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Terraformで自動構築!手動との違いを徹底解説

今回は、インフラ構築の自動化ツールとして注目を集めているTerraformについて、手動構築との違いを徹底的に解説する。


手動構築の問題点

特に複数の環境(本番、ステージングなど)をインフラ構築する際、手動で行うと多くの問題が発生する。

たとえば構築の際に必要な設定と、それを手動で行った時に起こりうるミスとして、下記のようなものが挙げられる。

  1. サーバーの設定 (OS、ミドルウェアなど)

    1. OSのインストールやバージョン管理(例:手動で異なるバージョンのOSをインストールする際のミスや不整合)

    2. ミドルウェアの設定(例:Nginxの設定ファイルの手動編集によるシンタックスエラー)

  2. ネットワークの設定 (IP、セキュリティグループなど)

    1. IPアドレスの手動割り当て(例:誤ったIPアドレスを割り当ててしまうリスク)

    2. セキュリティグループの設定(例:ポートの開放・閉鎖設定ミスによるセキュリティリスク)

  3. ストレージの設定 (ボリュームサイズ、スナップショットなど)

    1. ボリュームサイズの設定(例:手動で設定したサイズが不足している場合のパフォーマンス問題)

    2. スナップショットの管理(例:スナップショットの取り忘れや誤ったスナップショットの削除)

これらの手順を手動で行うと、非常に時間がかかってしまう。さらに、人的ミスのリスクも高くなる。

Terraformの概要

Terraformは、インフラ構築を自動化するためのツールである。以下のような特徴がある。

  • コードベースでインフラ管理

  • 様々なプロバイダーに対応

Terraformを使えば、コードを書くだけでインフラ全体を自動で構築できる。

Terraformのコード例

以下は、EC2インスタンスを構築するシンプルなTerraformのコード例である。

resource "aws_instance" "example" {
  ami           = "ami-0c6359fd9eb30edcf"
  instance_type = "t2.nano"
}
  • aws_instanceリソースを使ってEC2インスタンスを定義

  • amiでAMI IDを指定

  • instance_typeでインスタンスタイプを指定

このように、わずか数行のコードでインスタンス構築が可能だ。

Terraformを使った自動構築のメリット

Terraformを使った自動構築には、以下のようなメリットがある。

  • 構築時間の短縮

  • 人的ミスの減少

  • 環境の再現性向上

手動構築とTerraformによる自動構築を比較すると、その違いは明らかである。

一方でデメリットは、Terraformでコードを書く時間だ。
慣れているリソースであれば、すぐに書くことができる。
しかし、慣れていないリソースについてはどんな引数を与える必要があるのかAWSリソースについて詳しくなる必要がある。
どのみち、詳しくなることに越したことはないと思うが。

まとめ

Terraformを使った自動構築のポイントは以下の通りだ。

  • コードベースでインフラ管理

  • 自動構築でメリット多数

ぜひ、Terraformを使ってみることをお勧めする。

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