品質管理職関連:職務経歴書の書き方
品質管理職関連の職務経歴書の書き方を解説します。
職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書(品質管理)
20xx年xx月xx日現在 氏名:◯◯ ◯◯
■職務要約
※品質管理に関しては、経験してきた業務、品質手法、改善実績や資格なども記載すると良いでしょう。
例)自動車部品メーカーの品質管理担当として、品質分析・品質管理方法の確立・クレーム対応、・産技術/製造部門との調整など幅広く経験した後、ISO事務局窓口も兼務しISO14001,ISO9001取得申請の実務担当としての経験をしてきました。
現在は、課長として部下の育成にも携わっております。
■職務経歴
○○○○株式会社 xx年xx月~現在
◆事業内容:自動車部品の開発、製造、販売
◆資本金:○○○万円 売上高:○○○万円(xx年) 従業員数:○○○名 上場
※在籍期間のみでなく、「事業内容」「資本金」「売上高」「従業員数」を記載します。
■開発経歴
期間
担当設備
担当製品
担当業務
メンバー/役割
19xx年xx月~20xx年xx月
○○工場
品質管理課
○○
・品質管理業務(製品出荷判断、抜き取り調査・改善)
・品質管理方法の確立
・材料の分析、分析条件検討
・開発製品の分析条件確立検討(ユーザーへの分析方法提案)
・開発製品の量産立ち上げ支援
・構造解析(ユーザーへの解析結果報告)
・外部定期立ち入り検査対応
・新製品試作や各種性能評価試験の実施
・市場対応業務(クレーム対応、不良品解析・回答)
・顧客要求対応業務 (クレーム調査・回答、製品不具合改善)
・生産技術/製造部門との調整
・法令順守のための規程、要領制定や社内整備
5名/担当者
20xx年xx月~現在
○○工場
品質管理課
兼ISO事務局担当
新規ライン立ち上げ
・ライン計画、工程設計、仕様書作成
⇒設備仕様の検討、試作機での検証
・設備メンテナンス、管理
・予算管理
・日常点検、定期点検
⇒工場への設備導入、技術条件の設定と確立
加工精度の工程能力1.33を確保しラインを稼動
・モジュール組立ライン立ち上げ(北米工場)
事務局員3名/課長
※不良品の削減率など、具体的に数字が分かれば%で記入する。
■活かせる経験・知識・技術
※一般的なISO9001 ISO14000以外に、例えば自動車TS16949 医療機器ISO13485等、各業界に応じた規定を経験していると同業界で評価されます。反対に異業界では強みになりません。
※体系化された品質管理手法である、リーンシックスシグマ トヨタ生産方式(カイゼン)の経験はグローバル企業で特に評価されます。
・ISOに関する知識
・トヨタ生産方式
・リーン シックスシグマ
・自動車部品に関する技術、知識
・生産工程改善の経験
・各種計測機器を用いた検査業務
■資格
※品質に関する資格をお持ちであれば全て記入する。
・TOEIC 700点(xx年xx月)
・品質管理検定/QC検定1級(xx年xx月)
■自己PR
※課題解決に向け実際に行動した事、工夫した事。
※その結果と、その事例や実績。
※そのスキルを今後どのように活かしていきたいか。
※業界独自のQC手法などもあれば。
を明記します。
品質管理を経験し、自動車部品に関わる品質業務は一通りの知識があります。特に製品リニューアルや生産ライン増による設備導入があったため、新しくラインを立ち上げるまでの調整と品質管理工程の確立には自信があります。ISO事務局の申請も通じて、生産技術部/製造部など他の関連部署とのやりとり等、調整力も身につけることができました。さらにグローバルな環境で経験を生かし企業と共に成長していきたいと思っております。
以上
まとめ
品質管理・保証の職務経歴書作成のポイントは、QC手法や実績(不良品削減)、顧客対応の有無となります。その他資格や取り扱った計測機器など、できるだけ経験した内容を細かく記載する事が大切です。