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月10回、平均450名を集客するイベントネタの企画術

こんにちは。Findyという会社のDeveloper Relations室で副室長をやっております、北川と申します。XはOnigiriMa_shiでやらせてもらってます。好きなおにぎりは、塩むすびです。

本記事は、以下の記事の続きです。

前回の記事では、構造として以下の3分類に分けており、①と②の部分を解説しましたが、本記事では③の日々のオペレーション、企画の進め方について、お話していきたいと思います。


情報収集のTips

みなさんも毎日色んな情報に触れていると思うので、こちらは当たり前の話にはなりますが、日々の情報収集は欠かせません。ただ、我々の場合は非エンジニアのメンバーも多いので、より多く知見を、深く得ていく必要があります。そこで、調査をする媒体としては以下となります。

  • X

    • まずはXですが、多くのエンジニアの方の日々の発信から、最新のトレンド感や知見を学んでいます。情報の取捨選択を行うことは大事ですが、エンジニアの方々の興味関心を知れ、もはやこれは業務の一環といってもいいくらいですね。(遊んでるわけじゃないよ!!)

  • はてブ

    • あとは皆さんご存知、はてブですね。テクノロジーやエンジニアのタグを追っていますが、毎朝決めた時間をキャッチアップに使っているメンバーや、日報に面白かった記事を一つ記載するメンバーがいたりと学習方法は様々ですが、 はてブでのトレンドは企画において見逃せません。ここでトレンド感をつかみ、何が流行っているかを把握した上でネタを企画することが多いです。 

  • 各社のテックブログ

    • 各社のテックブログもウォッチしています。Xやはてブで目にしたり、社内で話題になったり、自分たちが気になるテーマのテックブログを調べて見たり、はてブで検索したりと、なるべく多くの記事を見るようにしています。登壇打診をした際にも、「よく見つけられましたね・・・?」と少し怖がられることもありました笑 弊社でもテックブログを今年になって力をいれ始めましたが、書くこと、続けることは本当に労力がいることなので、作成されている方々に感謝の気持ちで一杯です。

  • 社内のSlackチャンネル

    • エンジニアメンバーのSlackチャンネルにも多く参加しています。各エンジニアメンバーが、timesチャンネル(個人の共有/つぶやき用チャンネル)で自分の気になる情報を発信してくれます。加えて、バックエンドやフロントエンドなど、各分野のチャンネルがあり、そこに出てきた情報を見たり、聞いたりして企画を進めています。すべての技術をずっと深く見続けるのは難しいので、それぞれの分野の最新トピックが上がってくるのは非常にありがたいですね。

日々の情報収集と共有の仕組み

  • yaminabeチャンネル

    • 情報収集とセットで、収集した情報を速やかにチームで共有するための仕組みを整えています。例えば、"yaminabe" (なんでも気になるものを入れていいという、"闇鍋"の意)というSlackチャンネルがあり、そこに気になったものをなんでもかんでも投稿しています。みんなが反応して面白いと思えば、それいいね!と議論がはじまり、そのまま企画にしちゃったりもします。yaminabe、という名前のとおりで変に取捨選択するのではなくごった煮チャンネルとして気軽にネタを投稿できるラフさが継続の秘訣です。

  •  リアルタイムでの雑談

    • 即時に雑談できる環境も大きいかなと思います。上記のyaminabeチャンネルや、各自が調べておもしろいことはその場でシェア、アイデア上乗せ大会が始まります。やはり、実際の温度感や熱量、テンポ感はオフラインが一番。気軽に話せる雰囲気、カルチャーが根付いているのも強いと思います。 

  • 企画会議

    • 上記の様に日々の情報収集、雑談を重ねながら、定期的に企画案をブレストする時間を設けています。会議はFigjamで発散的に行いますが、各自調査した内容をもちより、互いに意見をぶつけ合います。喧々諤々の議論がなされたのちに、具体で内容をより深堀り、後述するヒアリングのテーマが決まっていきます。この段階では、本当にキーワードベースから登壇者ベース、依頼を受けたベースの話などたくさん話題にだし、より面白そう、かつ学びがあるものをピックしていきます。

企画会議のFigjam

ヒアリングのTips

次に、「本当に企画化できるのか?」を深め、裏取りを行っていきます。それにはやはり色んな人に聞いたり、自分でツールやコードなどを触ったりみたりし、確かめることが必要です。ここでは、誰にどのようにヒアリングをしているかを記載します。

社内エンジニアとのヒアリング

おそらく、社内の方にヒアリングするときに、どこまで調べていいかわからない、何を聞いていいかわからない、と巻き込み方に不安がある方もいらっしゃるかと思います。 
われわれの場合は、社内のエンジニアには、「これってどういうことなんですか?」や「具体的にどういうところに面白みを感じますか?」といった点を確認しながら、参加者の方々にとっても興味があるテーマなのか、本当にイベントを開催する価値があるものなのか?を確認していきます。

なお、ここは難しいバランスなのですが、手ぶらで行くときもあれば、事前調査して割と企画ができている状態で聞きにいくときもあり、テーマや難易度によって変わってはきます。どこまで自分が理解していて、どこからが聞く内容なのか、の感覚を掴むのは回数を重ねることも大事なので、まずはしっかり調べて調査することをおすすめします。

オフラインイベントの開催と参加

オフラインイベントを自ら開催したり、他社でのイベントに参加する際にも、純粋に技術の話を聞けるのが楽しいこともありますが、折にふれて「今気になっていること」は質問させてもらったりします。(すみません、鬱陶しくならない程度で・・・)
ここらへんは、やはり実際にそのテーマのコミュニティにいらっしゃる方やが、業務で扱っている方に聞くのが一番。
前提としては、聞くだけではTakerになってしまうので、しっかりと聞いた内容を還元していくこと、一緒に企画を作り上げて業界やコミュニティに良いモノを届けていくことをちゃんと意識しながら、お話できればと考えています。

カンファレンスにスポンサーとして参加する場合も同様で、ブースなどでの雑談を楽しみながら、トレンドを聞かせてもらったりしています(本当にありがとうございます。。。!)

振り返りのTips  

登壇者の方との振り返り

イベントを実施した後、可能であれば、登壇者の方との振り返りを行わせていただきます(お時間を頂ける場合だけ、任意で参加いただいています)。イベント全体の進め方や、企画そのものへのフィードバックを聞き、次のイベントに活かしています。
その場で登壇者の方々との振り返り会は、登壇者間でも気づきや学びがあるようで、その場を発信してもおもしろいのでは?となる時も多いです。(そちらはもしいい感じに企画できればで・・・)

アンケート結果の分析

そして、最も重視しているのは、参加頂いたみなさまからの、アンケート結果です。以下の資料で詳細は記載したのですが、改善点や次にやりたいことをヒアリングし、翌営業日までに振り返りを行うことを必須としています。
こちらの結果をもとに次のイベントの企画を行っており、また最初の情報収集-ヒアリングのフェーズに戻っていきます。
アンケートは、もれなくじっくり読ませていただき、お褒めの言葉もあればご指摘もいただき、日々の企画の励みとなっています。

まとめと感謝

まとめとしては、本当に前提として登壇者や参加者の方々、準備して資料を作っていただいている方々のおかげで成り立っていると思います。

前回の記事の自分たちのカルチャー、体制をつくれているのはありますが、あくまでわれわれは場やコンテンツを作る存在。その土台を活かしていただき、一緒に個々人のスキルやキャリア、およびにエンジニアに関わる方々にとってより良い世界をつくっていければと思います。

今後もいろいろコンテンツをつくっていきますが、ぜひ忌憚ないご意見やアイデア、そしてなにかしらでご一緒できればと思います!

そして、色んなことを作っていくためには、まだまだ人が足りません。
もし、Findyに興味をもってくださったら、こちらを御覧くださいませ!


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