[021]VIX(恐怖指数)
金利と並び皆参考にしており、世界経済を揺るがす出来事で株式相場が急落する際に跳ね上がるVIX指数、通称《恐怖指数》について勉強してみました。
VIXとは
じっちゃま曰く、《相場から嵐が去ったかを判断するにはVIX指数を見てください。相場が荒れたらVIX指数はパーンと上に跳ねるのね。その後、上下にギザギザして、ずりずりずりと下げてきたら出動するのに一番美味しい局面。》
VIX指数は、Volatility Indexの略語です。基本的には米国株を対象とした指数で、投資家が株価の先行きにどの程度ボラティリティつまり振れ幅を見込んでいるかを示します。
ボラティリティとは価格の変動しやすさのことです。値動きが荒くなる、ボラティリティーが高くなると考えられる投資家が多くなると、VIX指数は上昇。相場が変動しない状態が続く、ボラティリティーがないと考えられる投資家が多くなるとVIX指数は低下します。つまりVIX指数が高いと株式相場の急な下落や急な上昇が起こる可能性が高く、VIX指数が低いと株式相場が安定しており、株価の急な下落や急な上昇の可能性は低いと言えます。
VIXの数値感
(図=‘20/3月ヒートマップ)
VIX指数は通常10から20の範囲内で変動しており、30を超えてくると警戒領域です。記憶に新しい’20/3月の相場急落局面でVIX指数は85.47まで上昇しました。上図はその時のヒートマップです。全面焼け野原でした。まさに恐怖指数です。
主な暴落とVIXは下記の通りです。
◼️‘97/10 アジア通過危機→48.64
◼️‘01/09 米国同時多発テロ→49.85
◼️‘02/07 エンロン不正会計→48.46
◼️‘03/03 米国イラク戦争→34.40
◼️‘08/10 リーマンショック→89.53
◼️‘11/10 ギリシャ通貨危機→46.88
◼️‘15/8 中国経済減速→53.29
◼️‘18/02 米国景気後退懸念→50.3
◼️‘20/03 コロナショック→85.47
2020年3月の新型コロナショックの相場下落局面ではVIX指数は85.47とリーマンショックとほぼ同じ水準まで上昇しました。2020年11月は25前後で推移しました。
計算方法などについて
VIX指数は、S&P500を対象とするオプション取引の値動きをもとにシカゴ・オプション取引所(CBOE)が発表しています。S&P500はニューヨーク証券取引所やナスダック証券取引所に上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し指数化したものです。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)が算出しています。
実際の計算方法はWikipediaにかなり詳細に記載しれています。とりあえず私は挫折してしまいました。。。
大まかには、VIX指数は今後30日間のS&P 500の予想変動範囲を表現していて、予想変動範囲(%) = VIX/(12 )^1/2である。例えばVIX指数が18の場合は予想変動範囲が5.2%です。実際はS&P 500が下落する場合はVIXは上昇する傾向があり、VIXとS&P 500のパフォーマンスは負の相関関係にあります。(Wikipediaから引用)
まだまだ勉強が必要です。
参考にする方法
(図=VIX 月足)
じっちゃま曰く、《今日もし金利が「すぅーっ」と下がって皆がビビッていたなら、俺は買い出動しても良いと思う。でも現実には金利は殆ど下がってない。VIXも殆ど上がってない。欲の皮がツッパッたせ○ずりを覚えた猿どもが、またぞろキャッキャ言いながら繰り出している。こういう局面では株式市場は底入れしない。》
またじっちゃま曰く、《相場から嵐が去ったかを判断するにはVIX指数を見てください。相場が荒れたらVIX指数はパーンと上に跳ねるのね。その後、上下にギザギザして、ずりずりずりと下げてきたら出動するのに一番美味しい局面。》
金利と合わせてみる事で相場の底入れ感などの目安にする事が出来ます。
VIX指数の上昇は米国株式相場の急落の前兆だとする見方もあります。相場が堅調に見えてもVIX指数が上昇している場合、相場の先行きを警戒してる投資家が増えていると考えられます。またVIXが10台で低迷しているときは相場に楽観ムードが漂い、短期的な相場の天井圏であるとの見方もできます。
事例
じっちゃま曰く、《買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!買って!》
3/5に明確に買い場出ることを発信されました。VIXがさーっと下がりはじめたタイミングです。まだこれから暫くは株価は大半下がりましたが、《鼻つまんでゲロ吐きながら買ったポジション》はその後爆益です。
語録
じっちゃま曰く、《VIX指数まだ24.14とぜんぜん低い。これが40を目指す動きにならないと相場は底入れしない。そういう展開では気絶寸前に。自分の人生が、走馬灯のように眼前に再生され、き〇たまが「すぅー」とする。それまで買ってはダメ》
最後に
色々な指数がある中で、やはり皆が参考にしている数値を見て判断する事は重要だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます(≧∀≦)