設備保全職関連:職務経歴書の書き方
設備保全職関連の職務経歴書の書き方を解説します。
職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書(設備保全)
20xx年xx月xx日現在 氏名:◯◯ ◯◯
■職務要約
設備保全の経験を積む中で身に付けた知識や技術スキル、保全スキルだけではなく予防保全の観点から計画などの経験もあれば記載すると良いでしょう。
例)自動車部品メーカーにて主に電気設備の保全・維持・管理業務に○年間従事する中で、新規設備の立ち上げや修理等を行い電気・機械の知識を身につけました。2004年以降は、メンバーの育成指導にも携わっております。現在は化学メーカーにて機械設備に関する保全・維持・管理業務に従事しています。また、無事故・無災害に向けた改善提案や、電力機器関係の各種セミナーや研究会への出席、電力機器の信頼性向上技術習得等、業務に積極的に取り組んでいます。
■職務経歴
○○○○株式会社 xx年xx月~現在
◆事業内容:○○メーカー
◆資本金:○○○万円 売上高:○○○万円(xx年) 従業員数:○○○名 上場
※在籍期間のみでなく、「事業内容」「資本金」「売上高」「従業員数」を記載します。
■開発経歴
期間
担当設備
業務タイトル
担当業務
メンバー/役割
19xx年xx月~20xx年xx月
○○○設備
工場実習
工場での生産実習
・切削加工、溶接実習
・NC 工作機械、マシニングセンタオペレーション
メンバー数:○名
20xx年xx月~20xx年xx月
○○○設備
振動測定・解析
振動解析技術のテスト導入
・切削加工中の振動抑制について、現象把握・原因究明・対策考案等を実施し、監視システムを導入
・工場支援
メンバー数:○名
20xx年xx月~20xx年xx月
○○○設備
国内工場立ち上げ
既存加工ラインの維持管理、保全
モデルチェンジ対応、新製品立ち上げ対応
・設備メンテナンス、管理
・日常点検、定期点検サポート
※設備投資金額削減に貢献(月間○○万円削減を達成)
メンバー数:○ 名
(サブリーダー)
20xx年xx月~現在
○○○設備
海外工場立ち上げ
新規ライン立ち上げ
・ライン計画、工程設計、仕様書作成
⇒設備仕様の検討、試作機での検証
・設備メンテナンス、管理
・予算管理
・日常点検、定期点検
⇒工場への設備導入、技術条件の設定と確立
加工精度の工程能力1.33を確保しラインを稼動
・モジュール組立ライン立ち上げ(北米工場)
メンバー数:○ 名
(グループリーダー)
※日々のメンテナンス以外で下記のような実績があれば合わせて記入する。
※プロジェクトの期間や部署の規模、その中での役割などを記入する。
例:
工場立ち上げ経験
新規設備導入経験
予算管理経験(金額)
設備サプライヤーとの折衝経験
設備設計経験など
■活かせる経験・知識・技術
※機械系、電気系ともにバランスよく経験・知識を持っていることが大切です。
※ユーティリティ管理(ボイラー・給排水・空調)と製造設備管理の両方を経験し、知識を持っている人は比較的少ないことから転職市場で評価されます。
・製造ライン新規立ち上げ
・機械図面、電気図面の読解
・設備、治具仕様書作成
・設備設計(使用CAD:AUTO-CAD 2D)
・PLC/シーケンスの知識
・一般的なPC 操作(Word,Excel,PowerPoint)
■資格
※設備に関する資格をお持ちであれば全て記入する。
・普通自動車運転免許証(19xx年xx月)
・電気主任技術者2種(19xx年xx月)
■自己PR
※課題解決に向け実際に行動した事、工夫した事。
※その結果と、その事例や実績。
※そのスキルを今後どのように活かしていきたいか。
※業界ならではの設備の特徴やその中で身に付けた技術スキルなど
を明記します。
例)設備保全担当として新規ライン立ち上げ、保全まで幅広い工程を経験しております。さらに知識・経験を蓄積し、将来的には、工場全体をマネジメントするような仕事をしたいと考えています。また、海外工場への出張経験も豊富にあるため、海外拠点の設備担当として、あるいは海外工場の支援等を国内から行う仕事であれば即戦力として活動できると考えています。
以上
まとめ
設備保全の職務経歴書作成のポイントは、設備の特徴や身に付けたメンテナンススキル(機械・電気・制御の知識・経験)また日々のトラブルシューティングに加えて、予防保全の経験もあれば記載すると尚良いです。