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リズム・マシーン名機「TR-808」を使った曲3選 Vol.1

日本から生まれたリズム・マシーンの名機は多く、
その中でも特に伝説となっているのがこのローランドのTR-808

手拍子のハンド・クラップ、コンコンと鳴るカウベルも個性的。
機器の細かい説明よりも、音を聴いた方がピンとくるかも。

最初に聴くと「え? こんな古い音?」と感じる人がいるかもしれません。
それは正解で、このTR-808は1980~1983年に製造されたレトロ機です。
ただ、一言で言うと「味がある」ので現在でも人気です。


近年ではピコ太郎のPPAPこと「ペンパイナッポーアッポーペン」で使われていたのがわかりやすいかもしれませんね。
ここでもカウベルの「コン、コン」という音が目立っており、
TR-808を知っている人であれば、すぐに「お、この人ある程度音楽知ってる人だな」と思ったはずです。 (この時点ではまだ古坂大魔王さんの音楽活動はよく知らなかったので)

そんなTR-808を使った楽曲は多く、この記事の一番下に製造元のローランドが作成したプレイリストも載せますが、今回は3曲取り上げましょう。


まずは、Marvin Gaye - Sexual Healing(1982 US:3 UK:4)
TR-808名曲といえばこの曲が選ばれる事も多いです。
イントロから手拍子のハンドクラップなど特徴的なサウンド。


続いて、
Afrika Bambaataa & The Soulsonic Force - Planet Rock(1982 UK:53)
後のHip Hopやエレクトロ・ファンクシーンに大きな影響を与えた曲。
シンセの「ギャンッ」っていう(表現難しい)「オーケストラ・ヒット」
という音色も同時に使われており、当時としては革命的なサウンド。

TR-808が製造されたのが1980~1983年なので、
この2曲がまさにリアルタイムで使われた代表曲です。


最後に、Talking Heads - Psycho Killer(Live)
Liveアルバム「Stop Making Sense」(1984)より
足元の「ラジカセ」からTR-808ビートが流れる演出。


なんとなくTR-808の個性をわかっていただけたでしょうか。

どの曲も使っているのは同じTR-808です。
当然他のアーティストも多く使ったのですが、やはり一流は機材の個性を
活かすことができるんだなぁ、と感心します。

下記サイトでは、色んな楽曲のパターンを見ることが可能。
  ↓


Spotifyでもプレイリストがあるので視聴可能な方はどうぞ。
youtubeにもたくさん映像がありますよ(^^


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