレてきた。
ここに載せると怒られそうだし、嫌われそうだから、載せないw
さっきのポップすぎる『シャンプーしよ!』はなんだったんだw
僕の方が一足先に終えたので、日本語勉強中のソーバインと言語を教えあった。
ゆめちゃんは今晩と明日丸一日は、別件だそうだ。
この辺りで一度お別れする、ありがとゆめちゃん。
ホストの日本人は岩佐光平さん・まきこさん夫妻に、子どものみっきー。
ミャンマー 3年目になるとのこと。
ミャンマーには、心意気などなく、なんとなくだと。
宿泊代は『モテるだけの炭酸水』
2ケースかっていったら、10本くらいだと思ってたーと驚かれたww
ちなみに、先程まで会っていた中原かずさんの29歳の誕生日パーティーがここで開かれるようだ。
岩佐夫妻に、昨日あった山浦さん・昨日は会えなかった村上由里子さん・22歳の日本人社長みつはしさきさん・名前忘れた男の子が来ていた。
おもしろい話があったので、一つ。
ヤンゴンはバイクが全然ない。
理由は、ヤンゴンバイク禁止令があるからだ。
昔、スコーピオンズという暴走族がある車を襲った。
襲った車には、大臣が乗っていた。
大臣は怒って、スコーピオンズのメンバーを逮捕しようとした。
しかし、スコーピオンズのトップは将軍の息子で、捕まえるに捕まえられなかった。
その結果、法律でバイクをダメにするという暴挙に出た結果らしいww
ゆりこちゃんの、日本のおもてなしの心を技術にして、価値に変える、という事業についても、いろいろ聞いてみたかったが、美人は緊張するので、Twitterだけ交換したw
みんなで食べて飲んでしていたが、コルクラボのことを結構知られているではないか!
コルクラボ海をわたっています。
みんなが帰った後、ホストの岩佐さんとワインを飲みながら話す。
岩佐さんってこんな人。
ゲーム・プログラミング・ITのスキルを通して、一人ひとりの好きや得意が伸ばせる場所を作っている人。
息子さんとの関わり方を見ても、息子さんの好きや得意だけじゃなくどうしたいかどうしてほしかったのか…を丁寧に聴いている姿がすごく印象的な人でした。
まだまだ、書きたいことあるけど。
だれが読むとか考えてないから書いてもいいけど、疲れたw
今回の旅をアテンドしてもらっている、ゆめちゃんってだれやねん!
って言う人は、こちらを見てね!
まさまさは、ラジオもやっているよ。
こちらでも、ミャンマーの話をとって行くつもりだよ。
さらにpolcaもやっているので、支援まってるで!
充実の2日目が終了です!