柔道に関する過去投稿です。延期になってしまいましたが、五輪代表選考についてです
2020-02-27に書いたものです。
今日はたまたまスポーツニュースがすごい書きたい記事が一番上でした。
たまたまスポーツニュースということで、勝手にやっているんですが、僕が
たまたまネットニュースを開いたタイミングで一番上に表示されていたスポーツ
ニュースを取り上げ、好き勝手なことを言うという企画です。
今日のニュースはこれ!
柔道・井上康生監督が男泣き 落選選手を思い「全てをかけて戦ってくれた」
オリンピックの代表の重みって、僕らのような一般の人には到底理解できない
くらいものすごいものなんだと思うんです。
そして、例えば子供が2人いても3人いても順番などなくみんなを一番に愛せる
ように、監督は全員の事が好きだし、全員のことを出してあげたいんですよね。
野球やサッカーのような競技とは圧倒的に違います。いわゆるマイナー競技の
選手たちは、4年に一度のこの大会でしか”世間”に認めてもらう機会はなく、
もし仮にオリンピックで優勝できたとしても、決してそのことで裕福になれる
わけではない。メディアに”消費”され数カ月もすれば食い尽くされてしまう。
ただ単純に愚直に己と向き合い、勝ちという成果のみでしか語る事の許されない
闘いに身を投じ続け、勝ちを得たとしてもそれはひと時のムーブメントにされてしまう。
名誉、名声、プライド、自己実現、応援してくれた家族や周りの人のため、
生産性、生産性といわれるこの時代の中で、それとはまさに真逆ともいえる
ハイリスクローリターンの闘いにすべてをかけるんです。
マイナー競技の選手たちはそういう大変な荒波を乗り越え、たった4年に1回の
チャンスを待ち、負けてしまった時には相手を称え、応援する。
監督や指導者はそのことを誰よりもわかっています。
代表監督としてふさわしい行為かどうかなどは差し置いて、その涙は美しいと
感じるし、選手たちも全員素晴らしいと思います。
代表候補と呼ばれるような選手ははっきり言って全員素晴らしいに決まってるんです。
努力も、素質も、情熱も、なければ代表候補にまでなれません。
しかし、残念ながらどんなに努力をしても、どんなに素質が素晴らしくても、
どんなに強い思いや情熱があっても、スポーツの世界には勝ち負けがあり、
それを受け入れなければならないんです。
でも、だからこそ美しいし、だからこそお互いを尊敬しあえる。自分があんなに大変
だった練習をしても勝てないってことは相手はそれ以上の努力をしたのか、と。
そういう意味でいうと、負けて流す涙も勝って流す涙も心の底から美しいと思えるし、
全てのアスリートを心から尊敬できます。
そして、やはり日本にはまだまだ”価値”と”対価”が見合っていないアスリート、
競技が山のようにあります。それを一つでも解消できるなにかが、一人でも
希望を見出す環境づくりに対していつか僕が絶対に力になりたいって考えているし、
それを実現することが、僕が掲げる最終ゴール
『スポーツの力で、日本を変える』
ということだと思います。
コロナウイルスの影響が本当に各所に見られるようになってきてしまいましたが、
オリンピック・パラリンピックを目指す選手を始め、たくさんのアスリートたちが今日も
活動しています。
どうかこのブログを読んでいただいた方も体調管理に十分気を付けていただいて、
早くスポーツを心から楽しめるときがくることを待ちましょう!
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