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第10回 FunTrails Round秩父&奥武蔵 100mile 【前編】

こんにちはー!
最近飲んだ日本酒で美味しかったのが
「稲とアガベ醸造所  交酒  花風」だった、まさしです。

今回はトレイルランニングレース「10 FunTrails Round秩父&奥武蔵 100mile/100k/50k」の100mileの部にのレースレポートです。

私の過去のレースレポートを読んでくれた方は薄々お気づきだと思いますが、この【前半】ではレース部分は始まりません!
初めましての方は心してください。
おじさんになると無駄に話が長くなるものなのです。そしてトレイルランニングレースは行き帰りも含めてが旅なのです。なので順番に行きましょう。

◯どんな大会?◯

10 FunTrails Round秩父&奥武蔵 100mile/100k/50k
◎大会概要◎
日程:2024年11月15日(金) 〜11月17日(日)
会場:羊山公園(前日受付、スタートおよびフィニッシュ)

◎カテゴリ◎
100mile
距離:160km(トレイル率約80%)
累積標高差: 9,722m
制限時間: 32時間
100km
距離:105km(トレイル率約80%)
累積標高差: 6,831m
制限時間: 32時間
50km
距離: 54km(トレイル率約70%)
累積標高差: 2,985m
制限時間: 12時間00分

埼玉県の秩父駅から程近くにある羊山公園をスタート/ゴールとする大会です。カテゴリは上記3つ。
元々このFTRは100kmがメインの大会で年によって30kmなどショート部門を含めた2つのカテゴリで開催されていたが今回第10回記念大会に伴い、初めて100mileの部を新設。
ただこの100mileは今後毎年開催されるかは不明。
と、いうのも制限時間がなんと100kmの部と100mileの部が同じ32時間。ちなみにスタート時間も一緒なので運営面でもかなりシビアなんだろうなぁと。ハセツネダブルみたいな幻の大会になるのか?今後も節目の開催になるのか?とりあえず自分は次回以降100mileがあるかわからないという所も出場を決めた理由の一つです。
FTRのレース自体は毎年人気で今回も全カテゴリで1200人以上が出走したのかな?かなりのビッグレースです。

あと面白いのはエントリーフィーに学生割引があり半額で出場できます。これは大きい。トレランレースは安全の担保もあり仕方がない事ですが正直安いとはいえないので若年層の取り込みに少しでも配慮しているのは嬉しいですね。

◎コース◎

見てもわからないよね?出てもわからないよ。

出場したカテゴリの100mileのみの説明になりますが…えーと一見するとコースが複雑です。
スタートしてコース図の南側に行って、グルッと回り、東に行ってはグルッと回り、真ん中を何故か一周させられ、最後同じコースでスタートに戻る。わかりましたか?同じエイドを最大3回行く場所もあったりするので出場するまでは不安でした。
まぁ当日も奥武蔵の山域の特徴が低山中心で永遠に森の中なのでレース中はイマイチ自分がどこを走っているのかわかりませんでしたがマーキングがとても丁寧なので走る分には迷う心配はありませんでした。

メニュー公開は嬉しい

エイドは14ヶ所(多い!)
それぞれエイドメニューも公開され、ほぼ全てに炭水化物、汁物、果物に梅干し、それに加えてエイドの特別メニュー!
フラスクへの補給は水と麦茶のみですが、エイドで飲めるドリンクはとても充実してました。
ドロップバッグが中間の83km地点のエイド1回のみですが、エイドの補給を見据えたカロリー管理ができるのは大きかったです。
次に関門。ここがシビアで最初以外は全てに関門時間が設けられているのでペース管理がとても重要になります。
A1:国際釣場(約12km地点)/関門なし
A2:正丸駅(約23km地点)/5時間00分
A3:子ノ権現(約28km地点)/6時間00分
A4:名栗河川広場(約35km地点)/7時間00分
A5:ドライブインゆのた(約49km地点)/9時間30分
A6:子ノ権現(約59km地点)/11時間30分
A7:長念寺(約70km地点)/13時間30分
A8:飯能中央公園(約83km地点)/16時間00分
A9:長念寺(約92km地点)/18時間00分
A10:高山(約105km地点)/20時間30分
A11:正丸駅(約117km地点)/23時間00分
A12:子ノ権現(約123km地点)/24時間30分
A13:高山(約138km地点)/27時間30分
A14:県民の森(約148km地点)/29時間30分

とにかく100mileの部は累積約9700mを32時間でゴールしなければいけない厳しい設定タイムが肝。
同じ奥武蔵の山域で毎年春頃に開催の彩の国と似たような距離と累積ですが、リザルトを見ると今年の彩の国100mile完走者70人(完走率23%)の中で32時間を切っていたのが約20人。チャレンジしがいのあるレースですがしっかり準備が必要だと思いました。

◯そんなわけでレースまでの練習◯

だいたい最近のレースへの臨み方は普段ジョグなどで月走400km前後を走り地足作りはできているのでレースまでの3ヶ月間でしっかり山に入ってコンディションを調整するというのが自分のやり方になっているのですが、春先に出場した比叡山ITR前にやってしまった左足のシンスプリントを庇っていたのか8月にまさかの逆足の右に同じシンスプリントの痛みに出てしまい、数日休んだり、緩ジョグのみになってしまい、うまく練習が積めない始末…

結局レース前3ヶ月は月走500km D+20000mを目標にしていたのが足元にも及ばない結果…。この辺で闇落ちしてランニングはクソだとSNSに投稿が増えはじめます。

10月に入りなんとか痛みも引き、怪我が再発したら終わりだなと思いながらも詰めるだけ詰め込んで山を中心としたトレーニング。8.9月の練習不足から登りより長い下りの足捌きや太腿前面の耐性が落ちた印象だったので、塔ノ岳やヤビツ走など長い下りがあるルートを多めに練習を意識しました。
春先からの怪我再発が怖く、今年は極端にトラックなどのスピード練習ができなかったのは反省でもあり不安材料でした。

◎装備と補給◎

装備
補給

今回の大会はレインだけでなく保温着も上下必須だったりと必携品は多め。
お世話になっているtabisuke tabizoが新しく販売するT2 ULTRA10のテストモデルが個人的にとても調子が良かったので所属チームの高松山グルグルクラブのワッペンを付けて使用する事に決定。
タイツも同じくtabisuke tabizoのテストモデル。
靴はtopoMTN RACER3。普段丹沢の山域で練習していても1番自分の足に合っているので練習用とレース用の2足持つくらいに好き。

補給は今回TOPRUNNERを初投入。パラチノース主体で西の地域のトレイルランナーが多く使ってるイメージ。練習で試してみたら味も苦手ではないので使用することに。ほぼ毎エイド片方のフラスクに溶かした。あとはオイエナと味に飽きないように適当にジェルガチャ。毎回ジップロック小に纏めておいて引いたものを飲むルール。
塩分はヒマラヤ岩塩。エイドでカロリー補給ができるので固形物は普段のレースより減らした。

◯やっと前日◯

前日集合写真

レースの前日受付が必須なので11月15日(金)から移動。同じ海老名に住む、自分の家から最短1分の場所に住むペヤング(というあだ名のランナー)に同乗させてもらい車で約2時間かけて会場へ。
高速道路を降りてから通る下道から見える景色がひたすらコースのエイドになってたり通過ポイントで如何に広大な土地を利用してのレースかが伺える。
今回は高松山グルグルクラブからは100mile5名、100km3名、50km1名。さらに近い仲間を含めると大所帯での行動となり楽しかった。

必携品チェックはフラスク、レイン上下、ライト2セット。通過できればその後に受付しゼッケンが貰えます。
ATGTRAILで知り合った今回100kmに出場の岐阜の日本酒好きランナー松田さんにお会いし日本酒をいただいてしまった!ありがとうございます!
会場ではミズコッシーさんなど普段会えない方とご挨拶。ゆっくりしたいけど明日に備えて会場を後にした。

みんなで秩父駅前の夢庵で早めの夕ご飯を食べ、
スーパーで翌日の朝ごはんを買い出しし宿へ。

今回はAirbnbを利用して、まるまる1軒家貸し出しの宿「民泊青山」に7人でお世話になりました。
会場から30分と決して近くはないものの会場近辺で探すと4人までなら別の民泊もあったがこの人数を受け入れてくれる宿は少し遠くてもとてもありがたい。宿泊コストも抑えられます。古風な佇まいながら広々としていて部屋数も多く、合宿前のような修学旅行のようなワイワイした雰囲気で前日を迎えられた。

みんなでワイワイしながら準備
参加賞など

翌日は6時スタートなので5時会場入りを目指し準備と移動を含めると起床は3時過ぎ…。
毎回レース前は寝れないタイプで今回も寝れたような寝てないような。途中夜中に覚醒してすぐには寝られずストレッチした記憶はあるな。

◎レース当日◎

当日は当日で集合写真撮る撮るクラブ

羊山公園の会場はとても明るかった。レース当日は20℃位まで上がる予報だったけどさすがに早朝は寒かったな。久しぶりの仲間などに挨拶や写真を撮りながらリラックスしてスタートを迎えられた。

水曜高尾練のユーキ。久しぶり!
福島の戸田さん!
一緒のレースは2021年の安達太良かな?

そして今回私にはどうしても会いたい方が。
FTR系の大会などで救護班の隊長をされている坂本元太さん。

この方、実は私の高校時代の剣道部の1つ上の先輩。先輩の引退までの1年半は同じ部活で切磋琢磨させていただきました。そんな先輩と卒業後は中々お会いする機会なく、気付けばお互いトレイルランニングを通じて近くには存在があるのは知っていたけどようやく会えました。なんと25年ぶり!
会うなり熱い抱擁をしてくれて昔から変わらず兄貴肌な方で嬉しかった!みんながゲンさんと呼んでいたが当時は体育会系色が強い部活だったので坂本先輩としか呼べなかった。次からはゲンタ先輩と呼んでみよう。
とはいえ救護班にはお世話にならずにゴールは迎えたい。頑張らねば。いい報告ができればいいな。

さぁそろそろスタート、というところで
後半に続きます。
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