Def Leppard / Hysteria(1987 UK:1 US:1)
8月3日はデフ・レパードの大ヒットアルバム「ヒステリア」の発売日ということで、私的な思い出を書こうと思います。
CDは、偶然数年後に出たピクチャー・ディスクを購入。
出会いはリアルタイムの1987年だから自分は高校2年生。
前年の1年生時、1986年はDuran Duranやハワード・ジョーンズのようなポップなアーティストが好きで、逆に嫌い、苦手だったのがハードロックやヘヴィメタル。 もうKISSさえ、「何この野蛮な音楽」でしたから。
そんな自分が変わったのは1986年。
この2曲が大きかったと思います。
7月4日リリース
RUN DMC - Walk This Way(1986 US:4 UK:8)
7月23日リリース
Bon Jovi - You Give Love a Bad Name(1986 US:1 UK:14)
この辺りから「俺でも聴けるハードロック」が出てきたと思います。
そして翌年の1987年。
学校祭の関係で「パラボラアンテナ」を作ったんですよ。
(電気科だったので)
今は写真のように小さいですが、80年代でしかも手作りということで大きさが直系2mくらいありました。
もちろん、作業は友達にまかせ(爆 ていたのですが、試しに映した時、たまたま衛星放送の音楽番組が映りました。
もちろん洋楽好きな自分は食い入るように見たのですが、そこには
The Smiths - Ask(1986 UK:14)が映ってスミスにハマった一方、
デフ・レパードにもこの曲で出会いました。
Def Leppard - Animal(1987 UK:6 US:19)
なんかいわゆる「うるさいハードロック」ではなくて、単純にメロディが聴きやすく独特なコーラスも耳障りがよかったんですよね。
で、クラスメートにHR/HMの大ファンがいたので聞いてみると、アルバムが良いということで友達に借りて聴きました。
その時「え、お前がデフ・レパード聴くの?」と驚かれたような気が。
で、カセットにダビングしてもらって聞いてみると全曲最高なんですよね。
今でも自分の好みとして、「シングル曲が多いけど、世界観が統一されている」アルバムが好きなので、まさにそれでした。
実にこの作品からは7曲のシングルが発表されています。
こちらの曲は上のRUN DMC - Walk This Way(1986 US:4 UK:8)から影響を受けてロックとラップを融合したようです。
う~ん、歴史的な流れを感じます。
Def Leppard - Pour Some Sugar on Me(1988 UK:20 US:2)
意外といったら失礼ですが、これがチャート的に一番良いのですね。
Def Leppard - Love Bits(1988 UK:11 US:1)
自分が一番好きなのはタイトル曲のこちら。
な~んか落ちついていて和むんですよね。
Def Leppard - Hysteria(1987 UK:26 US:10)
Spotifyの再生回数を見ると、実は人気ですね。
ちなみに、このバンドでドラムを叩いているリック・アレン
バンドが1980年にデビューして上り調子だった1983年の年末。
交通事故によって左腕を切断という重症を負います。
ドラマーにとって腕を失うことは継続不可能ということですが、それでも彼専用のドラムが開発されてドラマーを継続。 逆にスピードを落としたミドルテンポの楽曲が凄くハマってこの「ヒステリア」の歴史的大ヒットにつながった部分もあると思います。
もはや奇跡としか言いようがありません。
そんな奇跡の「ヒステリア」は来年2022年で35周年。
記念盤出るのかな~ まだまだ再評価されそうです。
そして自分もまだまだ聴き続けると思います。
パラボラアンテナの思い出と共に(笑
【おまけ】