努力が水の泡になる瞬間:SUPが教えてくれた、目標達成の意外な秘訣
人生初めてのSUP体験をしてきた。
SUPとは、スタンドアップパドルボードの略だ。
自然を見ながらのパドリングは、とても気持ちのいい体験だった。
余裕があったのか、インストラクターの方がコース外の川の流れが速い場所に連れて行ってくれた。
ボードとパドルを使い、流れの速い川を逆流する。
川下りではなく、川上りだ。
見るからに難しそうであった。
プロの話を聞くと、岩の近くに沿っていくとスイスイ進めるポイントがあるらしい。
実際に何度かトライしたが、そういったポイントがあった。
川を逆流しているのに漕がなくてもその場に入れるポイント、前に進むポイントがあった。
川の流れって面白いなと思った。
川上りからの教訓
今回のSUP体験から教訓を学んだ。
それは、「悩むな。迷うな。観察して、即断即決せよ。そして、恐れずに前に進め。」だ。
まず、今のボードやパドルの状態と川の流れがどうなっているかを把握し、次にベターだと思う行動をすぐに決めることが必要だ。
悩んだり、迷った瞬間、すぐに川の流れにボードが取られてしまう。モタモタは禁物だ。
最後に、決めた行動を実行し切ること。これができなければ、これまでの努力は水の泡である。
何度かトライして、1度だけ目標地点付近まで到達することができた。
それ以外は川の流れに飲まれた。
迷いが原因だったと思う。
急流が教えてくれたこと
川の流れという視覚的にわかりやすいもののおかげで、以下のことを身をもって感じた。
世界は常に変化している。(川は絶えず流れ続け、変化している。)
現状を素早く把握し、瞬時の判断が求められる。(アクションを決めかねていると川下へ流される。)
判断を瞬時にアクションに移す必要がある。(グズグズしているとそのアクションが効果的であるタイミングを逃す。川は待ってくれない。)
悩んでいる暇はない。(悩んでいるとボードごと川下へ流される。)
川上りに限らず、日常にも活かせる教訓となった。
最後にもう一度。
「悩むな。迷うな。観察して、即断即決せよ。そして、恐れずに前に進め。」