記憶自動再生画像としての鳥瞰図
今日職場の先輩からもらったチラシ。
「瀬戸現代美術展2022」。
この鳥瞰図の航空写真、よく見ると子供の頃から知っている場所だった。
自宅から最も近くチャリで通った本屋、今はないダイエー、昔通った眼科とその処方箋を出す団地内の薬局、帰りに買い食いをしたマックのことなど、池に石を落として泥が舞い上がるように記憶が自動再生する。
知った土地に限って、垂直視点の記号である地図や、高高度の垂直視点の航空(衛星)写真や、地上からの水平視点の風景写真よりも、
このくらいの引きの斜め上空視点の鳥瞰図が最も(エグイほど)記憶喚起力が強いと実感する。
そしてこの感覚が普遍的なものなのか気になる。
美術展は出品者に昔の知り合いの名前が多くてやや気まずい…と思いつつ、
黒川紀章設計の菱野団地を改めて見てみたいことと、団地内が会場としてどう料理されるのかが団地好きとして気になる所。
そういえば菱野団地は最寄駅が遠くバスか自動車がなければたどり着けない滝山団地ばりの陸の孤島だ。
濃いコミュニティが発生する条件はふまえているのでそこをリサーチし制作した作家がいたら面白くなりそうだ。