子どもたちへの手紙。 #1
双子の息子と娘へ、1歳半のお祝いをしようと思っていたけど、いろんなことが起きてすっかりとんでしまった。
去年は6ヶ月と1歳で2回アルバムをつくったけど、今年からは誕生日の1回と決めてる。(たぶん20時間くらいはかかるから…。笑)
今から何ができるかなぁと考えて、せっかくなので子どもに宛てて「手紙」を書くことにした。
そもそもは今週のあたまに、少し大きな地震があったところから。お迎え依頼を保育園から受けた昼、なぜだか急に息子と娘2人とも発熱したのが事のはじまり。
軽く40℃を超えて、これは突発性発疹かと思ったけど、結局はたぶんただの、いつもの風邪だったらしい。でも今回は双子そろって長く、週の後半になっても治ったかと思えばぶり返した。少し元気にはしゃげば急に泣き出し、下がったかと思った熱は一瞬でまた上がり、の繰り返し。
食いしん坊2人がめずらしく食欲も落ちて、ご機嫌ナナメの時間が長かった。運動量が落ちて、余計に食べられない負のスパイラル。息子と娘にとって、すごくキツかったと思う。
(もちろん親にとっても、ハードな1週間だった。)
ようやく日曜、まだ本調子とは言えないまでも体温は安定して、息子も娘も、いつもより早めに夜寝ついたところ。
そんな1週間のうちに、息子と娘は1歳半を迎えた。
誕生日でもないし、特別なことをするつもりもなかったけど、振り返る時間がぜんぜんなかった。あと、もうちょっと落ち着いて「おめでとう」を言ってあげたかった。
きっと今の彼らには、何かしら伝わる。
だから今日は息子と娘へ、「手紙」というかたちで残してみようかなぁと思う。メディアを運営するにあたっての最近のキーワードだったから、ちょっと勢いも入ってるけど。
(写真は今週撮ってなくて、先週元気だったときのもの。)
せっかくだから、2人がこれを読めるようになるまで、コツコツ書き続けられたらいいなぁと思う。
息子と娘を、僕は「たくさんの中から、たまたまうちを選んで来てくれた子たち」だと考えているので、2人に対するメッセージは、他の子どもたちにも伝えたいことも入ってくると思う。だから書く場所も、noteにしてみた。
以下は、そんな1人の親から子への手紙です。
YとNへ #1
よく考えたら、まっすぐメッセージを残すのってこれが初めてやから、お父ちゃんもちょっと緊張ぎみです。(あ、でもお母ちゃんが作ったエコーのアルバムには書いたなあ。2人がお腹の中にいるときの話ね。)
1歳半おめでとう。ほんと、あっという間に大きくなりました。
生まれて半年のときは大阪でお祝いしたんやけど、1年前のその写真、また見てみてください。ちっちゃ過ぎて、びっくりすると思う。笑
2人の顔は、実はそんなに変わらない。でも表情がすごく変わりました。いろんな気持ちを、何とか伝えようとしてくれるようになった。なかなかこっちが分かってあげられなくて、いつもごめんって思ってる…。(あとたまに余裕がなくて、怒っちゃうのも。)
自分たちでは分からないやろうけど、2人のできることは最近どんどん増えています。いま当たり前のようにトコトコ歩きまわってるけど、それだってほんとにこの数ヶ月です。先月までハイハイしてたのが信じられない。笑
最近はよくお父ちゃんやお母ちゃんのマネをして、いろんなものを手に取って、やろうとします。うまくいかなかったらすごく泣いて、うまくいったらめっちゃ嬉しそうに笑う。
「こうしたい」って自分の気持ちが、どんどん表に出てきたなぁと思います。
機嫌が悪くてわんわん泣かれて、正直途方にくれることもあるんやけど、それを帳消しにしてしまう笑顔があって、お父ちゃんは2人が大好きです。
YにもNにも、生きたいように生きてほしい。
日々の中でついこっちの都合を押しつけてしまって反省もするけど、お父ちゃんはそう考えています。
2人が生きていく時代は、お父ちゃんがこれまで生きてきた35年と、ぜんぜん違う世界が広がっていくはずです。
それがすごく楽しみで、お父ちゃんもお母ちゃんも、できる限り一緒に冒険したいと思って、環境を新しく変えて今がんばっています。
でもそれと同じくらい、今の毎日を笑って泣いて、一緒に楽しく生きようと思います。お父ちゃんはつい先ばかり見そうになるから、そこができてなかったら、2人が「ちゃんと今を見て!」って怒ってください。
明日も「おはよう」って言えることを楽しみにしよう、まずはそう決めて、お父ちゃんは今日寝ることにします。
あれ、もっと書いたいことあるはずなのに…。でも手紙はこれからも書くから、伝えたいことも、ちょっとずつこうやって残していきます。
赤ちゃんのときもかわいいと思ってたけど、少しずつコミュニケーションがとれるようになった今の方が、ずっとかわいいし、愛しい。これがお父ちゃんのめっちゃ素直な気持ちです。あらためて、1歳半おめでとう。
じゃあ、おやすみなさい。また明日。