Johnへ
こんにちはジョン
遅くなってごめん。
2019年は新年夜市に来てくれてありがとう。
まず質問に返事するね。
ジョンが来てくれたのは「新年夜市」。
実は番外編なんだ。
本編は「千年夜市」
毎年8月から10月の金土日にオープンするナイトマーケットだよ。
ここ福岡では第二の古くからある地名ハカタって呼ぶ日本人も多くて、ハカタは1000年の歴史のある街なんだ。
1000年の歴史がある街で、これから1000年続く新しい文化をつくりたくて、ネーミングしたよ。
2013年から始めて、毎年やっていく内に徐々に人気が出てきた。
2017年にあの地域のクリスマス〜年末のイベントが無いから、夜市をやって欲しいってことで、新年を迎える夜市「新年夜市」を開催することになったんだ。千年=sennen、新年=shinnen っていう日本語のジョークだよ。
夏〜秋に毎週やってる本編にもいつか来て欲しい。雑貨屋や占いやマッサージなんかもあって、Liveもいつも行われてて楽しいよ。
ちなみに
FREEDOM NIGHT MARKET
ってネーミングしたのは、日本ではけっこう規制やイベントに関する苦情なども多くて、割と新しいことがやりにくいこともあって、
例えば公園でイベントをやるのは大企業とか地域の人しか難しいんだけど、
僕らは何のバックボーンも持たない、イチ市民として始めたんだ。公園の借り方なんて分からないところから、ずっと正解を探しながらコツコツとやってきて、今となっては市の美術館とコラボ開催したり、国の社会実験としてコラボ開催できるようになったんだ。
そもそもは僕がタイや中国、ベトナムなど、アジア旅行をしていて、大小どこの町にもある「ナイトマーケット」という文化に感動して、これを福岡でもやりたい!って思ったんだ。
僕らみたいな旅行者も行くし、地元の兄ちゃんたちも集まってる。色んな雑貨や洋服が売ってあったり、おばちゃんが料理してたり、たまたま隣になったオッサンと乾杯して、そのあとどこかに飲みに行ったり。次の日に町を案内してくれたり。
僕を含めて、日本人はシャイなんだけど、あの場所で起こる自由な交流と、予定調和じゃない小さなミラクルは、日本旅行では中々味わえないもので、とんでもなく楽しかった。
そして、
「旅とローカルの交差点」
っていうテーマの元に、旅行者も地元人も、誰でも遊びに行ける「新しい夜の遊び場」をつくろうと始めたんだ。
それで、あの時の喜びを表現したくて、日本でももっと自由に楽しもうよ!って意味で、FREEDOM って言葉をサブタイトルに使ってるんだよ。
面白いトリビアがすぐには思いつかないけど、やってたらたくさんの小さなミラクルがあって面白いよ。
意気投合した旅行者と地元人がそのまま飲みに行ったり、次の日に案内してあげたり。
出店してる人とお客さんが仲良くなって、そのあとも交流が続いてたりするみたい。
出店者同士が仲良くなって遊び仲間が出来たり、新しいビジネスも生まれているみたいだね。
僕も夜市を訪れたたくさんの人と、今でもSNSを通じて交流があったり、福岡に来た時には一緒に遊んだりしてる。
この時期に毎年、福岡旅行に来てくれるお客さんもたくさんいるみたい。
なんと最近では、千年夜市で出会って結婚したカップルが2組、誕生したんだ。何より嬉しいよ!
僕のやりたかったナイトマーケットの目的は、ほぼ達成してしまったから(笑)
あとは大きな目標だね。
今は期間限定のイベントだけど、これを一年中やりたいんだ。
旅行者は「福岡に行ったら夜市でしょ。」って勧められるような場所。
地元の人は「今週末なにする?とりあえず夜市集合ね。」って言っちゃうような場所。
今の日常のすぐ隣にある、新しい日常をつくりたいんだ。
そんなことが出来る場所をいつも探しながら、まずは日本にナイトマーケットの文化を広めていくことを地道にやってるよ。
今年は8年目だったんだけど、コロナウイルスの影響で開催はちょっと難しいかな。
でも、きっとまた素敵な場所をつくっていくから、もし福岡に来ることがあったら連絡してね。英語が話せる友達と一緒に案内するよ。
他にもなにか聞きたいことがあったらメッセージしてね。
ジョンたちの旅の本が出来るのを楽しみにしてる。僕にも見せてね。
じゃあまた!
「旅行で訪れた福岡でたまたま千年夜市に出会って、すごく楽しかったから、タイトルの意味や、何かまつわるトリビアを教えて!福岡旅行の本をつくろうと思ってるんだ。」って千年夜市のFacebookページにメッセージをくれたJohnに宛てた手紙。友達に英訳してもらうために書いてたら、文章がそれっぽくなるものですね。
やってるうちに忘れそうになる初期衝動の大切さを改めて実感する。
こういったことを振り返れるように、noteを始めました。
千年夜市のことや、これから取り組んでいくこと、個人の思想なんかも、ちょくちょくと書いていきたいと思ってます。