大好きな仲間と孫の代まで一緒に暮らせる場所を作りたい。
絆家は次の10年に向けた新しいビジョンへ。
「僕たちからはじまる一生暮らし続けたい場所を作る」
自分には、家族以外にも、心から気を許せる何人かの友人がいる。
それは昔、苦楽を共にした親友であったり、
シェアハウスを一緒に作ってきたチームだったり、
絆家で長らく一緒に暮らしたシェアメイトにもいる。
そんな気の知れた仲間と集まってお酒を交わしたり、時に遊びに出かけたりすると、何を話していても楽しくて、何時間いても笑いが絶えない愛おしい時間が訪れる。
くだらないノリツッコミをし合いながら、文字通り“箸が転がっても笑える”関係だ。
『この時間がずっと続けばいいのに』
そう思えるような幸せな時間。
きっと僕だけじゃない、誰にでもそんな関係の友人が何人かはいると思う。
そんな愛おしい瞬間は、今人生を振り返ってもそう多くはなかったんじゃないだろうか。家族との時間や好きな仕事に没頭する時と同じくらい宝物のような時間だと思っている。
でもそんな気の知れた仲間との時間も、時を経ていろんな理由で少なくなっていく。
家族ができて時間軸が変わったり。
転勤したり転職して忙しくなったり。
親の面倒を見るために地元に戻ったり。
みんなの生活スタイルは年代によって変わっていくから。
毎日の生活の中にあった関係から、1年に1回、数年に1回の「久しぶり」の関係になっていく。
もちろん、家族や仕事は人生で優先したいと思う大切なことだけれど、『気の知れた仲間とプライベートで手放しに笑い合える瞬間』は自分にとっては同じくらい大切なこと。それを家族ぐるみでおじいちゃんおばあちゃんになるまで日々過ごせるなら、これ以上に求めるものはないかも知れない。
『大好きな仲間と孫の代まで一緒に暮らせる場所を作りたい』
家族も仕事も仲間も全部が毎日の暮らしの中で大切にできる、それを叶える場所を作りたい。
これが今回の新しい絆家のビジョンのスタートになった。
「僕たちからはじまる一生住み続けたい場所とは?」
まず、これはどこか田舎に理想郷としての自給自足の村を作るとかそういう具体的な一つの場所を意味するわけではない。
実家を初めて出るとき、転勤のとき、同棲、結婚、子育て、子どもが巣立った後と、個々の生活スタイルは長い人生の中で変わっていく。それにともない、必要とされる住環境も変わっていくだろう。
そんな中、その時々に合った住まい方にシフトしながらも、住み続けたいと思う暮らしを一つずつ拡張させていくプロジェクトであり、プラットフォームのことである。
共通するのは、顔の見えるシェアする暮らし
最近も友達や知人の中で、結婚したり、子どもができて、都内のタワーマンションや郊外のマイホームを購入して引っ越しをした人の話を聞くことがある。引っ越した新しい街でのご近所付き合いはほとんどなく、隣の家の人がどんな人で何をしている人なのか数年暮らしていてもよく知らないという声だった。もちろん、すれ違えば挨拶くらいは交わすが、それ以上でもそれ以下でもない関係のまま数年が過ぎていると。
それを聞いてなんだか寂しいなと思った。自分は子どもの頃の実家が父親と同じ会社の人が住む社宅だったため、みんなが顔馴染みで、親がいなくても目の前の駐車場で同じ団地の友達たちとよく缶蹴りをして遊んでいた。時には、隣の友達の家に遊びに行って、そのままごはんをご馳走になることもあった。
団地内で家族ぐるみで遊ぶ関係が自然だった。お互いの顔の見える暮らしが心地よかった。ただ、今思うとそれは当たり前のことではなく、とても豊かでありがたい環境だったんだと今になって思う。
そんな原体験もあり、シェアハウスでの暮らしというのが自分にとってはごく自然で、もうかれこれシェア生活も15年目。その間に、僕も結婚して家族ができ、子どもが生まれても、シェアハウスに暮らしてきた。今は子育てしながら多拠点生活はどうかを自分たちで実証実験するためにも沖縄と柏のシェアハウスで2拠点生活をしている。
どんなシェアハウスが求められているのか?
自分はおじいちゃんおばあちゃんになってもシェアハウスやシェア団地のような場所でみんなで一緒に暮らしていたいと心からそう思っている。だからシェアハウスも独身単身者のための住まいだけではなく、いろんな世代の方に知ってもらいたいと思ってこの11年試行錯誤しながら新しい住まい方を考えてきた。
10年前は、カップルで同棲して住めるシェアハウスはほとんどなかった。だから、同棲することになっても一緒に住み続けられる大きめの部屋のある家を作ったり。
8年前は、同じ趣味仲間や目標を共にできる仲間を見つけられるシェアハウスはなかった。だから、アーティスト版トキワ荘の「アーティストシェアハウス」を皮切りに好きで「旅するシェアハウス」「本と珈琲と暮らす家」など、仲間と繋がれるコンセプトシェアハウスを作ったり。
5年前は、家族で子どもも一緒に受け入れてくれるシェアハウスはなかった。
だから、キッズルームがあり家族も子どもがいても多世代で一緒に暮らせる家族型100人シェアハウスを作ったり。
他にも、よりプライベートを大切にしたい単身者やカップルのために、水回り付きのシェアハウスを作ったり。
リモートワークメインの仕事の人のために、自然が豊かな海の近くに拠点を増やしたり。
日本の魅力ある街にお試しで住みたい人のために1ヶ月単位の多拠点試住サービス「バックパッカーズホーム」もスタートしました。
そして、これからも絆家シェアハウスは、生活スタイルや世代間のハードルを超えて、ずっと住み続けたくなるような新しいコミュニティ賃貸の形を拡張させていく。
具体的に次の10年で、どんなコミュニティのある場所を作っていくのか。
それは次の機会にまたまとめていきたいと思う。
そして、もし一緒にプロジェクトの構想を広げてくれる人や、繋がりを生む顔の見えるコミュニティに興味のある人がいたら、ご一緒できるならこれ以上嬉しいことはありません。
シェアする暮らしの未来をリードしていく場所を私たちと一緒に作っていきませんか?
絆家シェアハウスのこと
https://kizunaya-s.com/
https://www.instagram.com/kizunaya_sharehouse/
シェアする暮らしの仲間募集!
プロジェクトに共感してくれた方、絆家に住んでみたい方、シェアハウス留学してみたい、シェアする未来について対談したい、余ってる土地があるよなどなど、「私はこんなことで関わりたい!」という声はいつでもウェルカムです。興味ある方は以下までご連絡お待ちしています!
info@kizunato.com(平岡)
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