New Wave 3選 Vol.3
New Wave3選のVol.3です。
New Waveは70年代後半のロンドン・パンクの後、
パンクの残り香とシンセサイザーや多種多様な要素が入った
70年代後半~80年代初頭のUKサウンドの総称です。
前回までの記事はこちら。
さて、今回は「ジャンル混合」というか、ジャンルにとらわれない斬新なバンドを3つ紹介します。
まずはJapan
1979年の3rd「Quiet Life」のデラックス・リイシュー盤がUKチャートの
初登場13位になりました。
サウンド的にはシンセも目立つNewWaveサウンドなのですが、注目は
その音を「1979年」というまだ周囲がパンクで騒いでいる時に既に確立していたことです。
そのサウンドに加えビジュアルも後のニュー・ロマンティックに影響を与えたメイクなど全てにおいて先駆者でした。
今回はこちらを紹介しましょう。
Visions Of China(1981 UK:32)
アジア色を出して円熟期に入った「Tin Drum」からのシングル。
やはりベースがエグいなぁ(^^
続いてCulture Club
彼らも早くからレゲエを取り入れたり、シンセもありバックコーラスはゴスペルなどパンクからの時代転換の軸になったバンドでした。
メイクはグラムを超えてもはや「女性」以上に女性。
ちなみに気になって調べたら日本の梅沢富美男さんは1960年代から女形をしているようですね。 それも驚きですね。
今回はこちらを紹介しましょう。
Time(Clock of The Heart)(1982 UK:3 US:2)
感動系のミドルテンポナンバー。
最後にTears for Fears
このバンドもジャンルに括れませんね。
シンセを中心、、とも言い切れずギターも生楽器もありで
独自のサウンド観を持ってます。
今回はこちらを紹介しましょう。
Sowing The Seeds Of Love(1989 UK:5 US:2)
序盤はヒップホップ風のヴォーカル、サビはしっかりメロディ。
シンセもあるが冷たくならず、人間的なぬくもりも感じる独特な音。
以上、今回は「ジャンル混合」というか、ジャンルにとらわれない斬新なバンドを3つ紹介しました。
流行のジャンルに乗るのではなく、自らがジャンルになるというクリエイターの理想な才能が羨ましい(^^