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ブンデスリーガ再開!日本は??
この程、新型コロナウイルスの影響により休止していた欧州サッカーリーグのブンデスリーガが再開しました!いやぁ、ようやくスポーツ再開のニュースが入ってきて嬉しいですね!
指針無視のハグやキスもおとがめなし ブンデス再開戦
出典:AFP=時事
と、嬉しいニュースには一抹の不安もセットでした。ブンデスリーガ再開の際には、プレー中の不可抗力以外の接触を避けるための指針があり、例えばゴール後のハイタッチなども肘や脚で行うのが望ましいというような指針です。
プレー中の接触は防げないとしてもそれ以上はなるべく接触しないようにということだと思いますが、選手によっては本能的に出てしまうこともあるというのが現状だということでしょう。それにしても喜んだ先にキスまでの喜び表現は、少なくとも日本では起きなさそうですね。
日本での再開を検討する場合、恐らくそのあたりのプレー以外のマナーや対策の部分はあまり問題にならない気がしています。
では、何が課題となってくるのか?
恐らく、プレー中の接触をも”リスクだという苦情”だと思います。良くも悪くも日本では自粛という強制力のない言葉しか発令ができない事情もあり、罰則などのない中で皆が努力をした結果人出を減らす事が出来ました。その結果でコロナの勢いがやや衰えているのかなどは専門家ではないですしここではわからないとしか言えませんが、少なくとも日本では、ルールではなく、それぞれの努力でここまでやってきたわけです。
そこには経済的に苦しい方や家にいることがツラい方もたくさんいらっしゃって、でも日本という国は、はみ出し者に対する視線は非常に強い国ですからそのこともあり、自粛が本格的になると一気に広がって、一部解除されると一気に制限がなくなる。良くも悪くも空気を読む国民性ということですよね。
そして、明日自分たちが食べられないかもしれないのに我慢したのに政府はお金もくれないし、そんな中スポーツ!?信じられない!!というロジックです。
人の不幸は蜜の味と言いますが、逆もまた然りで自分が不幸な時、そうでないような人が見えてしまった時、自分がさらに谷底に落とされてしまったような気持ちになるんだと思います。
もちろん、現状がなぜ収束し始めているように見えるのか?第2波はくるのか?などは、鋭意調査中でしょうし、今色んな人が言っていることはすべて想像や憶測によるものだと思います。
でも、事実もいくつかあってそれは、完全なリスクゼロを目指していたら年単位で再開できないこと。そして、もしこのまま全倒れしたときには今日本で起きているコロナの比じゃないレベルの貧困・精神疾患・自殺・犯罪などが起きるということ。
これが残念ながら確定なわけです。
人間、恐怖を感じたり余裕がない時にはだれでも瞳孔が開き、冷静を失ってしまうものです。つまり、反対する人の声の方がどうしても相対的に多くなるし、声も大きくなります。
これをどうするかがスポーツ再開のカギだと思うんです。それでもし、第2波がきてしまう可能性を1%も上げないかといえばそうではないかもしれないけど、少なくとも貧困や精神疾患を防ぐためには1%以上の貢献があるはずなんです。
どこでバランスを取っていくかというのが非常に難しい上に大切な判断になってしまいますが、ここで得意の横並び(誰かがやったらやる!)を待っていては、一生なにも再開できません。
正直スポーツ界と一括りにしても、資金面や興行面、チームの事情などはすべて違うわけです。それを考えると経済的な破綻とコロナ回避のどちらを取るか、なんて選べるわけない酷な選択をしないといけないわけです。僕は、やはりリスク対策を取ったうえで、早急に再開への検討を始めて欲しいと思うし、それをすることに対してはできたら叩かないで上げてほしいなって思います。
今、学校に行けていない子供たちがすごく可哀そうで、早くいかせてあげたいじゃないですか?でもきっと学校に行っても席は離されて、友達と自由に一緒に遊ぶことも制限されてしまうのかな?とか。そんな早く再開させてあげたいよねっていう見守る気持ちを、どうかスポーツやエンタメにも注いでほしいなって思います。
アスリートなんて、大きくなった子供みたいなものだし、エンタメ業界の人達もそうだと思うんです。
その人それぞれがどんな選択をするかということに対しては、できる限り理解するように努力してあげて欲しいなって思います。
今回の新型コロナウイルスに関しては、恐らく”人類総出でみんなで協力して闘おうよ!”っていう課題だと思うんです。で、その闘い方には色んな事があって、RPGゲームのようにそれぞれこの場面で発揮できる能力が違うんだと思うんです。
もちろん、外に出ず接触を一切せず、感染拡大を1%でも減らす事も闘いだし、病院などで感染してしまった人や恐れがある人を救うことももちろん闘いです。
でも、直接コロナウイルスに関係なくても、こんな時だから自分が倒れないように商売をできる範囲で続けることも、自分たちが出来るパフォーマンスやスキルで笑顔を与えることもみんな闘いなんですよね。どっちが上でも下でもなく、みんなが今できることをやることが素晴らしいし、それを否定していたらこの闘いには勝てない気がするんです。ウイルス感染にも、経済困窮にも精神疾患にも勝たなきゃいけないんです。他の人とケンカしているヒマはありません。敵のボスが出てきているのにパーティの仲間同士でケンカし始めるRPGだったら僕はシャットダウンします(笑)。
もちろん、最初の一手を出す競技・団体は相当叩かれるでしょうし、少なからずテストケースと思われると思います。けど、状況やフェーズが刻一刻と変わっていっているし今後も変わっていく事を理解して、再開というのも検討していっていただきたいなって思います。責任を取らない外野だからこそ言える事かもしれませんが、それでも僕はスポーツを楽しみにしているんです!