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[020]経済のお勉強〜其の八〜為替

為替について、少し勉強したものの要素が多すぎ頭の整理が出来ていませんが、分かったとこだけ書いてみました。

初めに

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米国株投資家は為替から逃げられません。例えば株式の含み益が+10%あっても為替で円が-10%下がっていたら事実上利益は無いからです。今回は為替について勉強してみました。

強い弱いの概念

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何も前提を置かずに強いのと弱いのどちらがいいですか?と聞くと大半の方は強い方がいいだろう!と答えると思います。しかし為替ではこれは必ずしもそうではなく、立場によるというのが正解になります。

例えば輸入品を買う際には自国の通貨は《強い》方が助かりますが、輸出業を営むのであれば逆になるはずです。

為替に於いて(ドルの立場から以下記載)、強い/弱いとは以下の意味です。

◼️ドルが強い
ドルで外国の通貨を沢山買える
◼️ドルが弱い
ドルで外国の通貨を少ししか買えない

そしてこれは需要と供給の関係で決まります。

ドルの需要と供給

ではドルを需要する、供給するのは誰でしょうか?
◼️ドルの需要者
外国から米国への旅行者は米ドルの需要者です。海外旅行に行った事のある方は分かると思いますが、その国の通貨を求めて両替しますよね。
米国の企業が輸出をする場合も需要者になります。給与等を米ドル以外で払うと文句言われますよね。外国の通貨で受けた支払いをドルに替えなければなりません。
最後に一番我々がわかりやすいのは、外国から米国に投資する場合、また米国内の資産を買う場合にもドルを必要とします。
これらが増えるとドルの需要が増します。

◼️ドルの供給者
基本的には上述の需要者の逆です。米国からの旅行者、米国の輸入、米国から海外への投資などがこれに当たります。


外国人(米国から見て)と為替

我々の様に外国から米国に投資している場合は米ドルが強い方が有利です。自国通貨に替える際に沢山返ってくるからです。
米国人の投資家から見ると全く逆です。一般的に自国通貨が強いと外国からの投資は増え、自国通貨が弱いと外国からの投資は減り外国への投資が増えます。

つまり自国通貨が強いと外国からの資本流入が増えるため投資先としては魅力的になります。

余談

色々調べている中で驚きましたが、第二次世界大戦以後1970年頃までは為替レートは固定だったようです。これは為替の安定を目的にしていたようです。世界経済の再編の中で固定レートにより歪が生じてきたため変動となったようです。

最後に

米国株投資と為替は切り離せませんが、安くドルに替える事を狙うのは正直難しい。ドルコスト平均法的に定常的に両替し利確は比較的相場が良いタイミングでする。位が現実的だと感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございます(≧∀≦)


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