【歌詞】World of Heavy Rain
灰色の空が 愚痴をこぼすように
一滴(ひとしずく) ぽつり 降り出した
足跡追いかける 水たまりの波紋
冷たく鳴り響く 警笛
あの日 飛び出した青年は特別な誰かになりたかった
瞼の裏で笑うヒーロー 車輪に阻まれるその他日常
見上げることにもう疲れたんだよ
悲鳴をあげたのは 知らないよ誰ですか
この世界の雨は「鉛」よりずっと重くて
どうしようもなく しょうもない私を打ち付けてく
憧れハナビ 暗闇にそっと閉ざされた
秘密にも歪にも 耐え切れずに
『ごめんね』って消えたんだ
虚と偽るオアシスに
足を捕られ 溺れ 溶けていく
光が届かない水底でも
死んでいくぐらいなら信じていこう
愛と痛みと 悪意と希望が
渦巻いている 灰色の世界
言葉の雨は「鉛」より酷く蝕んで
欲を欠け(掻け)ば
愛より不覚(深く)に 爪を立てる
嗚呼焦がれ カンダチ 黄昏に尽きるその日まで
一切に切り裂いて叫んで今
嗚呼 雨に打たれても
空を 明日を 見上げて