そうだ大阪へ行こう その2 〜サイコロ研究所〜

フリー雀荘デビューは確か高校2年の時だった。
忘れもしない岡山のリーチ君。
薄暗い階段を登った先にあったのは、「マンゴ」「マンセン」などの言葉が飛び交う未知の世界。
瞬く間に虎の子の1万円を溶かし、小銭をかき集めて精算した苦い記憶。

その後岡山市内の点5雀荘で修行?を積んだ私達は新たな刺激を求めて神戸の街に繰り出すようになった。

そんな折に通うようになったのが「雀荘J」である。

赤6枚入りの麻雀は初心な私達の射幸心を煽るには十分だった。
トップしか意味のない沈み馬。
これまでは種銭の少なさからどうしても4着を取らないようにする気持ちが強かったが、そんな麻雀では全く通用しなかった。

そして何より、明るく楽しい雰囲気が良かった。
賄いの焼き鳥丼も美味かったし、スタッフの方も皆さん若くて面白く、明らかにお上りさんの私達にも親切にしてくれた。

ーーーただ1人を除いては。


はい。
サイコロ研究所です。
大迷宮梅田駅のなんちゃら出口から出てすぐ。
分かりやすいですけど、私のような田舎もんにはそのなんちゃら出口がむずいのよ。。

店内は研究所っぽい感じっちゃーぽい感じですね。
そんなに広くはないですが綺麗な店内です。
待ち席にガイコツの置物があってびびりますw
チョコレートが置いてあるのはポイント高いですね。麻雀打つ時にチョコレートは必須です。

レートは2レート。
「高い方は2pくらい動きます。
安い方はハーフくらいです」
とのこと。

高い方のルール説明を受ける。

基本はマーチャオのサンマと一緒。(関西地区除く)
アリアリの全赤イーハンサンマがベースだ。

違う点がウマがマーチャオは0-20なのに対し、こちらのお店はさらに沈みウマが20つく。
マーチャオだと30000点持ち2着は10払いだがコロ研は30払いになる。
そしてトビがマーチャオ10に対してこちらは20

ちょうどトビだと、素点40+沈み20+ラスウマ20+トビ20
=100
となる。

よくあるリャンのトビが120なので2pくらい動くというのは間違いじゃない。

5が赤赤青金で青が5p金が10p
抜きドラにも1枚青があり5p
即裏5p
白ポッチがリーチ後オールマイティで、10pの祝儀。
あとは4華が2枚だったかな?ニコニコと同じ。

という感じで祝儀だけでみればマーチャオAの3倍くらい動きそうな感じだ。

いわゆる関西サンマのレートが高いお店はちょこちょこあるのだが、5が祝儀対象じゃないお店が多いと思う。
刺激もあるし高過ぎず、祝儀で脳汁出せるいい感じのルールだと思ったけどどうだろうか。

マーチャオと違いチップ精算。
個人的に現金は好きじゃないので嬉しい。

チップは5000、1000、500の3種類かな?
精算も切りよく500単位だったかしら??
覚えてないw

特に不満はないけれどチップがどれも同じサイズの色違いなので面白みがないかなー
レート的に10000チップ(あるのかもしれんけど)を大きめで用意すると分かりやすいかなと。

麻雀の方は1-3-2で17負け。
ウマ逃げされたトップ、トビラス2回では勝てません。

2卓稼働→1卓に→卓割れみたいな感じだったけど、平日の昼間だしこんなもんか。

ゲストイベントも多く、大阪でアリアリサンマを打つ際には是非立ち寄りたい雀荘ですね。

ーーーー

その男の名はサイコロ太郎。
もちろん本名ではないが、ほとんど本名みたいなもんだ。
彼にはしょっちゅうラス半を引き留められた。
ラス半を入れても、「なあーmasasio君もう一回打ってえやー」
とあの感じで引き留めてくる。
椅子をホールドされたこともある。
あまりのウザさにオーナーに苦情を入れたこともある。

そんなサイコロさんも麻雀プロになり、タイトルを取り、自分の店を持っている。

今自分が麻雀を打っているのも、サイコロさんのように自分より少し上の(アホな)先輩達が優しくしてくれたからこそだ。

サイコロさんこれからも頑張ってください。
今度は同卓しましょう。
ラス半かけたら帰らせてね。

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