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【2025年最新】横浜DeNAベイスターズの歴代ベストゲーム10選【祝・日本一】
2024年のレギュラーシーズンでは3位に終わりながらも、プレーオフを勝ち抜き、「下剋上」で日本一となった横浜DeNAベイスターズ。
長い低迷期から脱し、今やセントラル・リーグのAクラスの常連チームとなりつつあります。
そんな横浜DeNAの13年間の歴史で、一番ファンの印象に残っているのはどんな試合なのでしょうか?
この記事では、横浜DeNAベイスターズの歴史の中で、特に印象強いゲームを独自にピックアップした上でご紹介します!ぜひ最後まで読んでみてください!
【2017.08.22】3者連続ホームランでサヨナラ勝ち!「ハマスタの奇跡」
カープの先発・野村祐輔の好投もあって、7回が終了した時点で1対5と苦戦。それでも8回裏に嶺井のホームランで1点を返します。
迎えた9回表、先頭の柴田が出塁すると、3番・筒香がライト上段へ2ランホームラン!これで1点差。続く4番・ロペスがレフトへ同点ホームランを放ち、これで試合は振り出しに。
それでもまだ同点。延長戦突入の可能性もファンの頭をよぎる中、5番・宮崎が振り抜いた打球は、フェンスぎりぎりながらもライトスタンドへ。
なんとプロ野球の歴史では初めてとなる「3者連続ホームランによるサヨナラ勝ち」という結末になりました。本当に信じられない展開です。
この年のCSを勝ち抜き、通算3度目の日本シリーズ進出を果たすことになる2017年のベイスターズですが、その勢いを象徴するゲームでした。
【2013.05.10】最大7点差を逆転!多村仁志のサヨナラ本塁打で決めた
7回表終了時点で10対3と、巨人に大量リードを許したこの試合。敗戦濃厚の重苦しいムードが漂う中、その回の裏に代打・多村のホームランを皮切りに、たちまちベイスターズの打線が爆発!10対9と1点差に迫ります。
迎えた9回、一発が出れば逆転サヨナラの場面で打席に立ったのは再び多村。強く振り抜いた打球は、ファンの待つライトスタンドへ!7点差をひっくり返す大逆転劇となりました。
梶谷のブレイク、モーガンのハッスル、ブランコの打棒爆発と、とにかく打線の爆発力が際立った2013年のベイスターズ。CS進出こそ叶いませんでしたが、この年に最下位を脱出します。
【2016.09.29】鳴り止まない三浦コール !「ハマの番長」現役最後のピッチング
リーゼントヘアーがトレードマークで、”ハマの番長”とも呼ばれた三浦大輔。長らくチームのエースとして投げ続けてきましたが、2016年に惜しまれながらも現役を引退します。
達成すればプロ野球新記録となる24年連続勝利をかけて現役最後のマウンドに上がりますが、6回途中まで投げて、12安打10失点。実は三浦にとって、これが1軍の公式戦で初めての2桁失点です。
それでも熱投を続け、最後はヤクルトの雄平に対し、ストレートで空振り三振を奪います。これが現役最後の投球。割れんばかりの「三浦コール」を受け、涙ながらにマウンドを後にしました。
試合後の引退セレモニーでは、「これからも三浦大輔はずっと横浜です!ヨ・ロ・シ・ク!」との言葉を残して、現役生活に別れを告げた横浜のエース。
1998年の日本一のメンバーとなった後、長い低迷期も経験してきた三浦大輔。現役時代に2度目の日本一は叶いませんでしたが、のちに監督として、その夢を実現することになります。
【2013.10.08】2本のホームランで有終の美を飾る!小池正晃のラストゲーム
横浜DeNAベイスターズとしての最初のゲームにもスタメンで出場した小池正晃。しかし若手選手の台頭もあって次第に出場機会を減らしていき、2013年に現役を引退を決意します。
迎えた引退試合、小池は4回裏にホームランを放ちます。この年、それまで本塁打がなかった小池ですが、ようやく会心の当たりが飛び出しました。
そして8回裏の最終打席、振り抜いた打球はレフトスタンドへ。涙を流しながらダイヤモンドを一周する小池の姿は、多くのファンの胸に刻まれたでしょう。
引退試合で2本のホームラン。まさに「有終の美」を飾った小池でした。
ベンチに戻った小池を熱い抱擁で出迎えたのは、横浜高校の同学年でもあった後藤武敏でした。小池と通算本塁打の数は「55」。そして、後藤の背番号も「55」。これは何かの偶然でしょうか。それとも…?
【2017.08.24】奇跡は続く!同一カード3試合連続サヨナラ勝利!
2日前にはクリーンナップの3者連続ホームランでサヨナラ勝利、前日には梶谷のタイムリーでサヨナラ勝利と、二夜連続のドラマが続いていたDeNA。ファンの期待も高まるばかりです。
中盤まで1対4とリードを許すも少しずつ追い上げていき、8回には筒香のタイムリーでついに同点に!9回表には、守護神・山崎康晃が3者連続三振で流れを呼び込みます。
迎えた9回裏、代打・後藤武敏が右翼フェンス直撃のツーベースでチャンスメイク。一打サヨナラの場面で打席が回ってきたのは、倉本寿彦。
倉本が放った打球は高く上がりながら、二塁へ。しかし広島のセカンド・菊涼介の前でバウンドが変わります。菊池が捕球できなかった打球はセンターへと転がり、その間に代走の高城俊人が一気にホームイン!
この倉本の内野安打で、チームは57年ぶりとなる3夜連続のサヨナラ勝利を決めました。同一カードでの3試合連続サヨナラ勝ちは、NPBタイ記録です。
【2018.08.17】筒香!宮崎!ソト!前年に続き3者連続ホームランで逆転勝ち
3点を追う8回、無死満塁のチャンスで打席が回ってきたのは、4番の筒香嘉智。初級を捉えたライナー性の当たりは、自身初の逆転満塁ホームランに!
しかしこれではまだ終わりません。続く5番の宮崎敏郎、6番のソトと、豪快なレフトへのホームランが続き、イニング開始時点では3点リードされていたところを、逆に3点リードした状態に。まさに形勢逆転!
8月・広島カープ戦・3連発で逆転と、昨年の劇的勝利の記憶が蘇ってくるようなゲーム展開でした。広島カープにとって、横浜スタジアムには「魔物」が潜んでいるのかも…?
【2016.10.10】延長11回にドラマが!嶺井の値千金タイムリーでCS1st初突破
ベイスターズが初めて出場するクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ。1位のカープへの挑戦権をかけて、2位の巨人と対戦しました。
白熱した投手戦が続く中、9回の守備でノーアウトのランナーを許します。巨人ベンチが代走に送り出したのは、「代走の切り札」こと鈴木尚広。しかしここは、投手の田中健二朗の牽制でアウトにします。レフトスタンドのDeNAファンが一斉に立ち上がり、田中に声援を送りました。
1勝1敗で迎えた第3戦。引き分けだと規定により敗退が決まってしまいます。
しかし、そんな劣勢の中で、延長11回にドラマが。得点圏にランナーを置いた場面で、途中出場の嶺井博希がレフトオーバーのタイムリーを放ちます。これが決勝点となり、3位からのファイナルステージ進出が決定しました。
レギュラーシーズンではわずか11試合の出場と苦しんだ嶺井ですが、大舞台で値千金の一打が生まれました。
【2017.10.15】泥だらけの死闘!初の日本シリーズ進出へ繋がる勝利
3位で迎えるCS・ファーストステージの第2戦。2位の阪神タイガースと甲子園で対戦します。雨の中で63分遅れで強行されました。
筒香が内角を突かれた際にバランスを崩し転倒。ユニフォームが泥まみれになったシーンを覚えているファンは多いのではないでしょうか。
同点で迎えた7回、乙坂智の3ラン本塁打などで一挙6点を奪います。この後も得点を重ね、結局この試合は、CS史上最多となる21安打で勝利しました。泥だらけの筒香も、決勝点を含む4安打2打点と活躍しました。
この後もチームは勝ち進み、DeNAとしては初めてとなる日本シリーズ出場を果たすことになります。
【2024.10.06】帰ってきたハマの主砲!筒香のホームランで逆転勝利
2020年の渡米から4年。ハマの和製大砲としてチームを主軸だった筒香嘉智が日本球界に復帰しました。「6番・左翼」でスタメンです。
3点リードを追う8回、佐野のタイムリーで2点差に迫ります。そしてチャンスの場面で打席が回ってきたのは、この日四打席目となる筒香。
ヤクルトのエスパーダの直球を捉えた、打球は右中間のスタンドへ!NPB復帰第1号は、なんと逆転の3ランホームラン。帰ってきた背番号25の豪快な一発で、試合をひっくり返しました。
1673日ぶりの1軍でのプレーで調整不足も心配されていた中で、この活躍。さすがハマの主砲です。
「♪ 横浜の空高く ホームランかっとばせ 筒香」という応援歌も、久しぶりにハマスタに響き渡りました。
【2024.11.03】シーズン3位からの下剋上!ソフトバンクを倒して日本一に
2017年以来となる福岡ソフトバンクホークスとの日本シリーズ。敵地のみずほPayPayドームで3連勝と、日本一に王手をかけた状態で、横浜スタジアムに戻ってきました。
この年に復帰した筒香のホームランで先制すると、リーグ屈指の破壊力を誇る打線が大爆発。11得点と大量リードで最終回を迎え、最後は守護神・森原が締めてゲームセット。26年ぶりの日本一を決めました。
ベンチから出てきた三浦監督の目には涙が。ナインから5回胴上げされ、横浜スタジアムに集まったファンと日本一の喜びを分かち合いました。
その他のベストゲーム候補
【2016.10.19】雨の中で決めた!球団初のCS進出
【2017.10.24】ラミレス監督が果たした下剋上!日本シリーズ進出決定
【2019.09.19】7点差を逆転!最後はソトのサヨナラ3ランで決めた
【2018.05.31】山下光輝 涙のサヨナラ打
【2019.04.29】石川雄洋の勝ち越しホームランで連敗ストップ
【2012.07.04】「横浜に残って良かったです」 三浦大輔 通算150勝到達
まとめ:日本一はファンの熱狂とともに
この記事では、横浜DeNAベイスターズの過去13年の歴史の中から、ベストゲームを独自にピックアップした上でご紹介しました。
長い低迷期を脱し、Aクラスの常連チームとなっていく過程には、横浜スタジアムのファンの熱狂というのが大いに関係しているのではないでしょうか?
来季は悲願のリーグ優勝・日本シリーズ連覇に向けて、どのようなゲームが見られるのか、今から楽しみですね!
※読みやすさの観点から、敬称を略しています。