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スポーツも新しい様式を考えるとき



スループレーはゴルフの「新しい様式」になるか!?

出典:ゴルフダイジェスト・オンライン

首都圏を中心とする緊急事態宣言から約1か月、宣言が全国に拡大し、当初あった

自粛の徹底が難しい状況から、国民が自粛というものに慣れ(ある種諦め)、最近では

感染者ゼロを連続して記録する都道府県があるなど、先が見えない自粛というトンネル

の先に微かな深利が見え始めてきた感じがします。

もちろん、だからこそ油断せず一層気を引き締めていきたいところですが、自粛明け後

の新しい生活様式という提案がなされたように、スポーツ界においてもすぐに元通りと

いうわけにはまずいかないので、新たな形を模索していかなければなりません。

冒頭の記事はゴルフのプレー時の様式。一般的に日本でプレーするときには、前半

9ホール終了時に食事を囲み、その後後半9ホールを回るという形式なのだそうですが、

食事をとらずに回るというスタイルをスループレーというのだそう。この変化は結構

簡単に進みそうですが、ゴルフはその年齢層がめちゃめちゃ幅広く楽しんでいるスポーツ

なので、”差”は出るかな?と思います。

プレーするという点において、特に屋外競技ではある程度すんなりとプレーすることは

できるようになるのかな?とは思っていて、その先に観客をどうするのか?という点が

出てきますよね。ここが非常に難しい所です。特にスポーツの会場などは観客も一緒に

参加して盛り上がってというのが大きな楽しみですので、静かにみるというのもちょっと

違う気もするし、会場全員マスクというのも結構違和感のある光景ですよね。

そんな中室内競技は結構再開自体のハードルも高くなってくるのかな?って感じます。

例えば、卓球やバドミントン。この2競技の一番の難点は”換気ができないこと”です。

もちろん、他の競技も窓を開けてプレーすることで多少なり影響があるかと思うのですが

この2つの競技ははっきり言って換気して窓を開けていてはプレーすること自体が

結構難しいです。

当然ですがボールやシャトルが軽い分モロに風の影響を受けます。選手同士の距離は

離れているのですが例えばダブルスの練習とかだとモロに3密に当てはまってしまう

可能性もあります。

自粛がある程度効果があったのかはわかりませんが、4月当初の感染爆発のような状況

とは、今は確実に違うフェーズに入ってきていて、次の手をそれぞれが考えていかなければ

いけないタイミングです。自粛が明けて一気に普段の生活に戻ってしまえばまた感染拡大

もしかねませんし、人が来てくれなければ立ち行かないお店や業界もたくさんある。

矛盾している謎を解き明かし、答えを見つけられた所がしっかり残っていくようなある種

残酷な時代になっていく気がしていますが、それでもやっぱり僕らは、離れてみて初めて

人のぬくもりの偉大さを感じているし幸せを認識できている。需要がなくなったわけでは

ないのに立ち行かなくなっていってしまうなんて悲しすぎます。

それぞれのスポーツが、お互いに案をパクり合いながらでもいいから新しい様式の

プレースタイルや観戦スタイルを見つけていってほしいなって思います。

何があってもこれからの時代スポーツは成長産業です。どれだけキレイ事を言い

どれだけ共助できるか、これにすべてのスポーツの運命、もっと言うとこの国、世界の

行方がかかっています。今失われてしまったスポーツの輝きが必ずすべての人の心

に火を灯してくれる日を心から楽しみにしています。そこでそれぞれの競技の新たな

楽しみ方が発見されたら最高ですよね!


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