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8月の終わりに 『スリーピング・ジプシー(sleeping gypsy)』を聴く

昨年もまったく同じことを感じていたが、今年の夏は異常な暑さ。本当に言い飽きるし馬鹿の一つ覚えのように口を衝いて出るのだが、暑い…。
と書きはじめたけど、この頃は秋の虫の声が響いてくるようになった(多摩エリアの西側在住だから?)。ついこの間までは夜になっても暑かったけれど、今日はベランダで虫の音を聞く余裕もある。そういえば、蝉の鳴き声は聞かなくなったような気もする。
気がつけば今週で8月は終わり。あれ?もしかして、これは秋が近づいているってことかしら…。

真夏に聴いていた音楽をすこし休ませて、夏の終わりに合う音楽を探してみる。と言っても秋モードではないから、あくまで夏仕様ではある。でも去りゆく夏を感じるみたいな気分。
あくまで個人的なセレクトだけど、マイケル・フランクス『スリーピング・ジプシー(sleeping gypsy)』をあげたい。メジャー第1弾『アート・オブ・ティー』に続くアルバム。1stに引き続き、プロデューサーはトミー・リピューマ。エンジニアにアル・シュミット、ストリングス・アレンジにクラウス・オガーマンが名を連ね、バックのミュージシャン陣はクルセダーズ組にDサンボーン、Mブレッカー。悪かろうはずがないじゃないですか。

真夏に聴いてももちろんOKなアルバムだけど、ジョビンに捧げられた「Antonio's Song / アントニオの歌(虹を綴って)」の哀愁が帯びたメロディに、なんともいえない夏の終わりを感じるんだよなぁ。


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